書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お正月目前

松竹梅のうち、葉っぱの落ちやすい竹を除いて、松と梅のお飾りが終わりました。明日笹を取ってお飾りすれば、松竹梅が完成です。梅の枝は十分に取れました。松は苦労しましたが、なんとか確保できました。なかなか、生けるのに適した枝というのは探すのが難しいです。

笹はもう目星を付けてあります。竹自体は山ほど(山だから当然ですが)あるので問題はありませんが、取りやすい場所が今年は確保してあります。ふふふ。


今日からはお餅が届きます。だいたい30日に皆さんお餅をついて、お寺にもお供え餅を持ってきてくださります。お寺の分も、お店から届きました。昔はお寺でもついていたそうですが、私の記憶にあるのは、今のお店のお餅だけです。忙しくて餅つきをしていられないのが実情です。本当は、檀家さんにも混ざっていただいて、お供え餅の餅つきをしたいところですけれども。その方が絶対、お寺とのご縁も強くなりますし。


お寺の餅のお供えは、明日です。例年30日から31日の午前中にかけてたくさんの方がお餅を持ってきてくださるので、それらをお供えしてからお寺で用意したお餅を供えるのです。でも最近は「餅代」という物が登場しまして、お餅をお供えする労力はやや減少傾向にあります。今日お供えしようと思えば十分に出来るだけの余裕がありました。時代は代わるものです。


お供え餅はお正月が過ぎると下げて、私たちが食べます。私が小学生の頃は、3学期がずいぶん経過するまで毎朝お餅を食べていたものですが(それでも何割かはご近所や知り合いに配っていました)、ここ数年はお餅の替わりにお米が主流となり、1月半ばにはお餅が無くなってしまうようになりました。餅好きにとっては残念ですが、致し方ありません。カロリー高いですから30代突入の私の体にはかえって良いことなのかも知れませんね。