結婚式翌日です。お通夜です。
法類のお寺さんで東堂さんが亡くなられました。法類というのは、親戚のお寺版のようなものです。お寺の世界では血のつながりは関係なく、法の繋がりが大切です。誰を親に生まれたかではなく、誰から仏法を受け継いだか、これが重要。
地区が違うので準備などには関わりませんが(同地区のお寺さんが中心になって準備します)、ただ参列するだけというわけにはいかず、両班という目立つお役を頂きました。やることは普通のお葬式の時と大差ないのですが、東堂さんの葬儀で副住職がお勤めするということはあまりないように思います。お寺がたくさんない地域ならともかく。
近隣のお寺さんが裏方に回ると表に出る人間が足りなくなるような、そんな感じでしょうか。
両班というお役は6人いるのですが、私一人だけ副住職です。ちょっと場違いな気もします。でもお役に付いたからにはがんばらねば。
明日の本葬も引き続き両班です。
ご本寺さんの開山忌の帰りに、一度車でお送りしてるんですよね。直接の接点といえばそれぐらいしかありませんが、でも亡くなられたというのは悲しいです。遺族の思いを考えると、つらいものがあります。
80才少し手前。平均寿命と比べると、早くも遅くもない程度。
でもやっぱり、少し早いように思えます。
誰にもいなくなってほしくない。そう思うのは、わがままなのでしょうか。