書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

坂ダッシュ継続中

今年の夏休み中盤から始めた、坂ダッシュ。正太寺へ至る車道をダッシュで駆け上るのですが、これがいい運動になっています。そんなに何回も走れないので、私は4本だけ。子どもたちは学年の数だけは知っています。

初回は数時間心拍数が上がったままになりましたが(AppleWatchが数えてくれている)、旅行や雨の日などを除いてなんとか続けてきた今日は、10分後には80台まで下がっていました。3本目からは160を超えるのは変わらずですが、平常値へ戻す力は少しずつ強くなっているようです。

もっとも、子どもに負けないように全力で走るとダメです。全然元に戻りません。気持ちに体がついていかないんですね、もう。体は一応反応して動くので、体に心臓がついていかないというべきでしょうか。

このまま続けていけば、長女のように数本走った後でも120を超えないというようなところまで心臓が強くなるでしょうか。そうなると、他の場面でも体力の向上を実感するかもしれません。楽しみです。あまり無理して膝をさらに痛めてもいけないので、4本までという自主規制は守りたいと思います。

道具の手入れ

道具というものは、手入れが欠かせません。お寺の法要に使う道具にしても、スポーツに使う道具にしても、キャンプに使う道具にしても。

昨日一昨日で活躍したスキレット、そして小さな鉄板一枚。どちらも鋳鉄製なので、放っておくと錆びてしまいます。そうしないためには、綺麗にして、油を塗って、と手がかかります。好きな人にはこの手入れの時間も楽しい時間なのでしょう。また、こういう手入れシーンというのは、映像にしたり、漫画で描いたりしても絵になります。誰しも皆、心の何処かに、手入れをするということに対しての憧れのようなものがあるのでは。

私はというと、やはり憧れはあります。何か余裕のようなものも感じますよね。ただ、私の場合はそんな境地には到底到達できておらず、とにかくひたすら焦げをこそげ落とし、油を塗るという一連の流れを順に追うだけで精一杯。はたから見ていても優雅さは微塵もなかったことでしょう。

きっと、表情でしょうね。どこかに楽しさがにじみ出ないと、絵にならない。嫌々やってる感じ。嫌々でもやっているのは大変素晴らしいですよ、自画自賛。焦げたらもっと大変ですから。

そんな具合に、どこの世界の道具の手入れもなかなか大変です。お寺の道具も、例えば燭台なんかはロウを取るのが非常に大変で、LEDロウソクに変えたことで一部の燭台の掃除を気にしなくて良くなったのはとても助かっています。でも、まだまだ燭台はたくさん使っています。手入れは引き続き必要です。キャンプ道具の手入れをしている絵になる大人に憧れるように、お寺の道具の手入れもきっと絵になる姿が作れるはずです。修行僧のそれとはまた少し違った絵が。精進しようと思います。

雨雲から逃げなから

私が出かけると雨が降る。それはもう逃れようのない確定事項です。たまに晴れると家族からびっくりされる。それぐらい当たり前のことです。ですから、今回の旅にも雨がつきものなのは仕方のないこと。

二日目にして最終日の今日は、予定では諏訪湖近辺まで出張って遊ぶ予定でした。しかしどうも雲行きがよろしくない。雨予報なのは当然として、最近の長野は豪雨の報道が続いていましたから、ちょっと逃げ腰になりました。

早朝ミーティングの結果、進路を大きく変更して、南へ。山梨県へ南下し、ハイジの村へ行くことに。概ね帰路に沿っているので、一石二鳥なのです。そして天気予報は、14時と15時に0.5mmの降雨が予想されているだけです。これは素晴らしい。

およそ1時間ほどをかけて移動し、到着してすぐに昼食。レストランもそれなりにハイジの世界の雰囲気が出ていたと思うのですが、みんな料理に夢中でしたね。子ども達7人もいるのに、注文したのはお子様セットとピザの二種類だけという偏った内容でした。人数が多いので、子どもだけのテーブル、親だけのテーブルと離れてしまい、ほぼほぼ子ども達に自由にさせていたのですが、でもきっと親の目を気にせず好きなものを頼めたことでしょう。親がつきっきりでないとレストランで大騒ぎをするような子たちではないのもありがたかったですね。親は親のテーブルでゆっくり食べることができました。間に2テーブル入っている程度の近い距離なので、意識の半分は子ども達の方へ向いていたと思いますけれど。

