書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

テープ式ビデオレコーダー復活

昔はビデオと言えばテープしか連想しなかったわけですが、昨今はDVDにHDD、Bru-rayと様々になりましたね。我が家は基本的にはHDDです。DVDは非搭載。保管する時は、LAN経由でPCに転送するという面倒なことをしています。でも、DVD・HDDレコーダーの当時の廉価機種と比べても、安かった。


安かったので、当然2番組録画もありません。デジタル放送にも未対応。本当にデジタル放送に全面移行してしまったら、いずれは買い換えをしなくてはなりません。しかしそれには早くてもまだ3年弱あります。でも今、2番組録画機能が必要。


今までは、PCのテレビ録画機能で補っていたのですが、PCのある部屋のテレビ電波受信感度が殊更に悪かったこともあり、PC自体を利用停止してしまいました。HDDも初期化してあり、埃を掃除したら兄の所へ行く予定。そんな状況なのに、2番組録画機能が必要になりました。


そこで、以前利用していた、テープ式のビデオレコーダーを一時的に復活させることにしました。兄からもらった物なのですが、何よりも動作音のやかましさに使うのをやめていたのですが、この際四の五の言ってられません。テレビボードの裏面の埃と格闘しながら設置作業をしました。


配線自体は悩む物ではないのですが、テレビボードというのはコードを通す穴も限られていますし、HDDレコーダーも繋がっていて、ややこしいことになっています。ややこしくても難しくはないのですが、アンテナ線の真ん中の線が折れ曲がって通電しなかったせいで、テレビが映らなくなって往生しました。原因がそこにあると気が付いてからは早かったのですが、それまで随分悩みましたよ。


設置が済み、以前使っていたテープを試しに再生してみると、あまりの画質の悪さに唖然としました。昔はこれで十分と思っていたのか、それともこの2年ほどの間にテープが劣化したのか・・・いくらなんでもこんなにひどくはなかったと思うのですが、なぜなのでしょうか。不思議です。そういえば、改めて録画を試してなかったな。ちょっとやってみなくてはなりますまい。


時代はデジタルハイビジョンの時代に、ビデオテープを巻き戻したり再生したりのあの独特の音を再び味わうとは思いませんでした。でも、ダビングしたりなんだりは、手軽でよかったですね。デジタル放送はコピーへの締め付けが強すぎて困ります。コピーを売って儲けようって人は少ないと思うんですよね。それよりも、子ども用に編集するとか、そういう本当に家庭内利用目的のコピーが大半だと思うのです。


その利用方法を制限してまで、コピーを防ぐ必要性が本当にあるのかどうか、私は疑問です。みんなが二次利用したいと思うような番組を作ったのなら、そしてみんながコピーして見せ合ったのなら、素晴らしい評価をもらったことになると思うのですが。
(色々と問題があり、専門家や各種団体の代表が何度も話し合いを重ねていますから、事はそんな単純なことではないのは承知しています。ただ、一視聴者の、こうした単純な疑問に明快に答える説明が、なされているとは思えません。)