書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記 20180702

お盆月に入りました。正太寺のある湖西市は8月のお盆ですが、浜松市内は7月のところが多いです。宗務所もそれに合わせて、7月・8月ともに休務日を設けています。両月とも6日から16日まで。以前は10日から15日までだったのですが、6日から9日までの間に用事に訪れるお寺さんはほとんどいなかったので、営業縮小しました。16日がお休みなのも理由があって、15日までお盆行事が続き、16日に宗務所出勤では片付けをする時間がないということで、こちらもいっそお休みにしましょうということです。至極まっとうな判断ですが、なぜ今までそうなっていなかったのか、疑問。

宗務所の勤務体制も7月お盆地区の職員は原則として当番に入らないことになっていて、8月お盆地区の職員で回すことになっているんですが、今期の職員はちょっとバランスが悪く、8月お盆地区は二人だけ。その一人は私なんですけれど、もう一人の書記さんと二人で7月前半の勤務を回すんです。

私はしょっちゅう月・水・金と出て来ているので特段の問題はありませんが、この時期だけ出勤回数の増える書記さんは、いろいろ調整が大変なんじゃないかと心配になります。ま、仕方ないんですが。

お盆経にみんな回り始めて、宗務所は来客もなくさぞ静かだろうと思っていたら、意外とお客さん多かったです。油断大敵。書記さん大変。

私は黙々とプログラム組んでますしね。でもだいたい出来上がりましたよ。水曜に仕上げをすれば、完成と言えると思います。ひと月はかからずに、そこそこ面倒な機能を追加することができることになります。素人が片手間でやったにしては、いい進捗だったんじゃないでしょうか。

好物の直前でUターンの子どもたち

特に長男からの強いリクエストにより、夕食ははま寿司へお出かけと決まりました。日曜の晩に出かける際は、明日が学校ですから、なるべく早い時間の夕食にして、いつもと同じ就寝時間に眠れるように調整しています。今日も17時にははま寿司に入れるようにして、そうすると18時半には帰宅できますから、歯磨きとお風呂をゆっくり入っても19時半の就寝時間は守れるという算段でした。

我が家は現在、2年生の長男が19時半就寝。4年生の次女も可能であれば同時間。平日は帰宅が遅いですし、宿題も時間がかかるので21時を回ることが大半ですけれど。

長女はもう中学生ですから、自主判断に任せています。テレビを見ていて遅く寝るということもなく、自主勉強が終わらなくて遅くなるぐらいです。宿題に自主勉強が出るという、すごく矛盾した課題に追われています。自主勉強の内容はたぶん自由なはずでが、やったという証拠として、ノート半分ぐらいを埋めなさいとなっています。自然と、授業の復習を書くことになっていきます。

もちろん他にも宿題は出ていて、復習よりも予習の大切さを教えたい私としては、予習に割く時間を結果的に奪っている宿題というのもを、いつまで経っても快く受け入れられません。自主勉強を予習にあてて、学習した良い用をノート半分書けば良いのですが、他の宿題で疲れた頭でやっても、ねぇ。

教科書ベースで進める授業では、その日に学習する内容は事前にある程度予測が立ちます。その範囲を予習しておくことで、教科書だけで理解できることと、先生の話を聞かないと理解できないポイントが把握できます。そのポイントに集中して(なぜ理解できなかったかを考えながら)授業を受けた方が、能率良いです。復習はわざわざノートに授業内容をまとめ直す必要は無く、教科書を読み直すぐらいでOK。その分、新出漢字や数学の公式、英単語の暗記に時間を割いた方が良いでしょう。毎日10単語くらい暗記するように仕向けてくれれば、半年で1800語覚えられるんですよ。理想論ですけど。単語の意味が分かれば読解も楽になるんですから、英単語の暗記だけは無理矢理に仕向けて欲しいです。授業の復習ノートなんかいらないでしょう。教科書以上に上手にまとめられるほどの才能があるとしても、その才能を発揮するのはそこではないでしょう。

異論はもちろんあるでしょう。ただ、予習は(授業直前の休憩時間終わり間際数分に)しっかりやって、授業中に寝ゲフンゲフン成績が落ちかなった経験者なので。ちゃんとまじめに予習してれば、と思わずにはいられないのです。予習も復習もやれば理想的でしょうが、時間は有限ですから、優先順位をつけるとするなら予習だと思うのです。違うかなぁ。

