書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

卒業旅行に着手

分団長の任期満了が、おぼろげながら見えてきました。あと半月です。来週、最後の最後に2夜連続訓練がありますが、何事もないことが一番です。

昨年度、つまりまだ1年目の段階で、副分団長と部長、つまり三役の三人でよく話したのが、終わったら旅行に行こう、という話題でした。そんなことを考えていないと、とてもじゃないがやってられない、そんな心境だったのです。

それから時が経ち。どうにかこうにかここまでたどり着きました。そして話題に上がるのは、やはり旅行の話です。卒業旅行ですよ。

これに関しては、妻も、行った方がいいんじゃない、と賛同してくれています。本当は、分団長の任を果たすのに、とばっちりを受けまくっていた妻にこそ、何かご褒美をあげたいところではありますが。

比較的頑固で、一度言い出したら聞かないし、結構面倒なことでもやりたがるし、そんな分団長の扱いに苦労したであろう副分団長と部長の労をねぎらうのも大事ですよね。

割り勘ですけど。

そんなわけで、仕事でパソコンに向かうのに嫌気がさした夜などに、プラニングをしています。こういうのは辛くないです。なかなか思うようなプランが出来上がりませんけれどもね。

当初は九州方面を考えていました。1月だか2月に飛行機の運賃を調べたら、片道9千円ぐらいだったんですよ。それが今になって調べたら、1万3千〜4千。早く予約すればするほど安いんですよね。いつの間に、28日前までの割引とかしか残っていません。

それもそのはず。旅行日程の調整がなかなかできなかったんです。そもそも私の新年度当初の予定が定まらず、じゃあその先はというと、5月は5月で隙間がなくて、6月だと雨が多いし、という具合で日が決められずにいました。

先日ようやく新年度当初の予定のピースが埋まったので、空いている日が確定できたのです。

そして飛行機の運賃を調べたら、上のようなことになっておりまして。

安いから九州、という話だったから、これはどうしたものか。二人とも一人で仕事をしているので、休めば休んだぶんだけ、収入が減ってしまうんです。この二年間でも、かなり休みを取ってしまったはず。そこへきて卒業旅行でもまた日を割くとなると、旅費は安ければ安い方が良くなります。

ただ、それでも、卒業旅行に費用を割きたいぐらいの心持ちかもしれませんし。

ちょっと相談しなくては。その相談もそうですし、旅程も色々と悩ましくなっています。今週の打ち合わせは、長くなりそうです。

大失態

本日、大失態。忘れることがないように、ここに記します。

法事に遅刻しました。そのため、おそらく10分遅れで開始することになったと思います。ご関係の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。謹んでお詫び申し上げます。

ここから言い訳。

10時開式の法事でした。お檀家さん宅まで車で20分ほどの距離ですので、9時25分ごろに出発すれば、余裕を持って法事にのぞめる予定でした。

単純な算数です。小学2年生で習う範囲です。

ところが。今日は朝から、覚えが悪い。なんだか分からないけれど、いろんなことが頭に入ってこない。法事の時間も、少なくとも3度は確認をしました。その度にしっかりと10時からであると、認識していました。

ここからが意味不明なのですが、そこまで時間を確認しておきながら、じゃあ、9時40分までは他の仕事をしていて大丈夫だと、思い込んだのです。10分で着替えと荷物の確認をして、9時50分までには出発できて、十分に10時半に間に合う、と。

そして、その通りに、時計を気にしながらぴったり9時40分まで仕事をして、さあ荷物を点検して着替えをして、となったところで、ようやく間違いに気がついたのです。

ここから先の慌てっぷりといったら、とてもお見せできるようなものではありません。お施主さんへの電話連絡を母に頼み、大急ぎで着替えて飛び出して行きました。こういう時は、交通ルールをきっちりすぎるぐらい守ろうという最近の誓いが煩わしい。しかし、守らねばなりません。できなければ免許返上です。

結局、10時少し過ぎに到着し、すぐに法衣を法事用に着替えて、お勤めを始めました。温厚なお施主さんでして、快くお迎えをいただきましたが、私はひたすら恐縮するしかありませんでした。情けない…

80歳ぐらいになってからならこんな勘違いからの失敗があっても、もうしょうがないなと自分に諦めができますが、まだ41歳ですから。お施主さんにも申し訳がありませんし、自分についても情けなくて情けなくて。

