書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

そんなわけはない

東北地方では大雨の被害が続いているようです。静岡県は今夏も雨による被害はほとんどありませんでした(少なくとも私の身近なところにはありませんでした)。昨今の異常気象ともいわれる気象状況を見るに付け、これはとても幸せなことなのでしょう。
その幸せに感謝しつつ、様々な被害に遭われた皆様に、お見舞い申し上げます。命さえ失ってしまわれた方も多いです。幸いにも命ある方は、再び力強く立ち上がりましょう。


静岡県も東海地震が来ると言われ続けて30年余。歴史に照らしても、おそらく地震が来るのは間違いありません。間隔が長くなればなるほど、力が貯まってより大きな地震になるのではないかと、心配です。まだ我が家では、地震にあったときの具体的な行動計画が作成されていません。私が宗務所にいた場合はどうするか。家族が買い物に出ている最中だったらどうするか。連絡の取り方は?
地震が来る前に決めておかねばと思いつつも、今日も一日が経ってしまいました。


不安を背負いながらの日々ですが、実際にはおおむねお気楽な日々でもあります。今日はお彼岸に備えて本堂と位牌堂の掃除をしました。


正太寺のお彼岸行持は、三年に一度、秋彼岸のお中日に行うのおせんぼうしかありません。他の時は近隣のお寺さんで回り番でおせんぼうを行っています。お寺は、お参りの方が来るのみで静かなものです。
お参りの方はやはり大勢お見えになりますから、掃除は欠かせませんけどね。ちゃんと掃除はしてますので、すみっこに蜘蛛の巣があっても、見落としだと思って見過ごしてください。
いくらとっても、蜘蛛も必死ですから、その日のうちに巣を張りますしねぇ。


それにしても暑い日でした。真夏よりはまだましではありましたが、汗をかきかきの掃除でした。わざわざ一番暑い昼下がりに掃除をしたのがそもそもの失敗でしたね。この時間帯、屋内は暑さがこもってとんでもないことになります。特に一番奥に位置する位牌堂は山をしょってますから風が抜けていきません。空気は暖まるのみです。


でも師匠と二人がかりでしたので、ものの1時間で掃除は終わりました。その間にかいた汗の量はなかなかのものでしたが、二人いるというのは、つくづくありがたいことと思います。
そんなわけで少し余裕がありましたので、正太寺通信を目立つところに張り出しておきました。お彼岸中に何枚持ち帰っていただけるか、楽しみです。


次の第4号にとりかかりながら、減っていくのを眺めていようと思います。