書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

出勤したら、月曜当番の書記さんがいません。代わりに、金曜当番の書記さんが。

あえて交代の理由を聞かずにそのまま仕事をしました。月・水・金と出勤することが多いため、どの書記さんがいても私には違和感が無いのです。

しばらくすると教化主事さん到着。今日も忙しそうです。ただ、開口一番に、月曜当番の書記さんはどうしたのと聞いてました。

返答は、「師範養成所に行ってます」。

宗務庁で開かれる梅花流詠賛歌の師範養成所。月〜金の五日間のカリキュラムを年に三回、それを二年こなすことで、四級師範の検定を受ける資格が得られます。カリキュラムの最後に検定会が設けられていますので、たいていは合格するようですけれど。そのための養成所なので、不合格者が出てしまうと存在意義がごほんごほん。

計30日間の猛特訓で達することの出来るのが、四級師範、という位置づけで良いかと思います。

彼は今回で計15日となります。あと半分ですね私はもう養成所に行くのは年齢制限に引っかかるのかな。次期養成所への推薦者も名前が挙がっていますし、近隣に優秀な師範さんがいらっしゃるので、私の立ち位置としてはその方にこの界隈の梅花講員さんの指導はおまかせして間違いない、という所です。

師範養成所には、宗務所長の推薦が必要なんですよ。宗務庁が所長に権威を持たせているとも見れますが、責任転嫁の一面もごほんごほん。

そうかぁ、養成所に行ってるのかなぁ、と半分真剣に、半分人ごとに考えて、仕事を続けました。泊まり込みでの特訓ですから、厳しくないわけはありません。ただ、同期の人間とはその後の人生に於いて貴重なつながりが出来ることも多いようです。いいつながりを作って、それが結果として彼のお寺のお檀家さんの為になったら言うこと無しですね。

私は最近、こうした勉強らしい勉強をしていません。日常に終われている感じです。寂しいですね。昨年は青少年指導者研修会に参加することが出来て、ちょっとだけ勉強が出来ましたけれど、今年はスケジュールがちょっとタイトになっている時期で、決めかねています。

事務仕事ばかりしていても、檀家さんのお役に立てる力は育ちませんからね。何かしら、勉強を続けられるようにしていきたいです。