書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

消防団の月例訓練も、あと1回か2回

1月と2月の月例訓練は、震災対策訓練。地震直後の救助活動に役に立つ技術を習得するのが目的です。今年はロープ結束、車椅子の取り扱い、高所からの救助、チェーンソーなどの機械取り扱い、滑車を使った重量物の移動、円柱状の棒を使った重量物の移動、以上5つのブースに分かれて、実際に体を使って覚えていきます。

第7分団は、1月はロープ結束と車椅子取り扱い、高所からの救助の三つのブースを回りました。ロープを使って色々縛るというのは昔から苦手だったのですが、やはり今回も、教わった三種類のうち、一種類がどうしても頭に入らず、タイムアップでした。悔しい。

高所からの救助は、無理をせず若い団員を中心に頑張ってもらいました。固いところはダメです。はしごなんて最もダメです。

車椅子は、体重が軽いということで、乗る側でした。乗った状態で4人がかりで持ち上げ、階段の上り下りをします。運んでみると、意外に重くて大変なことが分かりますし、乗っていると、どれぐらい怖いかが分かります。

荷物を持ち上げる容量で、せーので持ち上げると、乗っている方は大変怖いんです。力は必要ですが、そおっと持ち上げなくてはなりません。そう、だからね、急に持ち上げちゃダメって言っているでしょう。

寒い中の訓練でした。最初と最後の団長のあいさつも大変手短で、聞いていて、素晴らしいの一言。指導をしていただいた本部の皆さんの手際も見事でした。来月もよろしくお願いします。

3月の月例訓練は、まだ内容が固まりきっていないようです。どうなるか未定。分団長は出るに決まってるんだろうな、というところですので、とは言えそれでも、任期中の月例訓練は残すところあと2回です。

名残惜しくは全然ありません。早く最後の一回を終える瞬間を迎えたいと、ひたすらに楽しみにしています。

宗務所日記

さあ、お仕事。役員会も終わり、宗務所はこれから少しゆったりとしたモードに切り替わります。新年早々慌ただしかったのが、ちょっと緩むのです。

ただ、教化主事さんと私は別。教化主事さんは来月の教区長会までに檀信徒研修会の資料を作成しなくてはなりません。数社の旅行社から提案を受けた内容を、どのプランがどの社のものか分からない状態で教区長会に提示しなくてはなりません。私ならエクセルなりなんなりで様式を決めてデータで受け取るレベル。めんどくさい。

私はといえば、教区長会と同日開催の予算所会に向けて、来年度予算案の編成が始まります。来年度は各主事さんとも大きな担当行事を抱えることになります。いつもとは違う予算編成作業になります。

事務経費含め、各科目とも削減はもう限界にきているので、ある意味ではそうした行事の予算をどうするかだけを考えればいいとも言えます。当然、例年のごとく赤字予算ですよ。

赤字での計上にもだいぶ慣れて、平常心で居られるようになってきました。結果として、昨年度は繰越し金に回せるお金が残りましたし、今年度も多少は残る見込みです。確実に赤字だと思っていたんですがねぇ。

来年度はそうもいきません。4年間の任期中、最大の行事が待っています。どうあがいても赤字。そこはちゃんと予算所会で説明をしなくてはなりません。まあ、そもそも、宗務所の行事というのは営利目的ではありません。管内寺院とその檀信徒のために使うお金と考えれば、行事単位では赤字で構いません。理想は、それでも年度を通せばトントンであること、というだけです。

このニュアンスは、短い時間で理解していただくのはなかなか難しいのです。大赤字予算を通した責任の一端は、教区長さんがたがどうしても負わなくてはなりませんし。制度上、仕方のないことです。

予算の編成から執行までを取り扱う立場の私よりは、幾分気楽だとは思いますけれど。でも、それを理解した上で手も出せずに静観するしかない所長は、私以上にしんどいでしょうね。矢面に立つのは私ではなく、所長ですから。

私以外に責任を負う立場の方々のためにも、出来の悪い予算は組めません。赤字であっても、自信を持ってこれが最良と主張できる、そんな予算を目指したいと思います。

うん、ちょっと大げさ。

痛みをこらえて

頭痛が続いています。原因に一つ心当たりが見つかりました。昨年12月になって手に入れた新しいMacBook Proを、しばらくノートPCとして使っていました。

私の利用スタイルは、お寺ではデスクトップ機として使い、でも持ち出すこともできるノートPC、です。選択肢をMacBook Proに限っているのも、デスクトップ機としてのパワーと持ち歩きも出来る可搬性を兼ね備えているから。

今後、仕事をする場所がお寺の中でも流動的になりそうなので、どこでも仕事のできるスタイルへ移行しようと考え、それはつまりノートPCとして使うというスタイルのことです。

ところが、ノートPCって、視線が下がるんです。キーボードと液晶がくっついていますから、どうしても下を向くことになります。

昔はそれでも全然問題なかったのですが、姿勢に気をつけるようになって数年、下を向いて長時間画面を見るための筋力が衰えてしまったようで、それが肩こり→頭痛発生というようにつながっているんじゃないかと疑っています。