ここハイジの村は、山梨県立フラワーセンターでもあります。山梨県も思い切ったことをしますね。そんなこともあって、テーマパークを思わせつつ、ところどころに公共施設としての顔が出ていてちょっと不思議な感じでした。トイレに行くと節水や節電の奨励なんかも当然のように何枚も張り紙がしてあります。あれがちゃんとハイジがしゃべっているような絵がついていれば全然違った印象になると思うんですが。

ともかく、フラワーセンターなので、施設の大半は植物園です。特にバラの推しがすごかったです。バラ、綺麗でしたよ。そのほかハイジの登場人物の名を使って園内の地名がつけられているのですが、これが全然子どもたちに響かない。ハイジでなくても大丈夫ですよ?普通にちゃんとフラワーセンターしてますよ?途中から完全にハイジの冠が付いていることがどうでもよくなってしまいました。もし何かしらの金銭が発生しているのだとしたら、もっとガンガン使っていかないともったいない。トイレの建物も形がそれなりにハイジしていてよく出来ているのですが、wikipediaで調べてみたら、今の形になったのが2005年ということで、すでに14年が経過しています。ちょっと古くなってるんですよ。多分、当初の色はとても綺麗で、みているだけでウキウキ出来たのではないかと思います。

コスプレイベントもよく開かれていて、盛況だったようです。その頃訪問した方たちは、きっと綺麗な建物を満喫したのでしょうね。

全体的によく出来ている施設なので、もし今後リニューアルとかされたらまた来てみたいと思います。頻繁に来るには距離があるのでね。好きな花の咲く季節を選んで行く方がいいですね。真夏はちょっと、寂しげでした。

予報通りに14時過ぎに雨が降り出し、一日よく降りましたが、ちょうど売店に入ったところでしたので濡れずにすみました。ここで売っている白いパン。ハイジの世界の白いパンを再現したパン。本当に単純に白いパンなのですが、こういうものはとても嬉しいんですよね。明日の朝食用に他のパンも合わせていくつか買いました。多分白いパンの味がするんです。うん。楽しみ。

その後も車の中では少し雨に降られたりしましたが、見事に雨でずぶ濡れという自体は避け切りました。湖西でも強い雨が降ったようでしたので、今日1日雨から逃れられたのは結構運が良かったことだと思います。雨男の私がいるのにね。

ちなみに、一緒にいた友人は筋金入りの晴れ男。どこに行っても晴れると豪語していましたので、晴れ男と雨男が全力で力比べをした空模様だったと言えるでしょう。幸いにも私の雨男成分が少しだけ負けたようですね。良かった良かった。

20190819 恒例の三家族合同行事 早逝した友人の家族と、ずいぶん付き合いの長くなってしまった友人の家族と、合わせて三家族で出かけています。今回の目的地は長野県松原湖。こちらのキャンプ場に貸別荘があり、12人という大所帯をひと棟に飲み込んでくれます。昨年同じように一軒家の貸別荘で体験した、子どもたちが入り乱れて楽しんでいるあの世界をもう一度、というわけです。

貸別荘は今時たくさんあります。新築のコテージも色々あって、ひと家族だけでしたら選び放題なのですが、大所帯となると急に選択肢が少なくなります。仕方ないですよね、需要と供給のバランスは取れていると思います。あるだけマシ。

楽しみにして到着した貸別荘は、最初は少し何かの匂いがする建物でした。虫除けなのか、畳なのか。新しい畳の匂いなら爽やかなのですが、そういうわけでもなく。私は鼻が割とバカなので数分で慣れましたが、他のみんなはどうだったのかな。子どもたちが特段臭い臭いと騒がなかったので、感じなかったのでしょう。

昨年はバーベキューが出来ませんでした。少し離れたところを通過した台風の影響を強く受けて、晩方から土砂降りの雨。建物がしっかりしていたので不安はありませんでしたが、かなりの降りかたでした。そんな中で一応用意してきたたこ焼き焼き機を使ったたこ焼きパーティで楽しんだ一年前。今年は雨が降ったり止んだりの中、強引にバーベキューを行いました。

