書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

封筒印刷

数ある印刷事務の中でも最難関が、封筒印刷です。封筒にはフラップと呼ばれるのりしろ部分があります。この部分のおかげでプリンターの紙送り機構がうまく働かず、封筒印刷対応プリンターでないとうまく印刷出来ないことが多いです。


また、厚さも問題です。コピー機やレーザープリンターといった、トナーを使うプリンターは、たとえ対応プリンターであってもしわが寄ったりします。封筒の厚さを指定してあげればそれなりに気を遣って動作するようですが、先月リース替えしたばかりのレーザープリンターでもうまく印刷出来ませんでした。


世の中には封筒印刷機という物もあるのですが、さすがに普通のお寺で導入するには高価すぎるため(百万越えですよ)、現実的な解はインクジェットプリンターとなります。ところが、これもまた残念なことに、最近のインクジェットプリンターの対応用紙から、封筒が除外されているんです。キャノンとエプソンは全滅でした。ヒューレットパッカードには1つありましたが、一度に給紙出来る枚数が少なすぎて、購入には至らず。


今使っているキャノンのA4対応インクジェットプリンターは長3封筒の印刷が出来るので、今まではこれで凌いでいました。角2が必要なときは、封筒の代わりにラベルに印刷していました。しかし、私も霊場会で書類を送る機会が増えましたし、師匠は以前から角2に直接印刷したかったと言うことで、いろいろ調べましたよ。


角2って、A3対応のプリンターでないと扱えないんですよね。その時点で機種はぐっと絞り込まれるので、調べるのはそれほど大変ではありません。しかし、ほんとにないんですよ。


私の調べ方で唯一見つけられたのが、リコーの製品です。調べたというか、師匠がリコーの営業さんに相談して、「うちのにありますよ」となったわけですが。それから調査をしてみると、確かに対応してるんですが、お値段もそこそこ。写真画質の印刷が出来るわけでもないのに、7万とかしたような。それに封筒を給紙するためのオプションを追加して(標準じゃ出来ないのがおかしいと思いますが)、値引きしてもらって、まあなんとか納得出来る価格になりました。(値引きしてもらったので具体的な数字を出せません)


しかしここでさらに問題が。
ガタイがデカイ。
正太寺の小さな寺務所では置くスペースがありません。結局、2つ出入り口をふさぐことでなんとか設置が出来ました。8畳間なのに三カ所も出入り出来るところがあるのが面白いですよね。純日本家屋ですから。


(8畳って言えば、そこそこの広さではありますよね。)


そんなわけで、なんとか封筒印刷に不便がなくなった正太寺でございます。うれしい。今まで散々苦労してきたのが、ようやく解放される気分です。宗務所では角2封筒をよく使うのですが、ここには昔のA3対応機種がありまして、封筒にも対応してるんですよね。部分的に。厳密には長3までで、角2には対応していないのですが、出来ちゃう、と。ただし、一枚ずつ給紙しないと、何枚も巻き込んでヘッドが壊れるという微妙さです。購入以来すでに2回修理に出しました。前の宗務所で1回、私の居るいまの任期の宗務所で1回。


宗務所で買うには、使用頻度から考えるとちょっと高価ですし、置くスペースに困りますし。宗務所は当分あのプリンターを、大事に大事に使うんだろうなぁ。年数的にはそろそろ壊れてもおかしくないぐらい使ってるはずですが・・・


封筒印刷。もっと安く簡単に出来るようになって欲しいです。かなり使う機会は多いと思うんですけどねぇ。