小中学校では避難訓練を度々実施していた世代です。高校はどうだったかな。多分やってたんじゃないかな。県立高校だし。
そんなわけで、10代の頃までは頻繁に行っていた避難訓練も、成人してしまうと途端に機会がなくなってしまいます。
突然のベルに合わせて避難を開始する、懐かしいですね。火事の想定の時にはハンカチを口に当てるとか。繰り返しおこなったものです。
3月11日。6年前に東日本を襲った大震災を教訓に、湖西市ではこの日に合わせて夜間避難訓練を行っています。大抵19時に大津波警報が発令されたという想定で、地域住民が一斉に避難を開始します。
消防団でも、少しだけお手伝い。具体的な要請は自治体からも来ないのですが、消防団本部の対応として、避難経路において、安全管理のための警備を行います。避難訓練をきっかけに、交通事故など、おこらないように、ということです。
そういうわけで、どの程度の人が避難訓練に参加するのか、目に触れるわけですが、あんまり大勢ではないです。家族揃って参加するお宅は、私の見ていた範囲内では、ゼロでした。
普段は利用できない、高台への近道として設けられた避難階段も、この日は利用してOKです(普段は私有地を通らないといけなかったりして、解放されていない)。しかも夜間ですから、昼間見る景色とは全く違います。
そうしたことを確認するためにも、できるだけ参加することが望ましいわけですが、やっぱりなかなか難しいですよね。
子どもの頃には、校内とはいえ、あれほどたくさん避難訓練を実施していたのに、たった年に一度だけの訓練への参加率の低さに少しは驚きます。ちょっと寂しいですね。
地元の消防団員として活動する期間は残りわずかですが、任期に関わらず、檀家さんと話をする機会などに、啓蒙に努めていきたいと感じました。回数をこなすって、大事ですから。