今日はひたすら忙しいため、明日にでも今まで通りのデスクトップ機としての利用に戻そうと考えています。外付けディスプレイに繋いで、MacBook Pro本体は隅っこで小さくなっていてもらいます。キーボードもマウスも無線接続。どっからどう見てもデスクトップPCです。

問題は、外付けディスプレイの下にディスプレイ台を置いているせいで、視線が今度はすこーし高いのです。画面の中央よりも下ばかりを使っていれば問題ないのですが、そういうわけにも行きません。

このディスプレイ台、トレイがついていて、そこにいろんなものが収納されています。近々、このいろんなものを他の場所へ移して、ディスプレイ台を取り除いてみようと思います。

より体に優しい姿勢へ。それがきっと、頭痛の予防になり、作業効率の向上へとつながります。小物類がディスプレイ台に入っていることによる効率の向上もありますが、頭痛の予防はそれをはるかに超える成果が期待できます。

早くこの思いついた作業に取り掛かりたいです。

正太寺日記

法事が二件。久しぶりに師匠と手分けです。寒の間は法事を避ける傾向は未だに強いのですが、百ヶ日と一周忌でしたので、あんまりずらしたくないということで。

正太寺としては、寒にやらない理由はないのでいつでも受けますよ。土の下に虫が眠っているから塔婆を立てると殺してしまうとか、そもそも雪に埋もれているから法事どころではないとか、多分まあそういう、ちょっと宗教ちっくだったり、現実に即した理由だったりがいくつも組み合わさって、寒のあいだは云々という事につながっているんだと思います。正太寺は幸い雪で埋もれないし、塔婆も土に刺さないから虫の邪魔しないし。

宗務庁からダメって言われていないから、規則の上では何の縛りもありません。

そんな話を宣伝したわけではないのですが、週末のたびに法事が入り続けています。お施主さんも修行ができて、私も修行ができて、大変素晴らしいことです。

久しぶりに後席にもおつきあいさせていただきました。若いお施主さんですが、親戚の皆さんへのご挨拶もしっかりされて、しかも話が面白い。正太寺のお檀家さんでも、この方だけです、こういう挨拶をされるのは。具体的な話はここでは控えますけれど。

そんなお施主さんと親戚の皆さんに囲まれて、楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

その後、コイン精米所へ。娘が学校で収穫したお米があるのですが、玄米の状態で購入しました。それをいよいよ精米をすることにしたのですが、実は私、初の精米です。コイン精米機の使い方もよく分かりませんが、ネットで下調べしたら余計に心配になりました。

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農協にあるコイン精米機は予想外に混雑していました。日曜の午後、使う人はいないと思っていたんですが、そんなことありませんでした。しばらく待って、ようやく私の番です。

次に誰もいなければ落ち着いて出来るんですが、一人お待ちの状態。緊張します。しかしここで慌ててはいけません。説明書きをよく読み、落ち着いて落ち着いて。

1分づきとか、7分づきとかよく分からないので、「標準」を選びました。そしてコイン投入と同時に精米機が唸りを上げます。

その音を聞きながら、機械に貼り付けてあるその他のものを読んでいたら、どうやらどれだけ削り落とすかを表現しているのだと分かりました。そして、栄養価は当然玄米に近い方が高い。どうせなら7分づきを試してみればよかったかなぁ。

でも娘が一年を通して成長を見守ったお米。一番美味しく食べたいという思いもあります。ここは栄養価よりも優先していい場面かな。そもそも普段はそういうお米なんですし。

今はネットで玄米を買うこともできますから、そのうちに7分づきから試してみようとも思います。食べにくくなければ、栄養が多い方がいいに決まってます。精米機も一度使って自信がつきましたしね。

娘のお米が食卓に登場するのは明後日ぐらいからかな。とても楽しみです。

宗務所日記

お役僧の後、その後で宗務所へ。当番勤務ですが、無理言ってお役僧を優先させてもらいました。

宗務所の職員は、平常時はお寺の仕事優先です。法事はもちろん、お役僧の依頼があればそちらを優先します。私の場合はお役僧へ行くとどんなに頑張っても昼出勤になってしまうので、宗務所を優先させてしまうことが多いですけれど。遠いって、こういうところでも不利ですね。

会計伝票を手にしてみたら、12月の分が丸々ありました。よくよく考えれば当然です。暮れどきでほぼ出勤していません。年が明けてからも、新年役員会の準備がありましたし、初どきのために早退もしていました。

救いだったのは、会計に大きな動きはあまりなかったこと。役員会の請求もまだこれからです。連合宗務所では負担金などで少し大きな出金がありましたが、複雑な動きではないので問題ありません。

一瞬だけ残高がものすごくずれて焦りましたが、つけ忘れが一つあっただけですぐに合わさりました。

普通の会社ですと年末調整があったり大変な時期なのですが、全員お寺で年末調整をしますので、宗務所では年末調整の必要がありません。源泉徴収票も空欄だらけの簡素なものです。その源泉徴収票も無事に出来上がり、あとは職員に配布するだけ。税務署と市役所へは本日発送。湖西市は「できれば21日までに提出を」とありましたが、今日発送なら間に合いますね、多分。

