京都新聞で昨年秋にこんな記事が出ていました。
寺のネットワークを活用して再生可能エネルギーを普及させると同時に、過疎高齢化や檀信徒離れに悩む寺の活性化を図ろうと、宗派を超えた僧侶らが株式会社「TERA Energy」を設立、来年4月をめどに小売り電力事業に乗り出すことになった。
なかなか積極的で羨ましいです。1ヶ寺だけでは大きなことは出来ませんが、宗派すら超えて連携すればこんな事業も出来るんですね。どんな事業をやるにしてもお寺に収益が入れば、その分お檀家さんの金銭的な負担は減ります。良いことです。破綻した時が怖いですが、電力小売り事業は続々と参入がありましたから、手堅い商売なのでしょうか。
このTERA Energyが提供しているサービスの中に、ソーラーパネルを無償で設置するというものがあります。そのソーラーパネルで発電したものをそのまま自分で使えるわけではなくて、普段使いの電気は従量制か前年利用量に基づいた固定制、いずれかの料金プランで購入することになります。ただ、設置するとちょっと安くなる、ということです。だいたい事情は分かりますよね。
このサービスの素晴らしいのは、なんと、停電時には非常用コンセントを通じてソーラーパネルの電気を使うことができるのです!
これ、すごいですよ。正太寺で求めているのはまさにこれです。ソーラーパネルの設置費用は無い。でも停電した時が不安。設置費用は負担しなくてよくて、停電の時には恩恵にあやかれる。欲しい。すごく欲しい。
蓄電池が安く手に入るようになれば正太寺でも購入して、昼間の電力を夜にも使えるようになります。(高くても必要なら買えば良いわけですが、必要でも買えないわけで。安くならないかなぁ)
契約者みんながみんなこのサービスを使ったら負担しきれないでしょうからある程度の何か条件を満たさなきゃならないんでしょうけれど、お寺には優先して設置してくれるとか、うまい話はないでしょうか。破綻しちゃいけないから、その辺はシビアに判断するでしょうけれども。
他の売電会社はやらないんでしょうかね。あったらすぐ申し込みます。知ってたら教えてください。
TERA Energyも全国展開を目指しているようです。静岡の西の端で、待ってますよ!
…原発フリーである必要は今のとこ無いですけどね。停止しててもどうせ冷却が必要なんですから、どんどん発電して使っていく方が理にかなってます。