書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

東京出張二日目

朝一は人権学習。昨日の日記に書いたとおり、新作ビデオを視聴したのち、ビデオに出ていた大学の先生自らによる講演をききました。今見たビデオの中の人が、今度は目の前にいるというのは変なものですね。当のご本人もおっしゃってましたが。


新作ビデオの出来は良いものでした。題材は、明治期の宗門僧侶、内山愚童。講演は加えて武田範之。宗門内では内山愚童は有名ですが、武田範之は初めて聞きました。


内山愚童は仏教の教えで人々を救う手段として無政府共産主義を選んだ人。武田範之は、同じ目的のために国家主義を選んだ人。対局にある人の、それぞれの生き方についての講演をいただきました。


内山愚童については以前より興味があったのですが、本を読むところまではいたらず、詳細は知りませんでしたので、今日のビデオはうれしかったです。しっかりと知るにはまだ本を読む必要がありますが、とりあえずさらっと知ることができました。


箱根のお寺の住職をされた人でして、お墓もそこにあります。林泉寺。一度行ってみたいです。


その後は昨日に引き続いての実務についての変更点などの説明。そして質疑応答があって、閉会となりました。今までは通告質問しか出来なかったのですが、昨日、直接口頭での質問にも答えて欲しいと要望が出され、今日それが実現しました。意外に柔軟な対応に、宗務庁への見方が少し変わりました。


それにしても、みっちりの二日間でした。休憩も入るのですが、時間が押しているために休憩時間も短く変更されがちで(もともと10分ほどしかないのに)、すぐに席について再開というのの繰り返しでした。みなんさ忙しい中わざわざ東京まで来てますからね、だらだらとやるわけにはいきませんが、忙しい二日間でした。


明日は久しぶりにジョギングに出れそうです。体がしっかりとなまっていそうですよ。