書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

小学4年のあの日にタイムスリップ

留守にしている間、もっとも心配だったことは、火災です。一応消防団の分団長ですので、常に気になっています。肝心の時にいなかったらダメでしょう。

三役である副分団長と部長には事前に不在を伝えて了承をもらっているものの、普段よりも何倍も、何事も無いことを願っていました。

願い通り何事もなく時間が過ぎてくれたことにただただ感謝です。今後もずっと、入出からは火災が出ない事を願っています。任期中だけではなく、未来永劫。

諸行無常ですが、未来永劫火事を出さないことは、理に反しているわけではないですからね。

旅行疲れなのか何なのか、いまいちどころじゃなく集中できないでいます。なんとかここ数日忙しかった日の分の会計処理をし終えましたが、それだけでパソコンの画面を見るのが辛くなりました。

ちょっと変、というぐらいに画面を見るのが辛いです。小学4年でパソコンを扱いだしてからずっと好きだったアイテムなのに、こんなに辛く感じるとはねぇ・・・

そう言えば、長女は今、小学4年生。私がパソコンに接したのは、夏。お盆の後です。兄がお金を貯めて手に入れたパソコンを、使わせてもらいました。

あの頃からプログラムをしていたんですよ。父がプログラムの載っている本を買ってきてくれて。昔はいくつかそうした雑誌があったのです。たいていは読者が投稿するプログラムでして、ゲームがほとんどでしたが、それをキーボードでぽちぽちと入力していくと、遊ぶことが出来ました。

中には何度見直してもエラーが出て動かないこともありましたけれど、紙面に載っているプログラムを入力することでゲームが出来るというのは、今の世の中では体験できない感動かもしれませんね。

そして、今からしたら随分単純なゲームでしたから、解析も容易でした。どういうプログラムでこのゲームが動いているのか、小学生でも理解できたのです。答えが書いてあるんですから。同じようにプログラムを書けば、その通りに動くんです。そして、一部を書き換えて、どうなるか確認して。その繰り返しで、私はプログラムの組み方を覚えました。

言語はBASICでしたが、この時の経験があるおかげで、他の言語の習得は容易でした。書き方のルールが分かりさえすれば良いのですから、工業高校でプログラムの授業があっても苦労は一切無かったです。教科書に書いてあることは知っている内容でしたから、先生の話す言葉から自分が知らないことを探す授業でした。楽しかったなぁ。

そんな重要なきっかけを作った小学4年の夏が、今、長女に訪れています。観光旅行に出かけてもホテルでのんびりすることを優先してしまうちょっと間違ったことを先に覚えてしまった娘に、この夏、将来に渡って重要な体験を得るきっかけを与えなくてはなりません。何に強い興味を持ちそうか、いまいち分からない娘です。どうしたら良いかはっきり言って考えあぐねていますが、父親として何か、してあげたいと思います。