書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

草取り

台風が通り過ぎ風も落ち着いたので、境内の掃き掃除をしました。それからお墓場の花ガラの回収。お彼岸でみなさんお花を変えているので、花ガラも大量に出ています。山盛り。雨を吸い込んでいるせいもあるのでしょうか、過去最高の160kgを記録しました。多くても110kgでしたから、これはすごいことです。


境内はきれいになって、花ガラも片づいて。あらかたきれいになったのですがとても気になる箇所があります。駐車場のわきに斜面がありまして、崩落防止の意味もあって芝生が植えられているのですが、そこに生える草が、すごいんです。もう、木と言っても良いくらい大きくなります。もしかしたらあれは木なんじゃないかと思うほどです。辞典で調べてみたい。


あるとき突然生え始め、草刈り機で根本から刈ってもすぐに生えてきます。そしてあっという間に大きくなって。


そんなことを何回か繰り返していたのですが、そろそろ何とかしなければと思い立ちました。この草、なりがでかくなるせいか、根がすごいんです。太い。長い。深い。どこまでも続いてるかのごとく、根が張り巡らされています。これはまずい。
こんなに強い草では、この斜面が草で埋まってしまいます。目に付くところですから出来れば控えめに願いたい。


そんなわけで、夕方、時間を作って根こそぎ根絶作戦に取りかかりました。
あの道具はなんて言うんでしょう。草取りに使う、うちでは「かっからし」「かっからかし」と呼んでいますが、まあそのかっからかしを持って立ち向かうわけです。100%人力で。出来ればショベルカーで全部引きはがしたいくらいの根っこなのですが、そういうわけにもいかないのでがんばるしかありません。


表に出ているのは普通の草くらいの大きさで、むしり取れば簡単にとれるほどなのですが、むしり取らずに慎重に根を掘っていくと、どんどんどんどん太くなって、引っ張っても引っ張っても繋がっているんです。奥にいったかと思ったら横にいって、たどり着いたらでかい株がありました。株ですよ株。絶対これは草じゃない。木だ、木。


そして株、手強いです。引っ張ろうが何しようが抜けません。それまでに斜面でいくつかの根っこを掘り起こしていたため、ふくらはぎがぷるぷるしているせいもあるでしょう。でも、抜けないのは納得いかない。


残念ながら他にも用があるので今日のチャレンジはここまでとなりました。出かけていた母が帰ってきたのでその話をすると、「ずっと気にしていて、ひらめいたことがある。根にしみこむタイプの除草剤を使いましょう」
そんなたちの悪い除草剤があるんですか。周り芝生ですけど。てことは慎重にピンポイント攻撃ですね?腕が必要ですね?私の腕を試していますか?
なんだか、俄然やる気がわいてきました。明日から天気が少し下り坂のようですけれど、かまってはいられません。染み込む除草剤ならばちょっとくらいの雨なら大丈夫でしょう(そんなことはないか)


負けんぞー!