大人の男性陣二人だけでテラスに出て焼き焼き。子どもたちは屋内で食べる。そんな感じ。花火もなんとか実現し、雨は降っているものの今年は想定していた貸別荘滞在を全てこなしました。ただ、そろそろ火起こしが面倒なってきたので、ガスにしたくなっています。炭火でなくても鉄板を使えば美味しく焼けることが分かったので、全面ガスにチェンジでも良いかな。

最後の最後、子どもたちがそろそろ寝るという夜更けになったタイミングで、この日のためにニトリで買っておいたスキレットを使ってアヒージョを作りました。キノコのアヒージョと、むきエビとアボカドのアヒージョ。アヒージョとは、簡単に言えばオリーブオイルで軽く茹でただけの料理です。味付けも塩だけとかで、お手軽簡単料理。みじん切りしたニンニクを入れるのが一番の味付けなのかな。

これはこれで楽しかったのですが、片付けだけはなかなか楽しめませんね。作ってる間はワクワクしているし、食べている間は雰囲気のプラス補正のおかけで美味しかったし、良いことばかりだったのですが、スキレットは下手に放置しておくとすぐに錆びるので、片付けはちょっと手間。一晩ぐらいなら放置でも大丈夫なのかな…時と場合によりけりそうですね。錆びると面倒なので、食べ終わったらすぐお手入れがやはり必須でしょうか。なかなか難しいです。

明日の朝はホットサンドの予定。これは昨日の午前中に宅配されたばかりのニューカマー。12人分を1個でカバーするのでだいぶ時間がかかってしまいそうですが、やることはガスコンロで火にかけて、適度なタイミングでひっくり返すだけなので。やりたくて買っちゃったのは私なので、頑張ります。

遠鉄のネットスーパーって、どこいった?

私の記憶が確かならば、遠鉄ストアがネットスーパーを展開していたはずです。お昼頃までにネットで注文すれば、その日の夕方には自宅まで届けてくれるという、都会並みのサービス。お檀家さんと話しながらよく話題にあげて、入出のスーパーがもしもやめちゃったら、ネットで注文する方法を覚えなきゃね、なんて話していたんです。

その辺りのことも踏まえて正太寺通信で取り上げようと原稿を書いていて、正確には何時までに注文すれば間に合うんだっけかなと検索してみたら、オープン時のニュースリリースは見つかるのですが、肝心のネットスーパーにたどり着けません。リンク切れです。

遠鉄のネットショップは存在していて、こちらはいわゆる普通のネットショップ。注文から3日で発送などと書かれていますから、念頭に置いているネットスーパーとは立ち位置が全く違います。

ドラッグストアである杏林堂もその日にお届けサービスをやっていますが、こちらは湖西市は対象エリア外。湖西市内に2店舗もあるのに、数年前から状況は変わらずですね。田舎ほど必要なサービスだと思うのですが、田舎になると利用したい人はいても利用できる人が限られるという問題点があります。スマホタブレットの使える、でも自動車が運転出来ない人、という属性を持った人、そんなに多くないですよね。

地元でインターネットプロバイダーサービスを展開するTOKAIや浜松ケーブルテレビが、スーパーと提携してネットスーパー事業を始めてくれないものでしょうか。タブレット販売とセットなら、そこそこ収益も見込めそうですけれど。少しずつ割高な値段設定にして、でも送料は無料ですよ、とか上手いことしたら。せこい?

スーパー以外でこの分野に取り組んでいるのは、Amazonです。Amazonフレッシュというサービス名で、東京都・神奈川県・千葉県の一部で展開しています。Amazonですら首都圏の一部しか対象にしていませんから、かなり難しい商売なのかもしれませんね。遠鉄ストアがいつの間にかネットスーパーを引っ込めたのも、そうやって考えたら納得できてしまいます。

生鮮食品の宅配といえば、生協。生協なら紙の注文書に書いて注文できますから、ネットもスマホも不要です。週に一度の配達という制限がありますが、無い物ねだりをしているよりはよほど解決になります。生協、強いなぁ。

正太寺通信の原稿も、この部分については一から練り直しとなります。昨日今日でだいぶ進んで、いい調子だったんですけれど。まさかサービスが無くなっているとはねぇ。その旨のニュースリリースは、いまだに見つけられません。何かの間違いだといいのですけれど。