で。はま寿司の駐車場に到着し、お店へ向かって歩き始めたところで、身内にアクシデントが発生。緊急招集に応じて、はま寿司ご飯は無しとなりました。「来週来ようね」の言葉一言で。そのアクシデントを知りながら食事をしても、私ものどを通らないし、妻もたぶん同じ。子どもたちも、たぶん長女は気になるでしょう。駆けつけて、一緒にいることで、我々も安心を得ました。はま寿司に流されなかった判断は、大正解だったと思います。

一息ついたところで、思い出したように息子がはま寿司~と言っていましたが、先述したように今日は日曜日、早く帰って明日からの学校に備えなくてはなりません。今日もまた一つ、我慢を覚えさせるのでした。息子よ、こういう日もあるんだ。うまく気持ちのコントロールをしていこうぜ。

疲れを見せずに法事

疲れを見せずにと言うか、まだ疲れが出てこないというか。下見の旅の疲れは、午前中の段階では顔を出しませんでした。ですから法事はいつも通りに気合い入れてお勤めできたのですが、ちょっと抜けていたことがあります。

お寺のカレンダーには書いてあったのですが、昼食も一緒にということで誘われていました。もし都合が悪くなれば事前に連絡しますね、という話だったのですが、それに気がついたのは、ご自宅での読経後に話している最中。

法事に出かける前に、中学校の陸上部で頑張る長女の足がおかしいということで、午前中に整形外科へ行き、午後からは、練習場所でさされた虫刺されがひどいので、皮膚科へ行く算段を立てていました。整形外科は私が法事をしている間に妻が連れて行き、皮膚科は私のかかりつけ医院ということもあり、私が連れて行くことにしていたんです。

妻には夕食の支度もありますし、私が連れて行く方が合理的というのも大きな理由です。そんなわけで、当日のドタキャンをお施主さんに伝えることになってしまいました。誠に申し訳ない。お施主さんの息子たちは、私が消防団の分団長をしているときに団員でいてくれた仲間なので、久しぶりにいろいろ話をしたいと思っていたのもこの段になって思い出し、勝手ながら残念な気持ちになりました。重ね重ね申し訳ない。お料理が無駄になっていたら、お店にも、お料理にもさらに申し訳ないことを…お施主さんの息子たちは食が太いので、余さず食べてくれていることを願うばかりです。

最近こういうケアレスミスが増えています。今回に限って言えば、娘のことで頭がいっぱいになってしまったというのも理由になりますが、他のケースでは本当に何でこんなミスを、というようなこともあったんです。気をつけないといけないと思いつつ、改善につながる動きも出来ていません。特段何か仕事のフローが変わったとかも無いので、これといった原因が思い当たらないのです。対処療法的に何か対策をするしか無いのですが、いったいどうしたものやら。

ちなみに、娘の足は疲労骨折の一歩手前という診断でした。虫刺されの方は、ステロイド系の塗り薬の処方で済みました。ただ、疲労骨折の一歩手前の場所と虫刺されの場所がかぶっているので、湿布貼るのにも間にガーゼを挟んで虫刺されの後に直接触れづらいようにしなきゃならないなど、面倒な状況にはなっています。数日で虫刺されの痛みが取れれば、少し楽な作業になるのですがね。

とりあえず一週間、走っちゃだめと言うことで、毎日とにかく走りたい娘は不満げです。まだまだこれから練習を重ねて行くときですから、しっかり治さないと。先輩たちも足が痛いのをごまかしながら練習しているようですが、無理をして本当に骨折になってしまったら元も子もありません。娘は食が細いので、骨折に至る可能性は先輩たちよりもかなり高いと思います。

折れてしまったら当分走れませんからね。娘も十分に分かっているはずですので、我慢する気持ちを貫けるように応援したいと思います。

そして自分も、これ以上ケアレスミスをしないように、なんとかしなくては…

下見の旅もつつがなく終了

今回の行程は思ったよりも厳しくなく、予定通りのタイムスケジュールで夕方には帰って来ることが出来ました。醍醐寺三室戸寺といった大きなお寺も回っていますが、下見も上手になったので、手早く済ませられるようになったようです。

