書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

弘法様山開き

毎年恒例、四月の第一日曜日は、弘法様の山開きです。裏山の弘法大師ミニ霊場は年中お参りできますが、四月のこの時期に合わせて庭師さんに山へ入ってもらい、きれいに整えてもらいますから、1年で一番、きれいな霊場を回ってもらえる時期となります。

夏場なんて、草に覆われてしまって、参拝路は危険が一杯になりますからね。お参りするなら、ぜひ四月の内にどうぞ。五月になると、蜂も多くなりますから。

今年は名物のミヤマ団子の購入を、1人2パックまでと制限が出たようです。婦人部の皆さんにお任せをしていますので、叫んでいる声から判断しますと。

焼くのが追いつかず、やむを得ずの判断であったと推測しました。先の人が大量に買ってしまうと、次の人は焼き上がるまでしばらく待たなくてはなりませんし、売り切れのタイミングも早まってしまいます。

結局、制限の成果故か、最終的には売れ残りが発生しました。珍しい自体ですが、その分は婦人部の皆さんとお世話人さんに持って帰っていただきました。他にはお弁当ぐらいしかお出しできませんから、ちょうど良いお土産になったのではと良い方向に解釈しています。

おかげさまで、例年並みに、のぼり旗とご祈祷の申し込みをいただきまして、境内をたくさんののぼり旗で飾り、ご祈祷も厳修することが出来ました。弘法様の御功徳に因りまして、檀信徒の皆さんに、平穏な1年が訪れることを、重ねてお祈りしております。

時代の変遷はこれからもたくさんあるでしょうが、このお祭りは変わらず続けていきたいと思います。