書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

本年3度目のお盆

自ら蒔いた種ではありますが、6月7月と続いて、3度目のお盆です。今日明日と計4ヶ寺の山門大施餓鬼会と、漁業会に依頼されての河施餓鬼会をお勤めしていきます。

例年ならば十分に暑さに馴染み、むしろもう体力の限界で迎えるこの日ですが、今年は暑さに馴染むこともなく、でも体力は十分の状態で迎えました。結果としては、当然ながら今までよりも体は楽です。正太寺での準備もありません。お寺に戻れば休息できます。幸せ。

ただ、体力自慢の隣寺の和尚が、法要の途中で熱中症の入り口に立ったような症状を出しましたので、台風ですこーしだけ気温が下がったとはいえ、かなり危険な環境であったことには変わりありません。参列の皆さんの体調が心配です。お寺から戻ってからやけに体がだるかったりしたら、それは暑さにやられたせいです。無理をせず、エアコンがあるならばしっかりと効かせ、消化のいいものを食べ、十分に休息をしてください。油断は禁物です。熱中症は死につながっています。用心用心。

息子が妻の実家に泊まりに行く予定であったのですが、台風の接近に伴って中止となりました。この辺りでは本格的な接近はなく、暴風域にもどうやら入らずに済みそうなのですが、それでも常に強い風が吹き、時折はげしい雨が降ります。十分台風です。最接近は明日の真夜中と、まだだいぶ先なのですが。

車で30分ほどしか離れていない妻の実家へのお泊りを考えた際に、やはり悪天候の時に預かってもらうのはよろしくないということで。息子も残念がっていましたし、お義母さんや、お義兄さんたちも帰省したりしていたのでおそらく残念がってくれたと思います。でも色々勘案すると、最善手は中止であるとの決断に至りました。妻の方がそちらへ強く望んだので、私としては同意をするだけだったわけですが。代わりに今週末に泊まれるようにお願いをしました。可能であれば私も顔を出したいところですが、土日ともに法事の予約が入っているなぁ…途中合流ぐらいは出来るでしょうか。

台風接近に伴って、予定変更をされた方は多くいらっしゃることと思います。君子危うきに近寄らず。リスクから遠ざかる決断をされた方々、素晴らしいと思います。リスクを過小評価せず、それでも大丈夫だと計画通りに実施される方。おそらくはそれでもなお常に安全に気を配られることと思いますが、私も安全に過ごせるようにとをお祈りしています。

台風が通り過ぎるたび、台風をきっかけとしてどこかで命が失われています。今回の台風は非常に強い勢力とのことです。十分に用心をして、どうかどなたも危険に巻き込まれませんように。