二度と繰り返さぬよう、大失態を公にして、記録をしておきます。

ちょっとそこまで法事に

車で1時間ほどの距離のお檀家さん宅で、法事でした。高速道路を使っての所要時間ですので、距離はそこそこ。正太寺では、どんなに遠方であっても呼んでいただければ参上します。初盆のお経に限っては、拒絶されない限り何としても伺います。

遠方のお檀家さんであっても、通常、墓地が正太寺にあることが多いので、お墓詣りのことを考えると位牌堂を使って法事を行うというのが最近の流れです。ですので、お寺側としては移動距離ゼロ。今日のお檀家さんは、墓地が自宅近所の自治体管理の場所にありましたので、自宅でお勤めすることが可能でした。お寺へもお参りに来ていただきたいですが、お盆にはいつもお参りくださってますので、それで十分です。

すぐ近くのお寺さんともお付き合いがあるそうですので、いつそちらに菩提寺を移すことになっても全くおかしくない状況なのですが、それでも正太寺を頼っていただいていることに、大変ありがたく思います。

たまにはこうして車でドライブして法事に行くというのも、気分転換になりますしね。一人ドライブで気分転換というのは、私には欠かせない要素です。他に一人になる時間って、あまりないですから。(同じ意味で妻にも何かしらそういう時間を持ってもらいたい)

今後とも、宜しくお願い申し上げます。

避難訓練です

小中学校では避難訓練を度々実施していた世代です。高校はどうだったかな。多分やってたんじゃないかな。県立高校だし。

そんなわけで、10代の頃までは頻繁に行っていた避難訓練も、成人してしまうと途端に機会がなくなってしまいます。

突然のベルに合わせて避難を開始する、懐かしいですね。火事の想定の時にはハンカチを口に当てるとか。繰り返しおこなったものです。

3月11日。6年前に東日本を襲った大震災を教訓に、湖西市ではこの日に合わせて夜間避難訓練を行っています。大抵19時に大津波警報が発令されたという想定で、地域住民が一斉に避難を開始します。

消防団でも、少しだけお手伝い。具体的な要請は自治体からも来ないのですが、消防団本部の対応として、避難経路において、安全管理のための警備を行います。避難訓練をきっかけに、交通事故など、おこらないように、ということです。

そういうわけで、どの程度の人が避難訓練に参加するのか、目に触れるわけですが、あんまり大勢ではないです。家族揃って参加するお宅は、私の見ていた範囲内では、ゼロでした。

普段は利用できない、高台への近道として設けられた避難階段も、この日は利用してOKです(普段は私有地を通らないといけなかったりして、解放されていない)。しかも夜間ですから、昼間見る景色とは全く違います。

そうしたことを確認するためにも、できるだけ参加することが望ましいわけですが、やっぱりなかなか難しいですよね。

子どもの頃には、校内とはいえ、あれほどたくさん避難訓練を実施していたのに、たった年に一度だけの訓練への参加率の低さに少しは驚きます。ちょっと寂しいですね。

地元の消防団員として活動する期間は残りわずかですが、任期に関わらず、檀家さんと話をする機会などに、啓蒙に努めていきたいと感じました。回数をこなすって、大事ですから。

東京出張2日目。

さて、2日目。今日の私の目的は、事前に渡してある質問・要望事項への回答を聞くこと。そのため、朝は少しゆっくりして、つまりは書記さんに任せてちょっと遅刻して会議に出向きました。この辺、意外に緩いんです。もっとも、主催者側はちゃんと出て来て欲しいと思っているんでしょうけれど。

全員で全部聞いても、100%にはなかなかなりません。分業が一番です。

楽しみにしていた回答タイムですが、やはり期待していた回答はもらえず、肩透かしのような、こちらの意図がもう一歩正確に伝わっていないというか、伝わってるのにあえてはぐらかしているというか、なんともモヤモヤした感じでした。

こちらとしては、

あることを提案する→事務方としてはいろいろ問題があるから難色を示す→そこを押して、全体のメリットのために進言する→回答

という図式を想定して、要望の文書中にも宗務庁側の考えるであろうデメリットの部分について理解を示しつつ、という部分を表現しているんですけれど、そこを受け取らずに難色の部分を示して終わり、という感じなのです。その場でさらに議論をするという場ではないため、これでもうお終いなのです。なんにも面白くない。

示して来るデメリットは当然想定していて、案の定そういう理由で難色を示されたわけです。そこは想定してるんだろうなという予測のもと、さらなる回答が欲しかったわけですが。

仕方ないですね。ぐうの音も出ないような文章で書くしかないようです。些細な事柄にA4一枚びっしりとか、やってみようかな。

会議はお昼で解散。この時間で解散になれば、北海道や九州の宗務所も、なんとか今日中に帰りつけるのでしょう。(空港までなら近いんですけどね)

