書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

Apple Pay !

我が家のクレジットカードの中でメインカードの座を長期にわたって占有している、アメックスとスターウッドホテル&リゾートの提携カード、通称SPGアメックスカードが、そのほかのアメックスカードと同じタイミングでApple Payに対応しました。

日本で展開されるApple Payは、Apple社の本社があるアメリカのものとはだいぶ内容違い、単純にSUICAとID、QuickPayが使えるようになったと考えると理解が早いです。

SUICAJR東日本が提供するプリペイド電子マネー。つまり先に入金しておいてから使うタイプ。iDはNTT docomo、QuickPayはJCBが提供するポストペイ型電子マネー。こちらは、紐づけられたクレジットカードを使ったと同じ扱いになり、つまりは後払いタイプとなります。

SUICAJR東日本しか提供しませんし、Apple Pay日本登場の目玉でしたから当然当初から使えました。iDとQuickPayは、クレジットカードのオプション機能として提供されていますので、各クレジットカード会社が対応する必要があり、当初から対応していた会社は限られていました。

アメックスはもともとモバイルQuickPayも提供していたのですぐに対応してくれるものと思っていたのですが、なぜか半年近く経ってからの対応になったわけです。本当に、なんででしょうね。

ともかく、メインカードがApple Payに対応してくれたということは、Apple Payに対応したiPhoneであるiPhone 7 Plusを使うわが身にとって、特にコンビニでクレジットカードを出す機会がなくなることを意味しています。

そもそも現金は使わないようにしています。現金の方が使い過ぎないといいますけれど、家計簿にまとめたりするには明細が漏らさず記帳されるクレジットカードの方が、使い過ぎ防止には適していると思います。

というわけで、早速iPhoneに設定をしました。自分の分はすぐにできたのですが、妻のiPhoneにも設定しようとしたら、妻の持っている家族カードでは認証するのに電話が必要なようで、なんだか面倒です。今日は時間がなかったので、下調べをしてまた後日。

ちなみに、正太寺でもそろそろクレジットカードの取り扱いを始めますよ。準備はできています。あとはタイミング。Apple Payにはまだ対応できませんが、こちらもいずれは。

入出火葬場

本日葬儀。また一人、お檀家さんがこの世から離れていかれました。ここはお釈迦様の言うところの、苦しみだらけの現世です。教えの通り、それらから解放された心安らかな時間を過ごされていることをお祈りいたします。

今日の葬儀で、久しぶりに入出の火葬場を利用しました。最近は新居の火葬場ばかりでしたから、久しぶりです。

相変わらず入出の火葬場では、落ち着いてお別れができます。新居も当初ほどの事務的な感じはしませんが、未だに何となく急かされるような気がします。湖西との合併前はそんなことなかったようなんですけどね。

入出の火葬場では、荼毘に伏すお勤めの後、お念仏をお唱えします。曹洞宗の教義にはありませんが、もはや民間信仰レベルに根付いていますので、入出住民にとっては無しでは通れません。

これが新居の火葬場ですと、今もって実行できません。湖西市新居町との合併を機に、湖西市民の利用が急増し、その頃から正太寺のお檀家さんもちらほらと利用者が出るようになったのですが、その当初は荼毘に際して炉前で読むお経ですら、ゆっくりとはお勤めできませんでした。

棺と炉の間の狭いスペースに、係員が立っているんです。今か今かと待ち構えているようで、落ち着きません。葬儀屋さんを通して立つ場所を変えるようにお願いして、今はそこまでではなくなりましたが。

お念仏については、最後に確認してから一年ぐらいが立つので、そろそろ再度聞いてみてもいい頃かもしれません。いい返事がもらえるといいのですが。

そんなわけで、私の中では、お別れするなら入出の火葬場が好印象です。火葬場の係員も、湿っぽくないほうがいいんですよ。明るいぐらいがちょうどいいんです。

何をそんなに明るく振る舞ってるんだ、こっちは身内を亡くしてるのに、と苦情が出るくらいでちょうどいいんです。それで気を保てる人だっているんですから。

他所はどうでしょうか。浜松市を見ていると、炉に入る前にお経が読めるだけマシとも思えてしまいますが、地域それぞれ事情があることでしょう。くれぐれも、流れ作業にしてしまわれないように、行政にも、民間の火葬場にも、お願いを申し上げます。

防火パレード。これに参加できるのも今回が最後だ。

年に2回、春と秋に火災予防週間が設けられています。それに合わせ、湖西市消防団では市内を消防車でパレードし、広報して回ります。

昨秋は操法大会と重なったためにパレードができませんでしたが、この春はバッチリ。そして今日はいい天気!

