書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

人権学習

教区の人権学習会がありました。


教区というのはですね、曹洞宗内の行政単位の最小のものです。教区がいくつか集まって宗務所になり、その宗務所をとりまとめるのが曹洞宗宗務庁です。宗務所は通常県内にいくつかあります。曹洞宗寺院の少ない県では一個だけですけど。静岡は第4宗務所まであります。正太寺はその第4宗務所の第3教区に所属しているわけです。


で、その教区のお寺さんが集まって、人権学習会がありました。
宗務所で人権関係のことを受け持つ人権主事さんが来て、ちょっと話をして、ビデオを見て。まあ、そんなところです。ここ2、3年はハンセン病についてのことが多いですね。その前は部落差別。いずれも仏教が差別に荷担していた過去があります。理由はどうあれ。


そのビデオなんですが、一所懸命作っているんだとは思いますが(宗務庁で作ってます)、でも不満。今日見たビデオ、私は昨年一度見ています。青少年教化委員の研修の時に見ました。


で、なんでもそうですが、普通は2度3度と見るたびに、新しい発見があるじゃないですか。でも、なぜかそれがない。
こういう時の常として資料が配付されるのですが、そちらのほうが詳しく書いてありますし、手元に残るので後から活用も出来る。
ビデオだと、見たらそれではいお終い、という感じなんですよね。たしかにとっつきはいいですけど。
これぐらいの内容なら、どうしても映像でなければ訴えかけられない部分だけに絞って10分ぐらいにまとめて、残りの時間を資料を使っての学習にした方が良いような気がします。


アンケート用紙を配られたのでそんなことを書こうとしていたら、時間がないらしくさっさと回収されてしまいました。あー、残念。


以上のようなことを考えていましたので、私にとっては全然人権学習にならなかったような・・・
せっかく時間を費やしたのに、私にとって新しい発見がなかったのがとても残念です。それを思うと学生時代は、毎日いろんなことを学べて楽しかったんだなぁ。それゃ、嫌いな教科もありましたけどね。でもなにかを知りたいという気持ちをいつも刺激されていて。あー、懐かしいなぁ