書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

写真撮り忘れ

今日は特派布教がありました。曹洞宗を代表する役職として官長職があります。官長は2年任期で、永平寺總持寺大本山貫首様(住職)が交代で就任します。その官長様に成り代わって、特派布教師が全国各地を訪れ、お説教をして回るのです。年間約800会場で開催され、一方で特派布教師は曹洞宗全体でも40人しかいないそうですので、なかなか大変なお役目です。
正太寺のある第3教区では、いつも全19ヶ寺の総代さん方にお集まりいただき、お説教を聞いてもらっています。お話しの時間はだいたい1時間半程度。毎年中身の濃いお話しです。


私はだいたい最後の2、30分しか聞かないわけですが。
お説教の前に3つも法要を行うので、それだけでへとへとになってしまうのです。1時間半お話を聞いていたら、どれほど中身のあるお話しでも寝てしまいます。遠方からわざわざおいで願っている特派布教師さんの前で、また総代さんが大勢いらしていることもあります、居眠りするわけにはいきません。


お説教が終わったらすぐに布教師さんの侍者としておそばにいってお手伝いをしなければなりませんので、それに備えて最後の2、30分はすぐ近くで聞いてるんですけどもね。


そんな特派布教の様子を撮影しようと思ったのですが、携帯電話で写真を撮るとシャララーンと鳴るので躊躇してしまい、結果、撮り忘れてしまいました。残念です。


肝心のお話しの内容は、私の聞いた最後の方は、感動して涙が出そうな話でした。その感動が、ちゃんと布教につながっているんですよ。さすがです。良いお話しをありがとうございました。