でも、見所を撮影して来るの忘れたなぁ。ビデオを作る段階で、素材が足りずに困ることになるかもしれません。ちょっと心配。

天候不順な中での旅でしたが、本格的に降られたのは三室戸寺だけでした。そして、その時に限って傘を車に置きっ放しというね、危機感が無いですね。機材を濡らすことだけは絶対に避けなくてはならなかったのですが、壊れない程度に濡れました。この程度で済んで助かりましたが、ダメですね。傘さえあれば十分なサイズの機材だというのに。テレビカメラぐらいになると、ビニールかぶってますもんね。あそこまで用意するのは大変でしょうに。

坂道以外は意外に安全運転の隣寺住職のおかげで、危険な場面も無く帰って来ることが出来ました。彼はこの後、四十九日法要に行きました。お疲れ様です。私は今夜は休憩できます。

体力的にも大変ですし、いろいろ見てこなくてはならないというプレッシャーも感じる下見の旅ですが(それでも撮り忘れがあるし)、楽しみでもありました。旅に行くこと自体も楽しいですが、本番の車内で、要所をかいつまんで事前に案内が出来るようになるし、どう案内しようか、ネタバレじゃ無いですけど、行くことが楽しくなるように案内するにはどうしたらいいか、そんな事を考えるのが楽しいんです。これは下見に行かなくては、絶対に出来無いことですからね。

いつもよりも下見に行く時期が早いので、今回の模様を忘れないようにしておかなくてはなりません。三ヶ月後。きれいさっぱり忘れるには十分なほどに時間があります。早めにメモをまとめるなどして、記憶の維持に努めるのが、これから一番やるべきことですね。もしくは直接声にしてしまって、それを録音しておくとか。その方が気持ちも声に乗って、後から思い出すのにより良いかもしれません。良いマイクもあるし。ここはひとつ、挑戦してみようかな。

札所巡り下見に出発

9月下旬に西国三十三所巡り、最終回を予定しています。二泊三日で七ヶ寺を回り、いよいよ満願です。その旅の下見へ、今日から一泊二日で出発です。いつものように隣寺の住職を巻き込んで。運転手は君だ~、私は寝てる~

出発、朝5時。

先日も書いたように、車内の会話を録音です。ずっと録音しっぱなしでは編集で聞くのも大変なので、30分ぐらいかな、それでよしにしました。しかもマイクをつけっぱなしにしていると、録音アプリが動きっぱしなになるようで、ふと気がついたらiPhoneのバッテリーが干上がりかけていました。録音用に使わなくなったiPhoneを持ち出してきて良かった。今使っているiPhoneがバッテリー干上がると、いろいろ困ります。

もちろん充電用のバッテリーは持ってきていますけれど、すぐに満充電になるわけでは無いですからね。しかもマイクは充電用の端子(Lightning端子)に差し込むタイプなので、充電しながら使えません。こういうとこは、使ってみて初めて分かる部分ですね。本番のバス車内の会話も録音しておいたら面白そうですが、使っても良さそうな場所を見つけるのは、大変そうだなぁ。(最終的に本番の様子もビデオにまとめる予定なのです)

隣寺の住職とはすでに、キューを出せば録音モードで話が出来るぐらいには頭が録画脳に冒されてますから問題は少なかったですけれど。

今回の道中で最も心配なのが、琵琶湖汽船を利用した長浜港から竹生島への移動です。竹生島には宝厳寺という札所がありますが、悪天候で欠航と言うことになれば下見が出来ません。これは本番でも同じことが言えますが、とりあえず今日は無事にクリアしました。階段しんどかったぁ。しかも観音堂は階段半分ぐらいで済む場所にあることに後から気づくし。

他の札所も予想外に階段がきつくて、ふくらはぎがぱんぱんになってしまいました。本番で皆さん登り切れるか心配ですが、励まし合いながらクリアしてくれるものと信じています。

夜は京都市内泊。前職で京都近郊に赴任したこともある隣寺住職の案内で、夕食を求めてふらふらしました。人が多い。京都はすごいですね。でも今後は京都市内に泊まる用事もないなぁ。家族旅行では一度しか来たことがないので、いずれ家族を連れて、訪問したいですね。娘が喜びそうなアクセサリーショップもたくさんあったし。

宗務所日記 20180627

月曜に引き続き、プログラマーな一日。Microsoft Accessでコーディングしてます。頭に思い浮かんでいる処理はさほど難しい内容でもないのですが、手が追いつきません。年、なのかなぁ。