日傘の意味がなくなる気候

日傘男子歴数年に及ぶワタクシですが、今日のお墓経ではその日傘の意味が感じられないほどの暑さでした。

ちょうど木陰になっていて、おお!これは涼しそうだ!と思いきや、お墓の正面は日向でした。ですので、お経の間にお参りをするお檀家さんたちも日向でお参り。私はお参りの邪魔にならないように少し横にずれて読経するのですが、そこも日向。幸いお檀家さんが並んでいるところは日陰になっていました。私が倒れるのは自分の責任で済ませられますが、お檀家さんが倒れてしまうとそういうわけにはいかなくなります。全力で我が身を守っていただくようお願いいたします。

今使っている日傘は、古い記憶を辿れば晴雨兼用だったと思うんです。日傘に重きを置いているものの、雨の日にも使えますよ、というタイプ。でもその分、日を避ける機能は少し弱めなのかもしれません。

車のサンシェードでも、銀色で光を跳ね返すものと、そうでないものとありますよね。銀色の物の方がより太陽光を遮ってくれるようです。日傘もそういうタイプに変えるべきなのかもしれません。あー、でも、現状では女性用という捉えられ方がまだまだ主流だと思うので、銀色のテカテカ日傘は存在しない可能性もありますね。どうせなら業務用としてがっつり身を守ってくれる日傘が欲しいです。

どうして日傘の意味が感じられなかったかというと、日傘があっという間に、例えるならば一瞬で、太陽の光によって熱せられてしまい、暑い物体を頭の上にかざしている状態だったのです。傘の下に日陰はできても、暑いことには変わりがありませんでした。直射日光を浴びるよりは良かったとは思います。午後から寝込むのは1時間ぐらいで済みましたから。

法事のたびに寝込んでいては困ります。明日はお昼ご飯もご一緒させていただく予定となっています。お昼を食べに行った先で寝込んでしまったら迷惑をかけてしまいます。それは避けなければなりません。

新しい日傘も含めて、対策を考えないといけませんね。日傘さえあれば大丈夫だと思っていたのになぁ。

ジャンボエンチョーへ行くたびに目に入る

湖西のホームセンターといえばジャンボエンチョー。他にもコメリナフコがありますが、ダントツで一番古い開店です。ですので探し物はとりあえずジャンボエンチョーへ、という気持ちが私にはあります。

建物に入る前に園芸関係のものや、プロ向けとも言えるような建築現場で活躍しそうな材料売り場があるのですが、さらにその手前にひっそりと佇んでいるのが、ログハウス。四畳と六畳ぐらいだったかな。大きい方でもギリギリ建築確認のいらない大きさとなっています。基本的にはガーデニング用の資材置き場用途といった趣なのですが、大きい方は明らかに事務所として使える広さです。

これを買って、門前駐車場に置いて、昼間はそこで事務をしながら檀家さんを捕まえて話し込みたい。この日記でも何度か書いた、私の夢です。コーヒー紅茶緑茶、取り揃えて出迎えて。ログハウスとその構造上、雨がしみてくるのは避けがたいという話ですが、パソコン一台あれば事務はできるので、ノートパソコンを持ち運べば痛むものもさしてないかなぁと思います。

このログハウスが約60万円だったかな。この間見た時にはもう少し安かったような気がしましたが、最初に記憶した時には60万円あれば買える!という思いでした。

もっとも、南風が激しく当たるところなので、基礎工事が必要となったらその分上乗せです。必ず設置場所の確認をしてから実際の商談となるようですから、その時点で諦めることになるかもしれません。今はまだ最初の60万円が用意できないのでいつまでたっても実現に向けて動き出せずにいます。正太寺はここしばらくの間、給料をもらえるかどうかギリギリというぐらい台所事情が悪化しているため、私の給与を軽く超えていく60万円のログハウスには手が出ません。収入がなくても維持費は着実に積み重なっていきます。はぁ…

今日もちょっと必要なものを買いにジャンボエンチョーへ行き、視界に入ってくるログハウスを無理やり視界から押し出して、淡々と買うもの買って帰ってきました。正太寺へ来るには階段を登らなくてはなりません。その階段がしんどくなってきた年の方達が、もうお参りにも行けないよと嘆いているんです。せめて和尚が門前まで出て、井戸端会議のお手伝いをしたいじゃないですか。それを自然に行うには、事務所的なものが必要なのです…

でもその前に、もうほとんど空きのない檀家さん用の墓地もなんとかしないといけないし。お金がないのに、お金が必要なことばかり。はぁ…