書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

防火水槽の掃除を頑張る消防団員

朝6時、三役集合。可搬ポンプと借りてきた水中ポンプをお宮へ移動させ、一番奥にある防火水槽の水を抜き始めます。

ここで既にトラブル発生。昭和57年配備の可搬ポンプを使用したのですが、全然水を吸い上げません。ダメです。最近やたら調子が悪かったのですが、とうとう完全なる故障の日がやってきてしまったようです。修理なんてできるのかな…

仕方がないので、平成17年配備の新しい可搬ポンプに切り替えます。防火水槽の底は泥が堆積しているので、出来れば新しいポンプは使いたくなかったのです。泥が内部に入ると故障の原因になりますから。

しかし防火水槽もある程度のコンディションを保たなくてはなりません。万一の時に使い物にならなければ、存在意義がないのです。

新しいポンプはやはり快調。ぐんぐんと水を吸い上げてくれました。ホースを3本つないで、側溝へ水を流します。ここから2時間ほどで、水槽の水はほぼ空になります。ポンプの入れ替えがあったので、団員が集合する8時半には水が抜けきらない可能性が出てきました。待たせてしまうことになりそうです。

もちろん水中ポンプも投入しています。こちらは泥に強いようで、可搬ポンプでは泥が怖くてこれ以上水出せないという水位になってからも、水中ポンプは頑張れます。構造が単純なのでしょうね、おそらく。見てもよくわかりません。

長靴よりも低い水位にならなければ、掃除できません。可搬ポンプではそこまで水出せませんので、やはり水中ポンプ、必要です。

だいぶ水が吸い出され、集合したもののしばらく手持ち無沙汰だった団員たちが、はしごで降りて片足突っ込んで水位を図っているタイミングで、私はタイムアップです。法事が待っています。後の采配を副分団長に託し、掃除は団員に任せて、その場を離れました。

形の上では私の号令で集まってもらっているのに、その本人が途中でいなくなるというのに、団員は皆、そんなことも意に介さない表情でした。ありがたいです。

仕事を終え、15時過ぎに様子を見に行くと、さすがに誰もおらず。解散した後のようでした。

みんなお疲れ様。2年に一度実施らしいから、来年はないはずだよ!

長話、しすぎたか。

天候不順なこの9月。法事の進行にも影響を及ぼしています。早く安定しないかな。

今朝もどんより雲。重たそうな雲の下、法事に向かいました。時折ぱらつく程度の雨ですが、出来ればお墓まいりの時に降らずにいてほしい。そんな思いで時間を詰められるところは詰めて進行して行ったのですが。

あろうことかいざお墓参りを始めましょう、という時になってザーザー降りとなりました。お墓へ向かっている間は大した雨ではなかったのに。

後悔先に立たずとは言いますが、しかし、法話をもう少し短くまとめられていれば、ここまでの雨の中でお参りすることにならずに済んだのではと、思ってしまいます。

風が付いていませんでしたので、傘さえあればさほど濡れることはなかったのが救いでした。

今は雨雲レーダーもかなり詳しくなっていて、それがスマホで簡単に参照できるようになっています。天候の悪い日にはそれを参考にして法事を進行していますが、こういう日もたまにはあります。

法話タイムは、話し始めると話したことがいっぱい出てきてしまうのです。本筋から離れると伝えたいことがぼやけてしまうのでぐっとこらえて集中はしますが、本筋のためにも話を加えたくなることもあります。あまりダラダラ話さない方が聞きやすいとは分かっているのですが。

この、話したい癖は、要注意です。やはりたまには録音チェックが必要かな。せっかく貴重な時間を頂いて話をするのです。何かしら、参列の皆さんの気持ちに響くような話し方をしたいと思っています。

水中ポンプとはなんぞや

入出のお宮にある防火水槽。その掃除を消防団が2年に一度行うことになっているそうで、分団長の立場にあってもそのことは全然知らず、7月ごろになって副分団長経由で情報が入って、ようやく明後日実施することになりました。

