書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

あめ・あめ・あめ

雨の日というのは、仕事があるとほんとうに泣きたくなります。


着物着て、衣着て。着慣れてはいますけど、大股広げて走ることも出来ませんし、着物だけならともなく、ひらひらした衣は裾踏んづけそうで大胆な動きは出来ませんし。


とにかく濡らしちゃいけないのが大変です。私が着てる衣は化学繊維で出来ていて丸洗いも出来るものですが、濡れた衣で施主家に上がるというのは避けたいです。でも荷物はありますし。体は濡れても荷物を守る、って普通はするのでしょうけど、体には衣着ちゃってますからそれは濡らせないし・・・


歩く貴重品。


私の場合は下手に濡れるとすぐに風邪をひくやわな体だということもありますが。


そのようなわけで、雨の日に傘をさしてあるいているお坊さんが、ちっとも笑顔でなかったりするのはそうやっていろんなことに気を遣いながら必死に移動しているせいなので、無愛想な人だと思わないでくださいね。
・・・私はもとの表情が笑っているのでそんなふうに見えることはないでしょうけど。それもどうかと。