書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

それの善し悪しを論じるのではなくて

最近、自宅での葬儀以外の、会館などを使って行う葬儀が増えてきました。以前は市内に一件もそうした施設がなかったので滅多になかったのですが、この3年ほどの間に2件も出来てしまい、急増しています。


会葬者が多い場合などはとても助かるようですね。雨天でも会葬者が雨の中待っていることもないですし、良い点はいろいろあります。もちろん、反対意見もいろいろあります。私なんて反対意見も賛成意見もあります。
今日は善し悪しを考える話ではなく、もっと単純な話です。


我々僧侶にとって会館での葬儀というのは、エアコンが効いているというのがうれしいところです。自宅での場合は普通開けっぴろげでやりますからエアコンがあっても効きません。夏場は扇風機で風が動けばずいぶん助かりますけれどね。
ご存知の通り見るからに暑そうな法衣を来てるので、夏場はしんどいです。導師ともなるとものすごく暑いです。体調崩してもおかしくないぐらいです。扇風機をどうにかして近づけてあげようという気持になります。
エアコンが効いていると、ハンカチで汗をぬぐう必要も、頭がぼーっとしてくる危険も、目に汗が入ってしみることも無く、儀式に集中できます。この集中できるというのが何とも言えずうれしいことです。


そんなエアコンですが、危険な副作用もあります。外に出たときの暑さが倍増するんです。お寺ってあんまりエアコン入ってませんから(去年結婚を機に部屋にエアコンが付きましたけども)、外に出て以降はずっと暑いまんまです。冷えるときがありません。朝からの気温の上昇をずっと体感していればこんなに暑くは感じないのでしょうけれど、一回エアコンの効いたところに入ってしまうと体はもうそこに慣れきってしまいます。


今日は特に気温と湿度が高い過ごしにくい日でした。初七日までエアコンの効いた室内で行ってお寺に戻るとすごい暑さに感じました。その中でちょっと力のはいる仕事をしたら、上からお湯をかけられたかのような感じになりまして気分が悪くなりました。
危険です。


一昨昨年お盆中に寝込んだ時もこんな感じでした。あの時の症状の再来がありそうで、すごく怖いです。エアコン、上手に使えば体に優しいはずなんですけれど、気をつけないといけませんね。