書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

電気が点いたよ!

午前1時頃、ようやく停電が復旧しました。入出はこれでほぼ全域復旧したんじゃ無いでしょうか。ただ、息子の話ではまだクラスに停電している子が居るということなので、校区内ではまだまだ大変な思いをされているご家庭があるようです。

それでも、昼夜を徹して復旧作業に当たってくださってます。停電中のエリアもだいぶ減ってきましたから、人員の投入もしやすくなって、ここから先の復旧は早いんじゃ無いでしょうか。作業員の皆さんが過労になってしまってはいけませんが、それでも早めの復旧を願わずには居られません。

電気が点けば、すぐにもういつもの日常です。私は宗務所へ向かい、妻は家の中のことに精を出します。いつもの毎日。

大きな地震がある度に避難されている方の様子が報道されますが、その場合はこうしたいつもの毎日が取り戻せるまでに、もっともっと長い時間がかかるんですよね。被災状況によっては二度と戻れない、ということも多い。ここ静岡県東海地震の危険性が叫ばれて久しいですが、でもこれは必ずやってくる地震です。それを見越して引越でも出来れば良いですが、住み慣れた土地を離れる決断が出来る人はそう多くないですし、集団で移住しようとすれば、人口密度の高い日本では移住先の確保はほぼ出来無いでしょう。

しかも、よくよく見ると、大きな地震が起こっていないのは、ここ静岡ぐらいなものなのですよ。東海地震に耳目が集まっている間に、各所で大きな地震が起きているんです。日本にいる以上、逃げ場は無い、というぐらい。

地震の少ない国へ行きたいですよね。アメリカなんて震度5で都市機能が麻痺するぐらい、めったに地震が無いんです。みんなでそういうところへ引っ越したい。みんなで行けば言語の問題もとりあえずは後回しに出来ますし。

なんてことをお盆のおときの最中にもお話ししたりします。正太寺だけが引っ越すわけにはいかないから、入出みんなで引っ越そうよ、って。

遙か昔、良い土地を探して移住を繰り返していた時代なら、もうとっくに引っ越してるんじゃ無いかなぁ。その時代に生きるのは、震災に見舞われるより大変かも知れませんけれど。

とにかく備えが大事なのは、以前から分かっていたことです。電気が無くても、ガスが無くても、水が無くても、元気に生きて行くには支障が無いというレベルを目標に、備えをしたいですね。でも費用もかかるんだよなぁ。水の備蓄だってねぇ。