書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

父親参観会

子どもたちの通う幼稚園では、父親参観会という行事がありました。今はいろいろ気を遣って保護者参観会という聞き慣れた名前となっていますが、昔の名前に込めた気持ちは引き継がれています。

普段仕事に追われいてなかなか遊べない父親と、今日は思う存分に遊ぼう、そういう思いが込められた行事なのです。ですので、開催日は梅雨時にもかかわらず、毎年6月の第二土曜日。すなわち、父の日の前日と決まっています。

今でこそ、幼稚園の各行事には母親だけで無く父親はもちろん、祖父祖母まで連れ添って参加する姿が当たり前となってきましたが、私が幼い頃は父親が来ないのは当たり前、母親だって小学生の運動会はお弁当をお昼に持ってくるぐらい、という状況が当たり前でした。

地域によっては、地区の運動会と合同開催にして多世代賑やかに開催しているところもあったでしょうけれどもね。

そんな具合でしたので、父親参観会という位置づけは、子どもの成長過程における父親から受ける影響に注目していた幼稚園にとっては、だいじなだいじなポイントだったのです。

というわけで、今では当たり前に父親も参加するようになった保護者参観会。当たり前になったから、この名前でもよくなったのですよね。

9時から始まり11時頃まで。幼稚園の外にあるグリーンランドという自然体験用の敷地にて、ミニ運動会が開かれました。親子で一緒にミッキーマウス体操をし、親子ダンスをした後は、学年毎に競技をします。すべて、親子で行う競技です。

内容はなかなかハードで、父親ならば簡単にこなせるけれど、母親だとちょっと厳しいかも、という具合。でも、母親とペアで出る子も多いですね。そういう時は父親はたいてい写真・ビデオ係。でも良いんです。同じ場にいることが重要なのです。

年少から年長までの三学年の競技の後に、年長さんのリレーがあります。秋の運動会でのリレーに向けて、その前哨戦ですね。闘争心を育てているんだそうです。年長児でも、負けたら悔しくて泣く子もいるんですよ。その気持ち、大事に育ててあげたいですね。うちの子は今のところ、そこまで悔しがる子はいないです。足の速い子でないと、そこまでの気持ちを持たないんですよね。うちの子はみんなマイペースだから・・・

ミニ運動会が終わって、午後からは空き時間だったのですが、私はほとんど寝てました。急に動くと、平気に思えて一度寝てしまったら起きられないぐらい疲れてしまいます。忙しくて自転車も乗れてませんからねぇ。困った。

どんなに予定帳を眺めても、まだしばらく自転車で長距離を走れる日がありません。少しずつ距離を伸ばしていきたいのに、全然です。秋の運動会までには、もう少し体力を付けたいですね。

そうそう。がんばった子どもたちから、ミニ運動会の最後にプレゼントがありました。もちろん、父の日のプレゼントです。私や家族を描いた画用紙を貼り付けたゴミ箱や引き出し。凄く嬉しいです。長女の頃から数えるとそこそこの数となりましたが、毎年違う物だし、実用的に使えるものを園で選んでくれるので、ほとんどのものは現役で使っています。

今年もいいものをもらって、最高の気分です。父親やってて良かった!