団員の頭数がどうしても必要で、そうすると日曜日以外に選択肢がないのに、日曜の私の予定に一切空きがない状況が続いていました。

で、結局空きがないので、私が不在でやってもらうと、なったのです。朝のうちは顔を出せるので、それで勘弁、というわけです。

防火水槽を掃除する際に使う道具の一つに、水中ポンプが挙げられていました。第7分団では備えていませんので借りてくるのですが、そもそも水中ポンプがどんなものなのかがわかっていません。

サイズ感も分からず。今日借りてきたのですが、意外に小さい。そして、実物があるのにもかかわらず、どう使うかよくわからない。

副分団長以下、部長も班長もわかっているようでしたので、私が知らないことは問題ではありませんが、なんか悶々とした気持ちを抱きました。

いいんです。2年間だけの分団長。それも団員経験の無い分団長。団員に支えられてなんとか存在していることをたまにこうしてちゃんと自覚することが大切なのです。

日曜の掃除の日にも、32名の団員のうち、現在10数名が出席してくれることになっています。容易に大変な内容であることが想像できるのに、みんな集まってくれるのです。本当にありがたい。

残り任期もほぼ半年となりました。残りの任期も、感謝を忘れずに務めあげたいと思います。

彼岸の中日は観音懺法

毎彼岸のことを、このお彼岸も粛々と。組寺6ヶ寺で組織する懺法講。お彼岸ごとに会場を回り番で移していき、会場寺院の過去3年の新亡霊位を供養するのが一番の目的です。

供養するのに一番わかりやすいやり方として、懺悔があります。人は生きているだけで罪を犯します。それに加えて欲などが原因となってさらに罪を重ねます。修行の身であっても大小が違うだけで、罪の有無という点でそれは変わりません。そうした改めて自覚し、罪を悔い改めることが懺悔。

観音懺法では、ご本尊様として観音様をお迎えして、そこで懺悔をします。組寺6ヶ寺の僧侶が集団で懺悔をし、その功徳でもって供養をするのです。

儀式に説明を加えながら進めていけば理解のしやすい法要ではあるのですが、足早に、途中省略しながら進めていっても1時間を超える法要であるため、説明を加える余裕がありません。2時間もかかれば、参列されるお檀家さんもかなり大変です。

そんなわけで、最初に軽く説明をし、法要後にさらにフォローをする程度となってしまいます。もったいないのですが、今の所このスタイルを続けています。

正太寺が当番となるのは来秋です。その時には、私が初めての導師を務めることになります。これはもう、かなり緊張しますよ。お施餓鬼の比じゃありません。今からちょっとドキドキします。

失敗はあるかもしれませんが、気持ちはこもった法要になることと思います。それこそ数日前から緊張感をあふれさせて当日を迎えるでしょうから。

あぁ、今もう既にお腹が痛いです。

そして団子作り

明日は彼岸の中日。正太寺では彼岸の入りと中日にお団子を供えます。再び団子作りの日がやってきたのです。

今回も、先日と同様、米粉は1kgのみ使用。後から食べることを考えると、これぐらいがちょうど良いのです。お供えといえども、余らせてはもったいない。

もっとも、私が真面目に食べれば1kgでは少なすぎます。ただ、最近わりと不在がちでろくに食べられないという問題がありまして。

いろいろな役が済んだら、またたくさん作ってもらおうと思います(その時には私が手伝わなくても子どもたちの手伝いでなんとかなってるはずと夢想)

前回よりも少し固めの仕上がりとなりました。これを蒸した後、どうなるか。前回分は旅行中のために食べることができませんでしたが、今回分は食べる時間があります。楽しみです。

もう夏季休暇おしまい

夏季休暇二日目。最終日です。小田原へお出かけして終了です。取れただけラッキーです。幸せです。

チェックアウトは14時まで遅らせてもらってありますが、明日は学校なので、気が急きます。13時チェックアウトを目標に、でも子どもたちとめいいっぱい楽しむべく、朝食後はとりあえずプールへ。

