書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ファンタスティック・ビースト観てきた

ネタバレはないです。ご安心を。

先月23日の公開日に子どもたちは行きたがっていたわけですが、東京に連れ出してしまったために観に行けませんでした。東京で映画館に入るという案もあったのですが、それよりもやるべきことがあるだろうということで、お流れになりました。

そんな思い入れのある映画ですが、今日ようやく映画館で観てきました。感想としては、ラストでもう一波乱あったら、トイレの我慢ができなかったな、と。コマーシャル込みの時間ではありますが、上映時間2時間30分は長いです。トイレに行きたくさえならなければ、もう1時間でも観ていたかったですけれど。

観終わって、もやもやして、パンフレットを買って、読み込んだ子どもたちからの情報によれば、このお話は5部作なんだそうですね。1作目はそれだけで完結したお話とも取れたのですが、今作ははっきりと続き物の終わり方でした。全シリーズに当たるハリーポッターシリーズは、最終章を除けばそれぞれのお話で一つ一つが完結していたことを思うと、大きな違いです。

ファンタスティック・ビーストは2年ごとの公開を目指しているそうで、完結まであと6年。一番このシリーズを好いている長女も高校を卒業していることになります。流石に一緒に観に行きはしないだろなぁ…そう考えるとなんだか急に切ない気持ちが湧いてきます。

ともかく、そんなに頭を働かせる必要もなく、魅力的なキャラクターたちをただただ眺めていればいい作品なので、楽しいです。魔法と魔法動物がメインのお話でありながら、魔法は日本の漫画ほどに魔法魔法していません。どちらかというとチョイ役的スタンス。これはハリーポッターシリーズの頃からの共通点ですね。派手な魔法でドンパチやるシーンはほとんどありません。それでも面白いんですから、ストーリーがしっかりしてるんでしょうね。

次回作まであと2年。その頃には何をしているでしょうか。無事に映画館に観に行けると良いなぁ。

仕事のためにはプライベートの充実が不可欠

僧侶としての勤めに関しては体の芯から湧き出る力でいつでも全力を目指すのですが、宗務所の仕事やお寺の事務については「仕事」という意識が強く、体の芯から何かが湧き出して来ることはほとんどありません。仕事をするための力は、やはり別のところから運んで来なくてはならないのです。

今現在、大きな源泉となっているのは、家族と過ごす時間です。今日は娘たちの通院のために浜松市内へ出かけ、その足で雑貨屋さんを回ったり、夕食を食べたりしました。夕食も、以前食べた時には思ったよりも高額なレシートにびっくりしましたが、今回はうまく節約して食べることができて二重に満足。子どもは前菜バイキングのみ、という低価格メニューがあって、前菜と言いつつかなり充実したバイキングなので、それで十分にお腹を満たせるのです。子どもたちは子どもたちでメインのお料理が食べたいので、大人分のメニューとして頼んだものを子どもたちに食べさせて、大人は前菜バイキングを楽しむという形。お店としてもそうした食べ方を暗に推奨しているような感じでした。

これでドリンクとデザートまで付くんですから、蓄えられちゃいます。

帰宅してからは、すでに夜ではありますが、宗務所の持ち帰り仕事をしたりしました。午後から家族と一緒に過ごせたので、夜一人ぼっちで仕事をしていても寂しくありません。力が湧いてきます。

ちなみに、好きなプログラミングとかそうしたことは、多分未知の世界から無限にエネルギーが供給されます。体の限界まで集中し続けられます。仕事にこのエネルギーを分け与えられたら色々助かるんですけどね。

最後の教区長会と懇親会

任期中最後の教区長会。教区長さん方と会議をするのもこれが最後。引き継ぎがまだまだ残っているのでセンチメンタルな気持ちは去来しませんが、そのうち思い出したように寂しくなるのでしょうか。いろんな内容で話し合いをしてきました。懐かしいなぁ。

教区長会後の夕食は職員で懇親会。4年間一緒に仕事をして、いろんなことについて自分の意見を伝えながら、相手の意見も尊重できる、良い関係が築けました。

宗務所職員生活12年。ずっと良い仲間に恵まれてきました。お寺の仕事だけではなかなかこれだけの人たちと巡り会えることはないです。もちろん狭い管内ですから知り合いにはなれますが、濃密な付き合いがこんなにできる機会はほぼないでしょう。幸せな経験をさせてもらいました。

そんな大切な仲間との懇親会ですが、私は一次会で帰路。明日も法事があります。元気のあるうちに、安全運転で帰るのです。来月中旬には連合宗務所会があり、その席では静岡県内新旧の宗務所職員が集まります。一泊の日程で、夜には懇親会がありますから、そこではゆっくりとさらなる懇親を深めたいと思います。それまでしばしの辛抱です。