第7分団の車両には、前2回は女性消防団員が乗ってくれて、消防車に積載されたスピーカーを経由して、良い声で広報してくれました。

今回は初めて女性消防団員が乗ってくれません。人数の関係で、全車両には乗れないんです。今までたまたま運が良かっただけなんです。

こういう時のマイク担当は部長、と相場が決まっています。第7分団内では。

今回も部長が慣れた様子で広報してくれました。頼もしい。

ランニングに出かけた娘とちょうど遭遇しました。私が乗っているのは見えなかったようですが、パレードしていく様子はしっかり見れたと思います。私にとっては今回が最後ですからね。見せられて良かった。

そしてこの日の夜は、湖西市消防団全体での、新旧三役引継会が盛大に開かれました。市長をはじめ、来賓を迎えての引継会です。賑やかです。正確にはまだ任期が残っている状況ですが、私もとうとう旧三役になれました。

2年前はずいぶん沈んだ気持ちで参加したものです。対して今日は、ニコニコ笑顔で参加してきました。これから人気の始まる新三役には申し訳ないですが、何とも気持ちのいい時間でした。

明日からはまた、残任期間をドキドキしながら過ごす日々に戻ります。大きな行事は全て終わりましたが、まだ若干の訓練も残っています。最後の最後まで、しっかり勤めあげたいものです。

来年度もドタバタする予定

来年度は、夫婦ともに子ども達に関わる役を引き受けていまして、妻の方はすでに動きが始まっています。お昼から妻はそのために出かけて行き、私は子どもたち三人を連れて長女の通院へ。矯正歯科に通ってるんです。最近は現状が維持できればいいということで、特段新しいこともなく、2〜3ヶ月おきに点検をしてもらっているだけです。

見てくれのために矯正しているわけでもなくて、顎が小さくて歯が生えてこなかったんですよ。調べてみたら過剰歯が埋まっていたりして、口腔外科で手術が必要だったりと、なかなか大変な思いを長女はしてきました。その経緯を思うと、今の落ち着いた通院状況は大変幸せです。

歯並びについての矯正は、歯が生え揃い、中学生になってからなんだそうです。成長を考えて、最も効果的なタイミングで行うんでしょうね。専門医ですから完全にお任せです。

現在は歯並び矯正まではお願いしていません。とにかく芳賀生えそろってくれればいい、という思い。その上で、歯並びが気になるようなら本人とも相談して決めようと思っています。

診療価格も良心的ですし、ありがたいことに定額料金なので、途中で何かあっても追加費用が発生しません。都度支払うお金もないので、近隣に住んでいれば、子どもだけで通院させることも可能になります。うちからだと車で1時間ですから、現実的ではありませんけれど。

診察の後、4人で外食しました。子どもたちがいて、妻がいない外食、というのはこれでまだ二度目だと思います。一度目は、披露宴に妻が出席している間のランチでした。他に記憶はありません。出産直後とか、どうしてたのかなぁ。忘れるわけないと思っていたあの日々も、細かいことは思い出せなくなっています。人間の記憶力なんて、弱いものですね。

妻がいないのはちょっと寂しいのですが、たまにはこういうのも新鮮で良いのかもしれません。私がいないシチュエーションはしょっちゅうなんですけどね〜

29年度は妻もまた忙しいので、こんな機会がまたあることでしょう。

現実空間に帰ってきました

さて、宗務所出勤。正太寺での仕事をいつしているのか不思議ですよね。最近睡眠時間が平均4時間です。これがヒント。いや、答えか。

支払い関係をひと段落させて、黙々と仕事です。疲れも出てきてものすごく眠かったりしました。

疲れてるのに4時間しか寝ないから仕方ないんです。自業自得です。もっと睡眠時間を確保するように努力します。

能率を上げればいいと思うのですが、機械は進歩しても人間はなかなか進歩しないんですよ。私も今年で42歳。性能面での著しい向上は見込めません。培った経験と知識で乗り切る毎日です。

でも、まだ成長の余地はあると思っているんです。仕事のできなさに凹む毎日ですが、成長を諦めずに取り組んでいこうと思います。

下見二日目最終日

槇尾山施福寺

意外にゆっくりと、9時の出発です。ホテルの居心地がいいし、昨日の疲れもあるし、無理はせずに睡眠たっぷりとって、朝食もゆっくり食べて。

今日の1ヶ寺目が今回の最大の難所となります。槇尾山施福寺。車でしばらく細い道を登った後、さらに急なコンクリート路を徒歩で登り、そこから先は山の中に作られた参道を登ることになります。駐車場からお寺の建物までの時間は、およそ30分。時間だけ見たら大したことない時間に思えますが、この間ずっと登りっぱなしです。なかなかハードです。

到着したお寺から眺める景色は、見事に山ばかり。でも、何やら達成感を味わえるのです。このお寺を維持していく苦労を思うと、たった一度登るぐらい、頑張らねばと思えてきます。

槇尾山施福寺

最も過酷な箇所は、帰り道にあります。最後の最後、最初の登った急なコンクリート路が、疲れ切った足に襲いかかってきます。登る時にはしとしと降っていた雨も止んだのですが、しかしコンクリートはしっかりと濡れています。今にも滑りそう。片手にビデオを構えっぱなしで不安定な体制の私はさらに危ない。