プールが楽しいんです。1日で回りきれないほど広いわけではないので、昨日と同じプールで遊ぶだけなのですが、なんだかんだ楽しく過ごせてしまいます。

ちなみに今日は、長女だけ部屋に居残り。家から持ってきた本を読むんだそうです。読書家の彼女にとって、これが一番楽しい時間。プールで1時間半か2時間ほど遊んだと思うのですが、その間彼女が読書以外にしたことは、トイレだけだったそう。

iPadAmazonプライムビデオを見る方法まで教えてあったのですが、そこには一切見向きもせず、ひたすら読書。大したものです。

私も休暇であれば、本当は部屋でゴロゴロしていたいタイプです。何にもしない、しなくていい時間が欲しいのです。今回はプールで子ども達と遊ぶのが楽しすぎたので、ゴロゴロしている時間がなくても問題ありませんでしたが。

ま、でも、そういうところ、似たのかもしれませんね。娘との繋がりを感じる瞬間でした。

13時過ぎにチェックアウト。昼食はそれからコンビニで調達。コンビニに着いた時もそこそこの雨量だったのですが、その後は土砂降りで車から降りるのもためらうほどでしたので、良いタイミングでコンビニに入れました。

高速道路で帰ってくるのですが、サービスエリアに止まってもとても車から降りられずにトイレも行けないような天候の中、無事に帰宅することができました。安全運転万歳。

そして、新東名万歳。雨が強ければ強いほど、路面の新しい新東名のメリットを感じます。水をどんどん吸い込んで、アスファルトの表面に水が溜まりづらい舗装が全区間でしてあるので、大変走りやすい。

帰ってくる間中、台風の大雨の中にいたのですが、帰り着いたらほぼ雨は上がっていました。雨雲レーダーの予報通りです。消防団で土嚢を積まなきゃならない事態も考えられましたので、休暇中とはいえ雨雲の動きにはずっと警戒をしていましたが、予報通りの展開で、土嚢を出すほどの事態には至らず、良かったです。

いつでも手元でそれらをチェックできるスマホという存在は、もう無くてはならない存在ですね。10年前ならこうはいかなかったはずですから。

さて。これでお盆を乗り切るためにぶら下がっていた人参を食べてしまったことになります。次の人参はありません。この秋、忙しすぎて人参をぶら下げる隙間がないのです。ナンテコッタイ。

どうせぶら下げるなら、今回のようにお金のあまりかからない人参がいいですしね。しばらくは様子見となります。

潰れず出来ました。そして夏季休暇へ。

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昨日必死になって作ったお団子。所要時間はものの一時間程度ですが、団子を丸める動作で腕が少しだるくなりながら作ったお団子。

上手に出来上がりました。よかった。

完成を見届けたところで、子どもたちを連れて夏季休暇へ出かけました。雨が多いせいで気温か少し低めで、秋の気配を感じる気候となってますが、夏季休暇です。秋季じゃないです。夏季休暇、とってませんもん。そもそもそんな制度はこの法人にありませんけど。

一泊二日ですが、待望のお泊りです。春に西表島へ出かけて以来のお泊りお出かけ。今回は小田原へ出かけてきました。

なぜって。

宿泊したのはヒルトン小田原です。普通のヒルトンは部屋代で泊まれるので、子連れの場合は人数の割に結構安く泊まれてお得感ありますが、小田原のヒルトンは一人いくらで金額が設定されています。子どもも大人料金です。温泉旅館と同じ方式ですね。

子連れの場合は高くついてしょうがないのですが、ヒルトンのポイントが貯まったのです。そのポイントを使い、一部屋二人分を確保しました。残りは二人分。五人家族ですが、幼児はさすがに添い寝OKです。長男がまだ幼児なので、四人分料金が発生します。

面白いことに、四人を一部屋へ押し込んでも、二人部屋を二部屋とっても、金額に差が出ません。というわけで、もう一部屋二人分をお金払って取りました。各種割引を活かして15,000円弱です。