小学校のマラソン大会も、貴重な体験の場です

次女と長男の通う小学校で、マラソン大会が今年も無事に開催されました。ここ何回かは、私も無事に見に行くことができています。長女がある年、急に目覚めてマラソン練習をするようになってから、その成果を見届けるべく予定を空けるようになったからだと思います。その長女は卒業してしまいましたが、他の二人を急に見に行かないというのも問題があります。

とは言っても、他の二人は後ろから数えたほうが早い順位を、今年も安定してゲット。運動音痴は私に似たんでしょうね。でも、同じ運動音痴でも努力でマラソン大会では上位に入れるようになった長女がいるので、つい次女と長男にも頑張って欲しくなります。

自分も徒競走では勝てない同級生にマラソン大会では勝てていたものですから、つい力が入ります。運動音痴でも、勝てる要素が残っているのがマラソン大会。これが陸上部の大会になったりすると、勝てる訳のない速さを見せつけられることになるんですけれどね。

校内マラソン大会では、諦めずに上位を目指して欲しいなと思います。努力によって、自分の意外な頑張りが見つけられる、それを体験してもらいたいんです。

最後の宗務所職員会議

任期満了その日へ向けての、職員会議が開かれました。今のメンバーで行う最後の職員会議です。

会議自体は淡々と。引き継ぎをそれぞれよろしくお願いというのがメインでした。間に打ち上げ旅行についての説明も入ったりしましたが、本当に淡々と。初めの頃と思えばはるかにリラックスした雰囲気の中で。

職員会議以外はただただ忙しい一日です。やるべきことがなかなか終わらず、焦るワタクシ。サボっていたわけでもないので、もうこれは、年間予定の仕掛けてくたいたずらとしか思えません。いろんな行事があと半月早く実施されていれば…

今日一番の思い出は、職員会議の最後に教化主事さんが放った一言。「これで終わりです」

本人の気持ちと、みんなの気持ちと、色々見事に含んでいました。当事者にしか分からないことかも知れません。感慨深い。

終わりなんですよね。

床屋でさっぱり

久しぶりに床屋へ行きました。三週間ぶりぐらいでしょうか。だいたい二週間に一度は行かないと、髪の毛が長くなりすぎるのですが、今回は体調が優れなかったり、そもそも行く時間がなかったりと、足止め要素の強い期間でしたので、寝癖がつくほどに長くなってしまいました。

綺麗さっぱり丸刈りしてもらって、爽快です。自分で剃れば自分のタイミングで剃れますし、道具代以上にはお金もかからないしでいいことづくしのようにも思えますが、髪の毛を剃っちゃうとすぐに風邪をひくという問題が解消されないので、いまだに丸刈りどまりです。丸刈りでも一日ぐらいは体調崩します。頭を冷やすことに対して過敏な反応をするのです。

それなのに夏の日差しにも弱いしね。

貧弱というか、季節の移ろいをダイレクトに感じる感性を備えているというか。冬本番に向けて、床屋へ行くタイミングを計る季節がやってきましたね。

宗務所日記 20181126

疲れた体を引きづりながら宗務所へ。この生活も後わずか。もうひと頑張り。

引き継ぎのための書類はだいぶ揃ったように思います。会議で使う形式的なものも用意してありますし、実際の引き継ぎに用いるものもEvernoteに用意済み。先日の引き継ぎからあまり増えてはいませんけれど。

何か忘れているような、もう大丈夫なような。こういう時に、万事OKだった経験は未だかつてありませんから、きっと何か忘れていることと思います。任期満了後も、新しい庶務主事さんと都度連絡を取り合って行くことになると思います。スパッと引き継ぎ完了できず、申し訳ない。

そしてここにきて宗務庁が庁内データベースへ外部からアクセスするシステムを更新すると通達してきました。なぜこの、全国の宗務所が切り替える時期に合わせて…本切り替えは年明け。ダミーデータによる試験運用を来月3日から始めるということで、10日に迎える任期満了までの一週間で、現在の書記さんに使い込んでもらい、新しい書記さんに引き継ぎをしてもらわなくてはなりません。なんともむごい。最近の書記さん、ただでさえ宗務所が忙しいのに、お寺の方も忙しそうだというのに。

私は使えるようにセットアップすることはしますが、自分の引き継ぎ事務のために他のことに時間がさけません。書記さん、頑張って。

会計の方はなんとか残高が合いました。概ね。はい。お昼過ぎまで大幅にずれていて冷や汗ものでしたが、大きな忘れ物が発見され、ことなきを得ました。あせったー。気が抜けてるんですかね。この段階で気を抜いていられるようなら、大物ですけれど。うん、そう思っておこう。