書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

位牌堂の電球が

「僕が本当に若かった頃」さんの業種別blog百選にぼけ日記を取り上げていただきました。やけにアクセス数が増えていたものですからびっくりしました。星二つです。内部事情が分かるらしいです。
初めて訪れていただいた方、興味を持っていただけましたでしょうか?


さて、位牌堂です。気づいていてもなかなか取りかかれないもの、それは電球交換。生活の場でないとなるとなおさらです。位牌堂は毎週末にお年忌で使いますから、使用頻度は高めです。でも日中しか使わないのでちょっとくらい電球が切れてても気にならないんですよね。


60ワットの電球が6つほど切れていたのをずいぶん前に確認していたのですが、本日ようやく取りかかりました。


お座敷用に使われるような、一つの照明器具に4つの電球を使ったタイプのものが、6個天井から下げられています。そのうちの2個で1つずつの電球切れと、1個では4つ全部が切れていました。
まずは、4つ全部切れているところから取りかかります。


脚立に上り、腕をめいっぱい伸ばしてきゅこきゅこきゅこと電球をひねりはずして、新しい電球を取り付けます。今回のは、中身が蛍光灯のもの。普通の電球よりももちがいいやつですね。
背が低いので腕をいっぱいに伸ばしてるのですが、そのために腕がしびれてきます。血が下がってくぅ、と。電球が横向きに付いているので外しにくく、しびれている時間が長くなります。


腕がじんじんなりながらも、4つすべてを取り替えました。電気屋さんって、いつもこんな作業してるんだよなぁ。大変です。
確認のため、壁に取り付けられたスイッチをオン!


・・・点かないじゃん。
ふと思い立ち、スイッチを入れたまま、器具中央にぶら下がっている小さな鎖を引っ張ります。電球がちかちかちかっとなりました。
内部の接触不良のようです。この鎖は、引っ張りとスイッチが入るののもとなのか?必要ないから紐が付いてないだけなのか?
しかし、思いっきり引っ張ってもアノ「カチッ」という感触にはなりません。ただ、ごそごそっと中身が出てくる感じ。


引っ込めるのも、下から押し上げないと戻りません。上下させていると、ちかちかしていたのが落ち着いてきて、電球がちゃんと光るようになりました。
なんだ、ただの接触不良か・・・


念のため、取り外した古い電球をはめ直して、再びスイッチオン!
・・・点いた。


残りの電球もすべて古いものに戻して、スイッチオン!
・・・点いた。


腕がしびれるもののたいしたことのない作業、でもその腕がしびれるのがけっこうしんどい作業、ほとんどが徒労に終わってしまいました。
すげぇ悔しい。


ほかの一カ所の電球も、接触不良でした。真ん中の鎖をいじってたら、一つだけしか消えてなかったのが、二つ消えたりしだして焦りましたが、なんどもいじってたら点くようになりました。


もう一カ所はちゃんとした電球切れでした。フィラメントがちゃんと切れてました。ようやく当初の予定の仕事をした感じ。電球取り替え作業になんだか充実感を感じてしまいました。腕はしびれましたが。


最後にもう一度スイッチオン!
ついにすべての電球が煌々と輝きました。うーん、快感。いいですねぇ。当たり前のことにやけに感動してしまいました。