書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

本堂飾り付けと、松竹梅をセッティング

午前中に、本堂の飾り付けをしました。普段は塗りの柱で質素に演出されている正太寺本堂も、お正月とお盆、そして特別な行事のある時は、赤を基調とし、様々に刺繍の入った幕で、鮮やかに飾り付けられます。


お正月はさらに、本堂内西側に道元様、寒厳様、瑩山様の掛け軸、そして御開山以下歴代住職の掛け軸が飾られます。この掛け軸、他の飾り付けと共に3日の午後には取り外してしまいますから、お檀家さんの中でもご覧になったことがない方もいらっしゃるかもしれません。忙しい最中でしょうが、是非この年末年始にお参りしていただければ、ありがたいです。


午後からは松竹梅をセッティング。笹は今から活けておくと枯れてしまうので、松と梅ですね。それに千両を加えて少しめでたさをアップ。本堂位牌堂内の各所に活けました。稲荷殿にも。以前は歴住の墓地にも活けましたが、最近は松も減ってしまったので、ヒバを活けています。


また位牌堂内も松は造花です。昨年から導入した松の造花ですが、あんまり出来がよろしくないですね。お値段はなかなか高価な物なのですが。なぜ造花かというと、やはり松の木が激減していることが一番の理由です。その減っている中でさらに松の枝を切り出してくれば、当然弱ってしまう木もあるでしょう。人間が勝手にお祝いするお正月のために、松に犠牲を強いるのも、考え物です。造花の場合は、プラスチック製ですから最初に製造する時には環境負荷がかかりますが、長く使えば今度はエコに繋がります。


最初は不思議に感じるかもしれませんが、ご理解をお願いいたします。


そんなわけで、少し仕事を先回ししましたので、明日明後日の予定がゆったりとしてきました。嬉しいです。体に疲れが蓄積されてきているのも感じますが、もうひとがんばりです。