書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

帽子を買ってきた

いつも被っているキャップがヘタって来たので、新しいものを探しに行ってきました。ライトオンでCAMP7というところの黒いキャップをお買い上げ。店員さん曰く、最近グイグイきているブランドなんだとか。帰ってきてから調べたら、1971年創業の割と老舗。ハイクオリティなキャンプグッズを開発してきたメーカーが、昨年から日常使えるアウトドアのブランドとして再スタートした、ということですので、まさにグイグイきているところなのでしょう。洋服もひと棚丸々使って売ってました。

ついでに、少し洒落た格好にも似合う帽子を探して、黒いハットをお買い上げ。麻生さんっぽいけど、麻生さんのは高いのが並んでいそうな棚の方のブランドだそうです。さすが。店員さんにおだてられるまま、5千円のものをお買い上げ。店員さんも言っていたけど、5千円には見えない、ということでハッタリも効くかなぁ。

ちょっと斜めにかけるといつもと違った雰囲気になりますよってことだったんですけど、これはなかなか恥ずかしい。かっこいい人がやってるかぶり方になります。かっこいい人じゃないとやっちゃいけないかぶり方です。辛いね。

妻はニヤニヤしながら見てたので、何かの機会に不意にやってやろうかな。

最近毎日文章を考える日々を送っていたので、良い気分転換になりました。出かけるって気持ちいいですね。こういう時間が持てる状況が、ありがたいです。いつまで維持できるか分かりませんけど…

不勉強でした。初めて知りました。「TERA Energy」

京都新聞で昨年秋にこんな記事が出ていました。

「お寺に収益」僧侶ら電力小売りに参入 宗派超え会社設立

寺のネットワークを活用して再生可能エネルギーを普及させると同時に、過疎高齢化や檀信徒離れに悩む寺の活性化を図ろうと、宗派を超えた僧侶らが株式会社「TERA Energy」を設立、来年4月をめどに小売り電力事業に乗り出すことになった。

TERA Energyはこちらから。

なかなか積極的で羨ましいです。1ヶ寺だけでは大きなことは出来ませんが、宗派すら超えて連携すればこんな事業も出来るんですね。どんな事業をやるにしてもお寺に収益が入れば、その分お檀家さんの金銭的な負担は減ります。良いことです。破綻した時が怖いですが、電力小売り事業は続々と参入がありましたから、手堅い商売なのでしょうか。

このTERA Energyが提供しているサービスの中に、ソーラーパネルを無償で設置するというものがあります。そのソーラーパネルで発電したものをそのまま自分で使えるわけではなくて、普段使いの電気は従量制か前年利用量に基づいた固定制、いずれかの料金プランで購入することになります。ただ、設置するとちょっと安くなる、ということです。だいたい事情は分かりますよね。

このサービスの素晴らしいのは、なんと、停電時には非常用コンセントを通じてソーラーパネルの電気を使うことができるのです!

これ、すごいですよ。正太寺で求めているのはまさにこれです。ソーラーパネルの設置費用は無い。でも停電した時が不安。設置費用は負担しなくてよくて、停電の時には恩恵にあやかれる。欲しい。すごく欲しい。

蓄電池が安く手に入るようになれば正太寺でも購入して、昼間の電力を夜にも使えるようになります。(高くても必要なら買えば良いわけですが、必要でも買えないわけで。安くならないかなぁ)

契約者みんながみんなこのサービスを使ったら負担しきれないでしょうからある程度の何か条件を満たさなきゃならないんでしょうけれど、お寺には優先して設置してくれるとか、うまい話はないでしょうか。破綻しちゃいけないから、その辺はシビアに判断するでしょうけれども。

他の売電会社はやらないんでしょうかね。あったらすぐ申し込みます。知ってたら教えてください。

TERA Energyも全国展開を目指しているようです。静岡の西の端で、待ってますよ!