車にたどり着いた時には足がガクガクに震えていて、収まる気配はありませんでした。

ここにきて、昨日の朝からずっと運転を担当していた隣寺住職がいったん休憩を申し出てきました。私も「いつでも変わるから遠慮なしに言ってくれ」と言っていた手前、足がガクガクでも運転席に座らざるを得ません。次の壺阪寺までの1時間半ほどの運転を頑張りました。

さすがに1時間半も経つと足は回復しましたが、横で足を休ませていた隣寺住職は足がパンパンになってしまったそうです。ジョギングの後にすぐに立ち止まると、後から足がパンパンになることがあります。それと同じ現象でしょうか。私は運転中に足を使っていたので、筋肉が硬直せずに済んだのかもしれませんね。

とはいえ、この先は再びハンドルを握ってくれました。私は楽チン。

さらにその後、岡寺、長谷寺と巡って、帰路につくわけですが、予定よりも少し遅れ気味となりました。また、長谷寺に入る前、14時ごろに昼食にラーメン屋さんへ入ったら、その後さっぱりお腹が減らなくなり、この日は夕食抜きになってしまいました。なんだかお腹の膨れたラーメンだったなぁ。美味しかったのでまた寄りたいのですが、観光バスで入るのはちょっと厳しそうです。席数的にはちょうど満席で足りそうでしたけれど。

兎にも角にも長い距離ですが、事故も起こさず、遭わず、無事に帰ってくることができました。9割以上の行程で運転をしてくれた隣寺住職様、ありがとうございました。ハードでしたが楽しい下見でした。

正直、4月の本番で槇尾山にもう一度登るのかと思うとお腹が痛くなりそうですが、みなさんと一緒に、楽しく登ってこようと思います。

消防団の早朝広報→札所めぐり下見に出発!

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今朝は市内一斉に、小学校の昇降口で消防団の早朝広報が実施されました。登校してくる子ども達に、ちょっとしたものを渡して、防火を呼びかけます。今年のちょっとしたものは、滑らないメモ帳。子ども達、使うのか?

昨年は消防車やパトカーの消しゴムだったかな。そっちの方が我々の小学生時代は喜んだように思います。今は違うのかな。

終わって、札所巡りの下見に出発。早朝広報のことをすっかり忘れてこの二日間に日程を決めていたため、早朝広報に気がついた瞬間は冷や汗をかきました。なんとか8時に出発すればギリギリ回れるのではないかということで、隣寺住職に8時ちょうどに迎えに来てもらって、出発です。

今日は三ヶ寺回ります。紀伊半島をぐるっと回って、宿泊地は大阪府堺市内。地図を広げで眺めて見てください。移動だけでもかなりの距離ですが、その上お寺を回ってくるという、運転手殺しの行程です。

青岸渡寺紀三井寺粉河寺の三ヶ寺を回りました。青岸渡寺は乗用車だと札所のある建物まで上がれてしまいます。バスだとちょっと歩きますね。でもなんとか皆さん頑張れそうな距離です。

紀三井寺もそこそこ急な階段があります。バスをどこに置くことになるのか、想像がつきませんでした。門前は平坦なので、そこは大丈夫なはず。階段も、前回巡った札所を思えば、まだ楽な方です。きっと大丈夫。

粉河寺はほぼ平坦です。問題ありません。ここは安心ですね。ただ、今日は到着したのが16時半ごろ。受付は16時までです。境内への出入りは特段制限されていないようでしたので、お堂で行ってお参りすることはできました。そもそも今回は御朱印をいただいているわけではないので受付時間に間に合わせる必要はあまりなかったのですが、ほぼ無人の境内で、雨もポツポツ降るし、かなり寂しいシチュエーションでした。

山門入ってからの参道沿いに桜がずらっと並んでいましたので、うまく桜が残っていれば、とても良い雰囲気の中お参りできそうです。それを想像しながら、寂しい雰囲気を紛らわしました。

本番は4月の12〜14日。桜が残っているかどうか、大変微妙な時期です。もう無いかなぁ。雨がなければ残っていそうなんですけれど。私が絡むと大体雨が降るからな…

宿に着いたのは18時過ぎ。ここは思ったよりも早かったです。堺市内のダイワロイネットホテル宿泊。綺麗なお部屋です。今回は温泉は無しです。安さ優先。それでも綺麗めなホテルを選びましたけれどね。ここは正解です。ホテルのすぐそばに繁華街もあって、食事場所には困りませんでした。隣寺の住職と、二人で食事をする機会はよくよく考えると滅多にない機会でした。お互い真面目だから、お寺のことに絡んだ話ばかりになってしまうのですが、それでも楽しい時間を過ごせました。下見って、良いものですね。

冒頭の写真は、寂しかった粉河寺。当日はきっと、賑やかな境内になっているはずです。楽しみ。