書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

豊橋の某出雲殿へ

お役僧で伺うことになっていました。1BOXカーに乗ってますので、他のご住職方を乗せて運転手です。以前にも2度3度行ったことのある会場なのですが、はっきり場所を覚えていません。1号線を走っていると自動的にたどり着けるのですが、今回は西へ走る1号線に北から合流するルート。どのあたりで1号線に入ればスムーズに到着できるか、さっぱり分かりませんでした。


助手席に乗っていただいた和尚さんにナビの地図を見てもらうもののその方もうろ覚えのようでしてなかなか判明しません。後部座席では他の話をされていまして、なかなか運転手の動揺には気がついてもらえません。
開式時間に間に合わなければなりませんから、適当に走って予想外の時間がかかってしまうと困ります。御導師様も乗せてますからぜったいに葬儀に遅刻するということはありませんが、それはそれで困ったことです。


道のりの半分が経過した頃、悩みながらもこのあたりに会場があるはずという見当が付き、時間までに到着できる見込みがたちました。
「1号線が渋滞しているから少し通り過ぎたところで1号線を渡り、一本中に入った道を少し戻れば到着だ」
そう考えながら赤信号を見てブレーキを踏むと、目に飛び込む「出雲殿 信号左折」の看板。私の想定ルートではもう一本先の信号で左折なのですが。ここで曲がったら渋滞を通らないと行けないなと思っていたら後ろから声が。
「そこで左に曲がって1号線渡ってすぐ右に行けば着くよ」


そうか。行き過ぎなくてもさっき考えた一本中に入った道に入れるんだ。
すぐに左ウインカーを出して準備をして、信号が変わるのを待ちました。
左折して、右折して、最後もう一回曲がる必要がありまして、そこもまた指示していただいてようやく到着となりました。
来たことあるはずなんですけど、さっぱり覚えていません。自分で運転してきたのは初めてだったのかも。


道の覚えは物覚え以上に悪い副住職でした。
帰り道は道をよく知っている御導師様に最短ルートを教えていただいてスムーズに帰ってくることが出来ました。その近所のスーパーによく来るので詳しいんだそうです。


今日の教訓。
運転手をすることが分かっているなら、下調べをしてから出かけましょう。