ただ、普通郵便です。この時期、税務署や税務課へ届く書類なんて、こうした税務関係の書類ばかりのはず。今年からはマイナンバーが記載されています。名前も住所も。悪意のある人間が横からすっと盗ってしまうのもそんなに難しくないように思うのですが、大丈夫なのでしょうか。書留や宅配便にしたところで、そうした行為からは守る術としてはさほど効果があるとも思えませんし。

そう考えると電子申請が一番安全に思えます。が、電子申請には電子署名が必要です。宗務所は任意団体なので、誰の電子署名をつければいいのかよく分かりません。お寺なら、代表役員である住職のマイナンバーカードに含まれる電子署名が使えるんですが。

時々気になって調べるんですが、ザーッと目を通しても、任意団体はできないっぽい、ぐらいの感想になってしまいます。悩ましいです。

年末調整の説明会に行って聞くなり、税務署に電話するなり、直接聞いてみればすぐにスッキリするんですけどね。対面するのが苦手なのです。

本日も頭痛。

ホテルの朝食、8時までは団体様がご利用なので出来ればそれ以降のご利用をお勧めしますという案内に従って、普段よりも2時間遅れの朝食をいただきました。野菜も新鮮だし、色々美味しい。つくづく部屋の狭さが惜しい。そのほか気になったのは、団体様の後ということで、売りメニューのひつまぶしが空っぽだったり、野菜カレーの中に野菜が見当たらなかったりしたぐらいですね。

ホテルでの朝食はかなり軽めに食べるので、私にとっては全然問題ありません。サラダとオリーブオイル、それにパン。さらに暖かい卵料理があればそれで幸せです。できればオムレツがいいなぁ。

昼前にホテルから戻り、少しして妻とランチへ。こうして二人で出かけるのも久しぶりです。正太寺は遅いお正月ムードということで、許してください。

そんな間も頭痛は続いていまして、何をしてもはかどりません。そろそろ永代供養の受け付けた際に記録をつけて、お年忌の年になると教えてくれるように、FileMakerで作った過去帳を機能アップしなくてはならないのですけれど、この仕事は頭痛の時にはしたくないです。

これが本業であれば頑張りますが、私の場合はここで無理すると本業に支障がでかねません。

夜は消防団本部の定例会議。これで残すところ後一回です。重い話もありません。月例訓練が寒いかなー、というぐらい。団員共々、風邪をひかないように気をつけないといけませんね。

その後、詰所に戻って分団打ち合わせ。本部の行事を伝達し、分団の訓練についても検討します。こちらも2月3月の後2回しかありません。最初はこの訓練ですらやたらめったら緊張して迎えたものです。懐かしい。最近になってようやく、得られるものを求めての訓練を計画するようになってきました。それまでは、とりあえず団員が機械の操作に習熟することだけが目的でした。それはそれで大切ですけれど、今の団員なら、そこからもう一歩踏み込んだところができる、と思いまして。

打ち合わせの後、少し居残って夜警にお付き合い。ちょっとだけですけどね。こんな時ぐらしか夜警に顔を出せずにいます。他の三役、副分団長と部長は結構マメに顔を出してくれているようで、頭が上がりません。彼らのおかげで、滅多にこない分団長がそれほど悪くは言われない(言われていないと思う)のです。本当にありがとう。

夜警もあと12日。仕事の後の時間できついけれど、みんなで頑張ろう。

新年宗務所役員会

その昔は布教委員会と呼んでいたそうです。不況と同じ響きなのを嫌ったのか、出席者の顔ぶれがもっと広範囲になったからなのか、途中で名称が変わっています。私ですらその時代を知りませんし。

略して新年役員会。さすがに新年会、とまでは略しません。懇親会もありますので、新年会チックではありますけれど、3時間を費やすしてかなり密度の濃い会議も行われます。むしろ懇親会ではなくて、お疲れ様会に近いですよ。

しばらく続いている頭痛は相変わらずですが、ここまで緊張する場面では頭痛を気にする暇もありませんでした。つまりはその程度の痛みなのでしょうけれど、一日中痛みが続いているので終わってからは辛かったです。

今夜は会場となったホテルにそのまま宿泊です。浜松の駅前からは距離があるため、かなりお得な価格設定です。朝食は美味しいので、部屋の狭ささえ気にならなければ良いホテルです。

ワーキングデスクの椅子を引くと、十分なスペースができないうちにベッドに当たってしまうんです。それでいてベッドの幅が広いわけではありません。結婚式もやれるホテルですし、ロビーも立派です。そろそろ部屋についても力を入れて欲しいと願わずにいられません。

ほんの少しだけで良いからラグジュアリーなホテル、浜松には必要とされていないのかなぁ。大事なお客さんを招いた時には、もう少し都会的なホテルが欲しいのです。温泉宿なら舘山寺がありますからね、そちらは心配ないのですが。

まあ、今夜は眠るだけなので、狭くても問題ありません。こんな頭痛で仕事ははかどりません。録り溜めた映画でも観て、頭を休めようと思います。