書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

本葬儀、そして夕涼み会

今日は教化主事さん御自坊での本葬儀。よくあるパターンとしては、密葬儀を執り行っておき、一年ほど準備をしてから、住職交代の儀式である晋山結制とあわせて本葬儀を行うのですが、教化主事さんはすでに晋山結制を行っていることもあってか、いきなりの本葬儀でした。


本葬儀だけであっても、関係各所への連絡や諸々の手配など、なかなか大変なのですが、よくそんなすぐにやれたものだなと、さすが教化主事さんと感じています。


社葬なんかだと、社員にもいろいろ動いてもらえるじゃないですか。住職や前住職の本葬儀は会社社長の葬儀を社葬として執り行うようなものなのですが、取り仕切るのは住職や副住職といった、直系の弟子しかいないわけです。もちろん奥さんや家族もバックアップをするわけですが、お寺関係のことは和尚にしか分からないのが普通のお寺です。親戚関係をすべて家族に任せてしまえればかなり負担は減りますが、完全に任せきることなんておそらく無理です。誰かのせいじゃなくて、そういうものだと思います。


私だって、順場通りであれば、いつか同じ立場を経験することになります。正直、出来る限り先の話であって欲しいです。

初七日の法要まで随喜し(受付なので、実際には法要には1つも出ていませんけれどもね。初七日の法要中にようやく受付を閉じることが出来て、片付けを始めていました。)、配役寺院の解散と同時にお寺を飛び出し、今度はロータリークラブの夕涼み会へ向かいました。


会員である住職が、私の家族もご招待してくれたのです。バイキング形式のパーティで、ビンゴゲームもあったりして、なかなか楽しいのです。花火がもらえたりするので、子どもたちも楽しめます。でも、よくよく考えると、幼稚園の夕涼み会、若三会の夕涼み会、そして今日のロータリークラブの夕涼み会と、この短期間に3回も夕涼み会がありました。すごい混みようです。ただ、外で涼んだのは幼稚園の一日だけですけどね。


悲しみの葬儀の後に、夕涼み会をはしごするというのは、不謹慎な気もします。でも家族サービスも削れません。夏休み中の8月の半分、子どもたちに何の遊びも提供できないのですから、その前後は無理をしてでも何かしらの体験をさせてあげたいという思いもあります。要は自分の気持ちの整理だけです。夕涼み会へ行ったところで、周りの人は、私が葬儀へ行ってきたということは一切知らないのですから。子どもたちもそこの所はまだ理解していませんしね。