書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

大失態

本日、大失態。忘れることがないように、ここに記します。

法事に遅刻しました。そのため、おそらく10分遅れで開始することになったと思います。ご関係の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。謹んでお詫び申し上げます。

ここから言い訳。

10時開式の法事でした。お檀家さん宅まで車で20分ほどの距離ですので、9時25分ごろに出発すれば、余裕を持って法事にのぞめる予定でした。

単純な算数です。小学2年生で習う範囲です。

ところが。今日は朝から、覚えが悪い。なんだか分からないけれど、いろんなことが頭に入ってこない。法事の時間も、少なくとも3度は確認をしました。その度にしっかりと10時からであると、認識していました。

ここからが意味不明なのですが、そこまで時間を確認しておきながら、じゃあ、9時40分までは他の仕事をしていて大丈夫だと、思い込んだのです。10分で着替えと荷物の確認をして、9時50分までには出発できて、十分に10時半に間に合う、と。

そして、その通りに、時計を気にしながらぴったり9時40分まで仕事をして、さあ荷物を点検して着替えをして、となったところで、ようやく間違いに気がついたのです。

ここから先の慌てっぷりといったら、とてもお見せできるようなものではありません。お施主さんへの電話連絡を母に頼み、大急ぎで着替えて飛び出して行きました。こういう時は、交通ルールをきっちりすぎるぐらい守ろうという最近の誓いが煩わしい。しかし、守らねばなりません。できなければ免許返上です。

結局、10時少し過ぎに到着し、すぐに法衣を法事用に着替えて、お勤めを始めました。温厚なお施主さんでして、快くお迎えをいただきましたが、私はひたすら恐縮するしかありませんでした。情けない…

80歳ぐらいになってからならこんな勘違いからの失敗があっても、もうしょうがないなと自分に諦めができますが、まだ41歳ですから。お施主さんにも申し訳がありませんし、自分についても情けなくて情けなくて。

二度と繰り返さぬよう、大失態を公にして、記録をしておきます。