久しぶりに並び替え(そーと)という処理を書いたのですが、これがもう、頭で考えるだけでは書けない。Webを検索して書き写すようにして実装していきます。それでもなぜかうまく動かない。結局は書き写しミスだったんですけどね。自分の中での思い込みのせいで、間違えて写しちゃったんです。

高校生の頃には考えなくても書けたのに、あれから25年ぐらいですか。ずっと続けていれば今でもバリバリ書けたのかなぁ。

プログラマーになりたかったんです。小学生の卒業文集には書いてないですけれど、多分その頃から、漠然とした想いとして持っていたんです。中学生までは独学で取り組み、高校でようやく少しまともに教わって、楽しかったなぁ。

作りたいものが無くなってしまったのが衰えの始まりでした。物質的に日本は豊かになってなんでも簡単に手に入る時代がここしばらく続いていますが、コンピューターの世界でも、自分で作らなくても探せば手に入る時代になってしまいました。無いなら作ろうという精神から、あるものに自分をあわせて使おう、という考えに変わっていってしまいました。

本当にプログラマーになっていたら、どんな風にして、今の世界に向き合っていたんだろうか。たらればですけれど、振り返ってみて一番気になるのは、やっぱりそこなんです。

微妙な気持ちの発散先として、こうしてたまにプログラムに取り組んでいます。昔みたいにサクサクと書けなくなってしまい、辛い時間の方が長くなっているようにも思いますが、でも、全体としては楽しいです。無いものを作るって、やはり楽しい。

下見に備えて準備準備

明後日から、西国三十三所巡りの最終回に備えての、下見に出かけます。相変わらずの、二泊三日を一泊二日で回ってくる弾丸ツアー。隣寺住職を巻き込んでの二人旅です。

今回はiPhoneに接続する高性能マイクを用意しました。これで車内の会話を録音し、下見で撮影した映像に混ぜて使うことで、今までの下見ビデオとは少し違って映像が出来上がる予定です。

ただ、車内の会話は外に出せない内容ばっかりなんですよね。とてもじゃないですけど。そこをどうするか。一応2人ともいい年した大人なので、録音している最中は気を遣った話をすることになるわけですけれども、そんな会話、聞いていても面白くないじゃないですか。普通の会話を面白く聞かせられるほどの話術はとても持ち合わせていません。

録ってみないと分かりませんけれど、ピンポイントで映像に重ねられる会話があれば良いなと思っています。

ちなみに、購入したマイクはかなり評判の良いマイクですので、こんなイレギュラーな用途では無く、いろんな録音にこれから活躍することになるでしょう。楽しみです。

カメラ回りの準備は、4月に本番をやったばかりなので、だいたい整っています。バッテリーを何本も充電する必要があるぐらいでしょうか。下見用の荷物をまとめるのもだいぶ慣れてきましたしね。一番肝心の録画機材をアップデートしたいのですが、資金もないし、性能は上がっていても利便性が向上する機器も出ていないし、ちょっと辛い。

DJIのOSMOを使っています。カメラ性能だけを取ってもGoProよりもきれいな画が撮れるので、ジンバル機能付きのカメラとしては他に選択肢が無いぐらいに良い製品です。ただ、モニターディスプレイが無いのです。どう撮れているか確認するには、スマホWi-Fiでつながなくてはなりません。これが手間なんです。電源を入れるたびに接続の時間がかかります。体感では20秒ぐらい。バッテリーの消耗も激しい製品なので、電源を入れっぱなしにするわけにもいかず、札所に到着するたびに電源を入れ、スマホとつながって画が出るのを待たなくてはなりません。

その点GoProなら、全体的なサイズも小さいし、モニターディスプレイは本体に内蔵されているし、利便性という面ではかなり上です。追加投資が必要ですが、専用のジンバルもあります。電池の消耗もGoProの分だけでシンバル部はさほど減らないようです。OSMOはOSMO自体にも電池食いで、下見も本番も、予備バッテリー5本も持ち歩いています。そして、モニターとなるスマホもかなり電池を消耗してしまいます。電池の残量を気にする対象が一つか二つかで、楽さが全然違うんですよね。

画質と追加投資に目をつむってGoProに乗り換えようと思ったこともあるのですが、でもやっぱり、画質に開きがあるんですよ。レンズの大きさが、だいぶ違うからだよなぁ。モニター搭載OSMOが登場して欲しいです。便利になるのに。