書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ホームウェア

通販のカタログでホームウェアとかリラックスウェアとか見ていると、憧れます。
お寺というのはお客のさんの多いところで、お客ゼロという日はあまりありません。お客さんがいなくい日でもお参りにみえる方はいます。本堂にいろいろと用があって行きますから、いずれにしても顔を合わせることになります。


その時に、それなりにちゃんとした格好をしていないと恥ずかしいじゃないですか。だからいつも、近場にならそのままお出かけできる程度の格好をしています。
お寺といえば作務衣ですし、師匠も作務衣を日常的に着ていますが、私は今のところ洋服です。作務衣って、意外と高いんですよ。日常的に着るとなると安い物ではすぐに傷んでしまいますから、自然と1万円以上は必要になってきます。それでもジーパンの方が丈夫ですし、Tシャツだって3千円ぐらいで十分な物が手に入ります。


もうちょっと作務衣が似合うようになったら考えますけれどね。


話を色々聞くと、普段家にいるときにいつでも出かけられる格好をしているというのは珍しいことのようですね。仕事から帰ってくると後はご飯とお風呂、そして寝るだけだから、気軽な服装をするということらしいです。
考えてみたらそうですよねぇ。てことは、お寺の人間は人よりも洋服が傷みやすいってことですか。着ている時間が長いから。


ほんとにそうなのかなぁ。みんなホームウェアとかリラックスウェアとか着てるのかなぁ。正直、初めてそれらを見たときの感想は、「いつ着るんだろう」というものでした。自分の見ている世界がすべてではないと気づかせてくれた出来事でした。