時期もよくて、連休最終日と、平日の二日間。元々の料金設定も低めになっていました。娘たちが運動会の振り替え休日なので、こんな日程が使えるのです。まあそんなわけで、かなりお安く泊まれるということで、小田原なったのです。

最初にホテルありきで決まったんですよ。今回の旅行は。

ですので、昨日まで旅程もほとんどありませんでした。ホテルへ行って、温水プールがたくさんあるのでそれで遊ぶ。以上。という感じでした。

昨日になって、神奈川県立 生命の星・地球博物館が評判が良さそうだというのを見つけて、ホテルからも近かったので、とりあえず行ってみました。

そしたらこれはですね、良いですね、これは。恐竜の化石展示も大掛かりに行われています。ちょっと変わったところでは、昆虫の展示が本気過ぎ。あれは人を選びます。怖いもの見たさでキャーキャー言いながら見ている人が多かったですけども。

入場者数も結構多めでしたよ。さみしい感じがしないのも印象として良かったのかも。連休最終日、しかも雨、となると、良いお出かけ先なのかもしれません。屋根があるし、入館料もそんなに高くないし、レストランもあるし。ライブラリーもあるので、真剣に見ていれば1日いても飽きないと思います。

そしてホテルへ。昼食はもちろんコンビニです。お金かけない旅行ですから。

チェックインの受け入れ時間よりも早く着きましたが、部屋の準備が出来たということで、すんなりと入れてしまいました。そして、予約では二部屋だったのですが、一部屋に。

片方の部屋をアップグレードしてくれて、広めの和洋室になっていました。二部屋と言っても隣同士の部屋はうまく取れないようで、別の階になってしまうとのことで、それなら和洋室に全員入ってしまった方が過ごしやすいだろうと。

後から考えたら、二部屋を一部屋にしたから和洋室になったわけではなく、もともと和洋室は確定していたのだから、使う使わないは別にしてもう一部屋も確保してもらっておけば、寝る時にはわざわざ別れて寝ていつもと違う感じを味わってみても良かったかなぁ、なんて思いもしました。

でも、一部屋にしておいたおかげで和室部分に布団も敷きに来てくれたし、待遇としては良い具合だったんだと思います。

部屋へ入って、すぐにプールへ行きました。調べていただければすぐにわかりますが、こちらのホテル、プールが良いんです。スタッフの対応がどうだとか、レストランの味がどうだとか、ネット上にはあまり良くない評判も多く書かれているのですが、そんな中でもプールについては高評価ばかりでした。

その高評価、身を以て体験しましたよ。こちらのプール、ただの温水ではなく、天然温泉を使っているそうです。そのせいか、水温が高め。この時期、しかも雨続きでプールに入るには若干寒い時期ですが、おかげで全然寒くないんです。

本気で泳げる25mプールはさすがに低めの設定になっていましたが、他のエリアは全部温かめ。雨の降る中、屋外プールへも行きましたが、やはり全然寒くない。水の中には一定さえいれば、降ってくる雨も気持ちがいいのです。これは楽しい。

プールで2時間近く遊んだ後、今度は温泉大浴場へ。ヒルトンといえばシティホテルのイメージでしたが、ここは本当に温泉大浴場。気持ちよかったです。

台風が近づいている中でのお出かけですが、今日のうちはそれほど雨にも降られず、良い具合でしたよ。

夕食は、ホテル内のレストランでバイキング。市街地から離れた立地なので、外で食べるというのがちょっと大変。割高ではありますが、予約をしてありました。

そしたらこの天気ですからね、雨の中出かけて子どもたちに風邪を引かせても行きませんから、結果として良い選択になりました。

本当、割高ではありますが。でも美味しかったですよ。

ホテルスタッフと直接接点を持つ機会はあまりありませんでしたが、ネット上に溢れている不評に納得するようなシーンはありませんでした。むしろ良いイメージしか抱きません。

まだ明日半日ありますから、その間に事件が起きないとも限りませんが、そんな心配は微塵も感じないぐらい、楽しく過ごせました。