書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

忙しい自慢

ここしばらくなんだか忙しいなぁと思っていました。改めてスケジュールを眺めたら、12月まで忙しさが続くようです。なんだこれは。

これだけ忙しくても、お寺に収入が入る機会は法事と葬儀、ほぼこの2つだけです。スケジュールを埋め尽くしているのは法事でも葬儀でもありません。葬儀が埋め尽くしていたらそれは大変怖い未来予定帳となって、持っているのも恐ろしいですが。

土日も平日も予定が入っていて、普段はそれほど多くない宿泊を要する仕事もいくつか。8割方は宗務所の関連した仕事なので、収入になるといえばなるのですが、日当5千円+交通費手当ではねぇ。職員の中でも通勤距離の長い私は、多めに交通費手当をもらっていますけれども。他の職員のように途中で仕事を抜けてお役僧に行けるわけでは無く、そうして断ったお役僧の数を考えると、優遇されてるとは思えないなぁ。組寺のお寺さんにも迷惑をかけてきました。12月の任期満了まで、今しばらくご辛抱を。

常々収入の安定化を模索していますが、最近ではお寺さん向けに、IT機器サポート月会費5千円、とかで需要が無いかなぁ、何て考えたりします。出張費請求無しで月に何度でもサポート依頼OK。利用してもしなくても月に5千円ですからかなり高価ですが、お寺特有の事情は全て承知した上でのサポートが期待できるなら、ぼったくりとも言えないと思います。お寺として業務にするには登記簿を書き換えなきゃならないので、個人事業としてやることになりますけれど。宗務所に費やしていた時間から考えたら、特段の負担増にならずに出来ちゃう仕事かもと思ったり。ただ、葬儀以上に急に電話が鳴るわけなので、自由はとことん失われそうですね。

でも需要が見込めれば、やってみたいです。収入面も期待しちゃいますし、サポートをしながら界隈のお寺さんのIT化を進めて、その結果、本来の勤めに集中できる時間を増やすことが出来れば、良いことずくめです。IT機器は便利ですが、トラブルが起こった際の復旧がまだまだ大変です。そこをうまくサポート出来れば良いなと思います。

宗務所の任期が終わったら、今よりは時間の自由が効くようになります。何か出来るかこうして考えている時間が、忙しさに追われてかさつく心を、少し和らげてくれます。