書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

掃除して、走って、頭ぶつけて

午前中は本堂位牌堂の掃除。今度の日曜日に催される弘法様の山開きに備えてです。


午後から、事務仕事の傍ら、ちょっとジョギングを。強風にあおられて体力を消耗し、わずかな距離でリタイアしてきました。かなりショック。


夜。ふとしたことで、棚の角に頭を強打。角、丸まってなくて尖っていたので、嫁さんに見てもらったら薄皮一枚下に血がにじんでいるような状態でした。奥の方で内出血しているよりは良いですが(下手したら命に関わります)、少し切れて血が出てくれてればなお安心だったのですけれどもね。ジンジンします。


という具合で、一日があっという間に過ぎ去っていきました。


ジョギングが短い時間で終わったおかげで、DVDをみる時間が出来ました。宗務庁から宗務所に送られてきた「喫茶去」というDVD。30分弱の映像ですが、とあるお寺に仕事に追われ家族との接点を失いかけた男性が訪れ、住職の薦めで坐禅会に参加し、自分を見つめ直す時間を得るというストーリーです。


役者さんも、劇団所属とか、ちゃんと訓練している方を起用しているのか、そういう部分でのあらは目立たず、ちゃんとストーリーを追うことの出来るDVDでした。この手のものとしてはかなり良い出来だと思います。


もっとも、制作サイドは、一般檀信徒を視聴対象としているのではなくて、住職向けに作成したものと思いますので、そこまでのクオリティが必要であったのかという問題はありますが。私のように見方をする人がきっといるでしょうから、意味はあったのだと思いますけど。


感想としては、正太寺でもやはり坐禅会を開催するべきだよな、と。坐禅堂はありませんが、他の部屋をうまく使えば出来ないことではありません。曹洞宗の教えは、坐禅なしには伝わらない部分が大きいです。お檀家さんが継続して坐禅をする場と機会を設けることは、最低限行うべきと考えています。


でも、朝の時間帯に行いたいですし、それをやろうと思うと現状では難しいのですよ。DVDでは坐禅の後に簡単な作務と茶話会(お茶を飲みながら住職と参加者とで懇親をする)まで行っていましたが、そうしたら3時間コースです。5時に開始しても8時までかかります。


子どものいる家庭にとって、一番忙しい時間帯です。やるなら、お昼や夕方でしょうか。夕方坐禅会、いいかもしれません。一日の後半に、ピリッとした時間を過ごす。朝は起きれなくても、夕方なら来てくれるかも。


始めてすぐにやめるのは混乱しか生みませんから、じっくりと検討して(年単位かも)、なんとか定期的な開催にこぎ着けたいです。