書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

明後日からの梅花流全国奉詠大会の向けて、職員会議を開いて各人の細かな動きについての確認を行いました。先日の日記にも書いた通り、今回は初めての形態での大会となります。記念式典は二日間で1万人を動員、永平寺での献詠は、同じ人数が三日間で押し寄せます。

式典は大きな会場が確保できればそれで大体後は例年通りなのでさほど問題ないのでしょうが、永平寺へ上がるというのは、中々難しい。そもそも初めてだから蓋を開けてみないとどうなるか、確たることは分からないという状態です。

単純計算で、一日三千人以上が同じ目的のために上山するのです。階段だけでも約150段を登り、献詠会場である法堂まで、長い導線を歩きます。複数の宗務所が合同で、一度に200人から400人程度をひとまとまりとして献詠を行います。到着時間も当然ばらつきが出ますし、よりにもよって名神高速道路がリフレッシュ工事中ということで、工事渋滞の影響が読みきれません。どこかで遅れが出れば、その遅れは最後まで響くことと思います。献詠予定時刻はかなり細かく調整されているようですから、遅れることだけはないようにというのが、関係者全員の願いでしょう。

迎える方も行く方も、不確定要素があまりに多い今回の大会。大会本部メンバーの胃の状態も気になりますが、各宗務所の職員もそれぞれにずっしりと負担を背負い込んでの行程となります。

第四宗務所も、3台のバスで向かいますが、各地の出発時間はいずれも6時代前半です。リフレッシュ工事が心配ですが、これ以上早めることは出来ません。本当でしたら前泊したいぐらいですが、永平寺の献詠が24日、記念式典は25日に参加しなさいというお達しのため、前泊すると二泊三日になってしまいます。参加者の募集が年々厳しくなる昨今、旅費を少しでも抑えるようにという見えない圧力のため、前泊は選択肢にも上げることはできませんでした。

少しでもスムーズに事が運ぶように職員全員で意識の共有を行う会議となりました。

そのほかにも大きな議題が重なって、今回も長い会議となりました。長いのに無意味な会議も大変辛いですが、3時間の会議中、無駄な時間がない会議というのも消耗します。しっかり頭をリフレッシュして、当日に備えようと思います。