原発フリーである必要は今のとこ無いですけどね。停止しててもどうせ冷却が必要なんですから、どんどん発電して使っていく方が理にかなってます。

ゲーミングテントなるものが発売された

文具メーカーのキングジムさんがTwitterで紹介してました。

こんな感じの、室内用テント。

どうですかこれ。インテリアのGEKIKAGUさんで売ってます。 ゲーミングテントという名前ですけれど、室内で空間を仕切りたいときにも有効かも。三人の子どもたちにそれぞれの部屋を用意することができないので、勉強机をこのテントの中に入れてしまえば、なんとなく自分の部屋ができたような錯覚を与えることができるかも。(その使い方にはちょっと狭い気もする)

プライベート空間って、大事ですよね。今のところそれを与えられていないので非常にオープンな家族となっていますが、いつまでもこのままでいいわけもなく。Youtubeを誰にもチャチャ入れられずに見たい時もあるでしょう。中学生の娘は一人部屋が欲しそうですけれど、リアリストの素質があるため、無茶な要求はしてきません。それが分かるだけになんとかしてあげたいのだけれど。

まあ、テントですからね、音は漏れます。完全なプライベート空間とは雲泥の差です。分かってます。分かってますけども。我が家で実現可能な唯一の選択肢かもしれません。

娘に意見を求めてみよう。

本堂に一個置いておいて、中に机と椅子をセットしておけば、ワーキングスペースとして使う方も出てきますかね。WiFiも飛んでますしなかなかいい環境だと思います。そもそも静かだし。いやでも、6,480円か。今月は駐車場のロープ関連で2万円近く出費しているので厳しいな。どうしよう。

なんだか知らないけれど、ついつい聞いてる

昨日、映画「天気の子」を見てきました。「君の名は」で一般的な知名度が上がった新海誠監督の最新作となるわけですが、劇中の音源は「君の名は」に引き続き、RADWIMPSというロックバンド。映画のための書き下ろしなんでしょうかね。しっくり来すぎなのでそうなんだと思います。

普段はミスチルばかり聞いているんですが、「君の名は」をiTunesで買って見てからしばらく、主題歌を聞いていました。たまに思い出したように聞きたくなって、Youtubeで探したりして。確か公式でアップされてたと思いましたけど。

そして昨日「天気の子」を見てからは再びYoutubeで検索して、聞いています。サイズに公式のものは音質もいいし(iPhoneのスピーカーで聞いてるので、ソコソコのレベルがあれば十分なんですが)、映画を観終わった後の余韻を思い出して浸っています。

あの曲調と、ボーカルの声と、なんだかしっくりくるんですよね。ついつい何度かリピートしたくなります。仕事ははかどりませんが、映画を観終わった時の気持ちになれて幸せです。

1日の中に幸せな時間が多ければ多いほど、幸せな1日ということになりますから。これで良いのです。仕事ははかどりませんけど。

電車に乗り遅れた。

娘が。

 


駅まで迎えに少し早めに出かけたら、途中で予定の電車に乗り遅れたと連絡が入りました。

 


もう夕方だったので道路は混み始めていて、一度戻るにしてもすぐに出発となりそうな微妙な時間。ふと、近くにお寺さんの広い駐車場があることを思いついて、少しだけ拝借。

 


なんでだろう。お寺、というだけで、駐車場でも気持ちが落ち着くこの不思議。正太寺でもそんなふうに感じてもらえているのでしょうか。

 


一ヶ所ロープ張って普段は入れなくしちゃったけど。

 


時間の有効活用と言うことで、この日記を駐車場で待ってる車中で書いています。調子の良い日だったら夕方に書く時間が取れるんですけれど、今日はうまいこと時間が取れなかったので、ある意味ちょうどいいというか。

 


携帯電話が普及したおかげで電車に乗り遅れてもすぐに連絡が来るなんて、大変便利な世の中になりました。昔だったら駅から家に電話をかけて、後はそれっきりでしたからね。急な用事で迎えに行く時間が遅くなっても何の連絡も取りようがありませんでしたから、それを思うと迎えに行く側も来てもらう側も安心して待っていられる時代です。昔の人から見たらテレパシーに近いような能力を手にしてる状態ですよね。凄い時代に生きてるなと実感します。

