書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

水出し訓練

消防の分団での訓練の日です。19時半前に集合し、放水訓練をします。大きな行事のない月は、毎月実施しています。個々の団員の技術レベルを上げるための、大切な訓練です。

今回は消防車を使った放水訓練。今回は通常の訓練の目的以外に、いくつか目的があります。

一つ目は装置が正常に動作するかの確認。消防車には水を吸い上げるためのホースが左右に一本ずつ付いていますが、このうち左側のホースがおかしく、交換をしてもらいました。消防署で交換した際に当然正常に機能するかのチェックがされているとは思いますが、自分たちの目で確認しないことには安心できません。

もう一つ。来月開かれる操法大会に出場するメンバーが二人いますが、うち一人は、空のホースを水が通ってきて筒先から出る瞬間の衝撃を知りません。そろそろ操法大会の訓練で実際に水を出すということなので、その前に体験させてあげたいのです。

というわけで、今回は消防車左側のホースで水を吸い上げ、一発目の放水は大会出場メンバーが筒先を担当、その際のホースの伸ばし具合は、操法大会の状況をなるべく再現する、というのが大きな目標となりました。

で、結果。ちょっとしたミスのために危ういところでしたが、吸水ホースがちゃんと機能することが確認できました。

ホースの伸ばし具合は、私が見ていた間はちゃんとしていたのに、それから吸水がうまくいかなくてドタバタしている間に変わってしまい、最初の一発目、大会の時とは違う衝撃となってしまいました。残念。

ガタイがいい団員なので、よほど問題ないと思いますが、しかし残念です。

いろいろあっていつもより長めの訓練となりましたが、団員たちはダレることもなく、集中して訓練を続けてくれました。いい団員たちです。

ちなみに、今日の訓練には班長が参加しませんでした。全員結婚式の二次会に出席という致し方のない理由でした。そのため、班長補佐が中心となって進めていったのですが、普段安定した操作を見せている班長補佐も、班長がいざ居ないとなると、いつもの操作にも不安が見られました。

訓練が終わる頃にはいつもの安定感を取り戻し、後輩の指導をしてくれていましたので、やはりたまには班長がいないとシーンを経験するにもいいのだと思います。1年半後、おそらく彼が昇格して班長になるものだと推測されます。その時を先取りして、いい緊張感の中、訓練ができたんじゃないかな。

これで私も操作ができれば何の心配も無くなるんですけれどね。未経験者が分団長になってしまうという、第7分団のウィークポイントの解消は、なかなかに難しいです。