書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

住職になるための研修会 2日目

無事に住職辞令をいただいてきましたよ。

朝5時前に起床し(寝たのはいろいろあって1時頃)、身支度を調えて会場へ移動しました。6時過ぎに会場入りすれば十分だったのですが、早め早めに行動したところ、5時半過ぎには到着してしまいました。仕方ありません。

まだ会場で寝ている方も大勢いますので、息を潜めて時間が経つのを待ちました。

今日の研修は、朝のお勤めから始まります。修行時代のように、研修生の中から導師などを配役をして、お勤めをしました。懐かしい雰囲気でしたね。

食事を挟んで講義が再開。今日は一コマだけですが、90分の長丁場。大学みたいですね。違いがあるとすれば、正座であること。今日はもう、坐蒲を敷いて楽をさせて頂きました。足が変なんですもの。

でも、内容は一番実務的な内容で、お寺の運営面で一番役に立つ内容でした。今までに得た知識以上の物は得られませんでしたが…。宗務所勤務のおかげです。

そしていよいよ辞令親授式。親授とは、親しく授かる。そのままずばり、官長猊下から直接頂くことを意味します。大勢受け取りますから、流れ作業ですけれどもね。とはいえ、ありがたかったです。

最後に官長猊下から激励のお言葉をいただいて、解散となりました。私は一旦ホテルに戻り、昨日駅で買って食べる暇の無かったパンを食べ、コーヒーを飲み、10分ほど眠ってチェックアウト。

こういう、10分だけ眠るという技術、特技と言えるんでしょうか。iPhoneに向かって「10分タイマー」とつぶやいて眠りに入り、バイブレーターの振動で起こされるわけです。

お昼時に10分眠れたのは大きかったですね。帰りの新幹線でも、しっかり映画鑑賞して帰りました。用意していった映画2本、見終わることが出来ましたよ。良い時間を過ごしました。

辞令を持ち帰り、住職に報告。お疲れ様と労われましたが、本来、労うとしたらこちらの側です。先代、いや、先々代になってしまいました、住職が遷化されてから35年間のおつとめ、本当にお疲れ様でした。

まだ当分は副住職気分の抜けないであろう新住職ですけれど、絶えず精進していく所存です。何卒皆様、よろしくお願い申し上げます。