 


ただそんな凄い時代でも、電車に乗り遅れると言うミスを犯してしまうんですから、まだまだ技術の進化の余地が残されているのでしょう。こういうところで何かいいアイディアを思いつけば、世の中の役に立てるんですけれどもね。

 


よそのお寺の駐車場から、途中で駅前の送迎用駐車場に移動しての、一考察でした。

今日も暑い。明日も暑い。それでもいつか懐かしく思い出す日が来るのだろうか。

8月ほどの暑さではないけれど。朝はだいぶ涼しくなって、靴下を履こうかなと思う瞬間もあるけれど、日中はまだまだ暑い。照りつける太陽を、立秋から一ヶ月以上経つのにまだまだ夏なのだなと見上げる日が続きます。

冬、1月や2月に、こんなに寒いのにあの暑い夏は本当に来るんだろうかと疑問に思ったのに、やっぱりちゃんと死ぬんじゃないかと思える夏が来て。きっと、この夏はこの先延々と続くのだろうと思えるほどなのに、毎朝凍えながら本堂へお参りに入る日がやってくるんでしょう。

春や秋は確かに短くなった。そう思います。でも、夏と冬は相変わらず厳然としていて、過ごしやすいと思っていた日本は、もう過去の話なのかと悲しい気持ちになりつつ、それでも心に現れる不思議な感覚があります。

あの夏を、懐かしく思えてしまう。

あの冬を、待ち遠しく思えてしまう。

夏には夏の良さがあり、毎年それを体験し。

冬には冬の良さがあり、毎年それを体験し。

凍えるような冬の1日には、照りつける太陽を見上げたいと強く思うし。

逃げ場のない暑気に苛まれる日には、こたつでぬくぬくしながらみかんを食べたいと思う。ウィンタースポーツを思い浮かべないのはインドア派たる所以。

この暑い1日も、そのうちに良い思い出たちのひとつになるんだろうと期待しながら、今日を乗り越えていくのです。楽しい秋が、そしていつも通りの冬が、もうすぐやってくる。

運動会で綱引きをしたら背中に手が回らなくなった

小学校の運動会でした。PTA種目というものがあり、PTAの企画委員会で相談して内容を決めるのですが、ここ数年は紅白対抗大玉送りで無難に楽しんでいました。

それが今年はなんと、親子対抗綱引きとなっているではありません。親子対抗ってどんなんだろうと思っていたのですが、そのまま親子対抗でした。

子どもたちの通う小学校は児童数が少ないために紅組と白組の二組しかないのですが、その二組それぞれで親子対抗戦をします。紅組児童対その親、白組児童対その親、という具合。もちろん、プログラムの表記便宜上「親子」となっていますが、親じゃくても構いません。保護者ないしはそれに類する方であればどなたでも、どんどんグラウンドに出てきて一緒に楽しみましょう!ということです。

二人の子どもは共に紅組だったので、幸いにも私の出番は一度だけです。最初はなかなか大人が出てこなかったのですが、そのうちには大勢グラウンド中央に集まって、親子対抗戦が激しく行われました。

引き分けありの2本勝負。1本目は大人が余裕を見せて子どもたちとの力が拮抗するように試みるという展開。最終的には気が付けば子どもたちの味方になっていた先生のパワーが加わって、子どもたちの勝利。

2本目は、長期戦になると不利だと悟った大人チームは最初から全力。一度も綱が止まることなく、大人チームの勝利となりました。

大人気ない。

非常に盛り上がったのではないかと思います。白組保護者はどんな視線を注いでいたのでしょうか。ちなみに、妻は見ていなかったと…

子どもたちの成長を1日楽しんだ後、異変が生じました。背中が痒くてもかけないんです。手が回りません。痛くて。これは間違いなく綱引きの影響でしょう。しばらく不便しそうです。もしかして40歳代も半ばになるともう治らないなんてことはないよね。まさか。

明日には治ると信じております。