書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

天体望遠鏡を作っていたら

先日、天体望遠鏡を買いました。出来合いのものではなく、ダンボール素材で自分で組み立てるというもの。

到着してすぐに作成に取り掛かったのですが、1時間ほど奮闘してもなかなか完成に至らず。それから仕事続きで放置されていたものを、今夜ようやく完成させました。

ちなみに、「DIYスマホ天体望遠鏡 MoMoPANDA」という製品です。長女なら自分で作れるかなとも思ったのですが、自分でやってみて思ったのは、大人が付いていないとちょっと厳しい、と。組み立て説明を読んでも、理解するのに時間がかかる部分が幾つかありました。

スマホの文字があることからも分かる通り、普通の天体望遠鏡とは違い、スマホを介してみることができます。大人が星に照準を合わせて子どもに見せようとしても、なかなか覗き込むことができず、そのうちに星が移動してしまっていたり、望遠鏡に触れてしまってずれてしまったりということがよくありますが、スマホの画面に映るので、そういうあるある展開とは無縁となります。

人が覗き込む部分に、スマホのカメラレンズを当てるんです。直接当たるわけではありませんから傷はつきません。レンズをぴったりの場所に誘導するのはなかなか神経を使いますが、一度やってしまえば2回目からはあんまり気にしなくていいです。うまいこと考えられています。マジックテープが大活躍です。

完成させたら使ってみたくなるのが人情というもの。3脚がすぐに用意できなかったので(付属してません。そもそもこの望遠鏡の値段が、3脚よりも安いんじゃいかという価格です。)、とりあえず手持ちで見てみようと外に出たところ、いい具合に月がありました。もう少し遅くなっていたら西の山の陰に入ってしまうところでしたので、いいタイミングでした。

さすがに手持ちだと月をフレーミングするだけでも難しいのですが、なんとか捉えることに成功。クレーターまで見えるという触れ込みだったのに真っ白にしか見えず、ちょっと残念に思ったのですが、単にスマホカメラのフォーカスが合っていないだけでした。スマホに映った月をタップすると、フォーカスが合わせられ、クレーターが見えました!

私のiPhone6は確か800万画素だったかな。最新のiPhoneSEやiPhone6Sなら1200万画素なので、もっと大きくくっきり見えるのかなと想像してしまいました。良いなぁ。

---ここに月の写真が入る予定でしたが、以下の事由により、そんな気分になれませんでした。また日を改めて。---

などとやっていたら、それから30分もしないうちに熊本で大地震です。熊本は、先月の消防団の旅行で団員の半分ぐらいが訪問しています。私も宮城県まで足を延ばす途中で通過だけしました。

その熊本で、あろうことが大地震です。心配でなりません。本寺の本寺の本寺である大慈寺様も熊本市内です。まだ訪ねたこともありませんが、いつでも意識しているお寺です。心配です。

この日記を書いている最中にも、大きな余震が続いています。建物の倒壊や、火事の情報もテレビで伝えています。火事は、被害の拡大に直結しますから、なんとか大きくなる前に消えて欲しいです。NHKの映像には消防署員とともに消火活動にあたっている消防団員の姿も映っていました。最前線に立っている皆さん、どうかケガに気をつけて。

この遠方では祈るしかできません。せめて祈りつづようと思います。