書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

かっこよく描かれる職業

ドラマや映画でかっこよく描かれる職業は、刑事、医者、弁護士。この辺りが筆頭でしょうか。
先週の土曜に地上波で放送された「弁護士 灰島秀樹」をビデオ録画した物をようやく見ました。2時間という時間はなかなか確保できませんので、細切れに二日がかりで見ました。面白かったです。


同じ踊る大捜査線シリーズ「容疑者 室井慎次」では悪役として描かれた主人公が、はたして今回どのようなストーリーで描かれるのか、とても興味がありました。見終わってみての感想は、一言で言うのはとても難しいものとなりました。完全な正義でも悪でもない、とても現実的な描かれ方でした。主人公自身の性格は、現実的ではありませんでしたが。


そしてやっぱりちゃんとかっこよく、弁護士という職業が描かれてるんですよね。このドラマを見て、彼のようになりたいと思う人は少ないでしょうが、弁護士になってみたいと思う人は多いでしょう。


そう思わせるドラマや映画を、お坊さんを主役にだれか作ってくれないかなぁ。
徒弟研修会の打ち合わせでも言ったことがあるのですが、普通の人が抱く「僧侶」のイメージには、「憧れ」とか「なってみたい」という感覚が含まれていないんですよね。


でも実際の僧侶の中には、十分に「憧れ」を抱かせる活動をしている人だってたくさんいるのです。そういう人を題材にしても良いし、脚本家の作ったイメージでもいいですから、「僧侶になってみたい」とちょっとでも思えるようなドラマを、誰か作ってくれないものでしょうか。


けっこう面白いと思うんですけどね。
売れないかなぁ。