書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

今日は嬉しい給料日

お寺の職員にも給料日があります。職員とは、住職・副住職。この他にも、いわゆるお寺の奥さんを「寺族」と言って、職員としてお給料を出す場合もあります。大きなお寺だと、住職・副住職以外にも僧侶がいて、もちろん職員となり、そうなると小さな企業のような状態になりますね。


良く勘違いされるので今まで何度も触れたにもかかわらずまた書きますが、職員への給与には税金がかかってきます。無税なのは、宗教法人であるお寺の収入に対してだけです。それも宗教活動に伴うものだけに限られています。
そんなわけで、正太寺でも年末調整や源泉徴収なんかをしています。


そのあたりの難しい作業は師匠がやってくれていますが、月末の入金や給与を引き出してくる仕事は、私が時々やるようになりました。ま、それも、伝票は書いてくれてあって、金融機関に持って行くだけなのですけれど。まだまだ子どものお使いです。


こうして私の手元にも給料が届くわけですが(手渡し)、年金や保険や税金やカードの支払いやとしていくと、手元に残るのはわずかです。どこの家庭でもそうだと思いますけれど。
同年代の会社勤めの人たちと比べるともともと少ないお給料な訳ですが、年金も保険も大差なく必要になってきますし、税金はなんだか所得が少ないほど負担が多いような気がしてきて、切ない日々です。


・・・給料日にこんなこと考えてしまう状況がまず切ない。
でももともとはお檀家さんのお布施が回り回って給料になっているわけですから、いただけるだけありがたいことです。ほんとに。
来月も無事にいただけますように。