書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

気軽に日常をスナップするビデオカメラ

GC-FM1
ビクターがGC-FM1という型番のビデオカメラを発売しました。どんなものかはリンク先をご覧いただければ一目瞭然。小型軽量でありながら、ハイビジョン動画が撮影出来るという代物です。


先日、ビクターがこの製品のモニター販売を募集しました。価格はオークション形式で決定されるため、応募時には価格が分からなかったのですが、その価格に上限と下限があり、おおよその最終価格が予想出来たため、応募していました。製品そのものへの興味もありましたが、宗務所のお給料が入って、少し気が大きくなっていたというのもあります。


結果として、14,900円という価格に決まり、市場の実勢価格よりも5,000円ほど安く入手することが出来ました。今日現在でも、価格.comによる最安価格は19,500円ですからね。


お昼過ぎの宅配便で届けられたGC-FM1。箱から出してみると、予想を上回るチープな外見でしたが、夜になって改めて触っていると、このチープさがかえって好印象です。とても気楽に扱えます。ビデオカメラとしては価格もかなり安いですしね。


ハイビジョン撮影と、一応写真撮影も出来ます。現在ビデオ撮影にはサンヨーのXacti HD2を使用していますが、それと機能が完全にかぶります。ただ、HD2はレンズ部も大きいのにで、GC-FM1よりもノイズは少ないですね。まあ、どちらもちゃんとしたビデオカメラと比べると、比べちゃいけないんだなぁと感じる画質ですが。


GC-FM1はHD2よりも高解像度のハイビジョン撮影が出来ます。HD2は720p、FM1は1080pに対応しています。そして、FM1は手ぶれ補正がうまく効いているのか、映像のがたつきがかなり押さえられています。なめらかなのです。


HD2は、手ぶれを押さえて撮影するのは困難でした。どんなに慣れても、がたつきます。歩きながら撮影した映像は、極端に表現すれば、酔いそうになる映像です。でも、FM1ではそうなりません。意外になめらか。録画モードを変えると720pでも撮影出来ますが、こちらで撮影するとHD2並にがたがたします。なんなんでしょうかね。


さて。FM1はHD2よりもさらに小型計量で、レンズカバーも無くフラットであるために、鞄に入れても場所を取りません。扱いも簡易であるため、取り出してすぐに撮影出来ます。このことは、「今この瞬間を撮りたい」と思ったときに、実際にカメラを取り出して撮影するかどうかの判断に大きく影響します。


昨今の小型化されたビデオカメラでも、それなりの大きさがあり(撮影時の安定性を考えれば、ある程度の大きさがあった方が良いという面もある)、ついつい「まぁ、いいか」と億劫になりがちです。FM1は小さい分だけ取り出しやすいですし、電源ボタンを少し長めに押すと瞬時に起動し、真ん中のボタンを押すだけですぐに撮影が始まります。これなら、撮るかどうか悩む前に、撮るための行動に移すケースが増えそうです。


HD2ですら億劫に思う瞬間がけっこうありますから、それらを漏らさず撮影出来たら、面白い映像も増えそうです。


FM1は、そういう瞬間を撮るためのカメラです。多少ノイスが乗っても、それよりもその瞬間を撮れることに意味がある、という代物です。ズボンのポケットにはすでに空きがありませんが、常に鞄に入れて持ち歩いてみようと思います。いい画が撮れたら、紹介しますね。