我々は宗務庁と浜松町駅の、ちょうど中間地点ぐらいの、通り端のお店で昼食をとり、帰路につきました。昼食後はそれぞれ自由行動です。東京まで来たついでに用事を済ませたい向きもありますし、お土産を買う必要もあります。束縛はしません。

私は品川駅でお土産を買い込んでいる間にひかり号を逃して、こだま号でのんびり帰りました。車内で映画を見ていくにはちょうどいい時間でしたよ。

東京出張1日目。

良い天気となりました。正午過ぎから曹洞宗宗務庁で開催される実務担当者会議へ出席するため、一路東京を目指します。こんなに良い天気なのに、到着してしまったら、晩まで会議室に缶詰です。それが残念。

所長は前日に開かれる所長会の集まりへ参加するために、すでに東京に入っています。残り6名が今年の参加者ですが、主事2名は葬儀関連のお勤めのために午後の到着になる見込み。私と書記さん3名が、予定通りに出発できることになりました。

浜松駅で待ち合わせ、予定通りに出発。新幹線も順調で、品川駅へ定刻に到着。宗務庁は港区にあるので、品川で降りた方がやや近いのです。

品川駅からは山手線で二駅。浜松町で下車。浜松市から浜松町へ行くんです。変な感じ。

浜松町駅から徒歩10分から15分ぐらいでしょうか。てくてく歩くと宗務庁の入居するソートービルに到着です。こちらは東京グランドホテルも入居しています。会議室はホテルの3階部分。何年か前に、ワイドショーが大騒ぎした会見の開かれた部屋だったりします。

歩いている途中、昼食に立ち寄った富士そば、美味しかったなぁ。

到着後は17時過ぎまで缶詰でしたが、少し早めに終わって、17時の10分ほど前には会場を後にすることが出来ました。以前は東京グランドホテルに宿泊していましたが、この日に全国の宗務所職員が集まるせいでなかなか予約が取れないので、最近は諦めて別のホテルを取っています。

その後、上京できた職員全員で、会議の内容を振り返りつつ、食事をとって、21時前には散会となりました。中身の濃い1日でした。明日もまだ会議は続きますが、今夜は久しぶりの都会の音をホテルで聞きながら、落ち着かない夜を過ごそうと思います。枕が変わってもすぐに寝られる性質なので、寝付けないってことはないんですけどね。

宗務所日記

明日は宗務所の勤めで東京出張。今回も職員が多数参加して、宗務庁から最新情報を仕入れてきます。

なんとなくソワソワ落ち着かないのです。最近外へ出る機会が増えているものの、まだまだ稀な頻度です。慣れないことであるのに加え、割と好きな新幹線乗車、普段と違う生活が送れるホテル宿泊と、気分転換になる要素も含まれています。心配になっていいのか、ワクワクしていいのか、気持ちがあっちゃこっちゃで、観察するのに興味が尽きない状態です。

宿泊の手配は旅行社さんにも頼っているので問題はありません。新幹線のチケットも届いています。自分の分はプラスEXを使ってネット予約ですけれどね。ICカードで乗車できるのでこんなに楽なことはありません。チケットを紛失しないで済むというのがどれほど気楽か。

毎年、あと1回でも東京出張が確実にあるのであれば、JR東海のエクスプレスカードを契約すれば、十分に年会費の元が取れる料金で乗車できるのですけれど、なんとも中途半端な状況で困ります。

プラスEXであっても、みどりの窓口に並ばずに指定席の変更から列車の変更までスマホで出来てしまうので、とても助かりますよ。どこのクレジットカードでも年会費は500円。その価値はあります。

とは言っても、JR東海の新幹線なんて、ドル箱路線のはずなんだから、500円の年会費という設定、徴収する手間だけ勿体無いと思うんですけどね。いっそ無料にすれば窓口の混雑も減って楽ができると思うんですけれど。

そんなことを考えつつ色んな手配を済ませて迎える明日当日です。宗務庁に事前に送っておいた質問や要望への返事も聞けるので、楽しみです。どんな反応が出るのか、ワクワクします。ある程度は想像がつくんですけどね、万一にも要望が通ったりしたら面白い。

久しぶりに慣れないスーツを着ます。最近ちょっとお腹が苦しいのです。今一番心配なのは、明日、履けるかどうか。試しに履いておけよという話ですが、履けなかったとして、今日の明日でどうにかなるものではありませんしね。覚悟を決めて締め上げるしかありませんね。