書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

忙しいときに限ってセールス電話なのです

母の場合は、電話をつないだままそのへんに放置、という必殺技を使いますね。私は話を聞かずに「いりません」とだけ答えて切ってしまいます。
セールス電話は受話器をとった瞬間にだいたい分かりますもの。バックでがやがやしてたら9割方はセールス電話。残りの1割でないことを確認するために、数秒間だけ相手の話を聞くんです。


これはセールスだ、と確定できたら「いりません」と一言。母の場合はここで電話を放置ということをたまに。師匠はときどき付き合って、途中から説教モードに入るときもあります。相手も自覚して電話してるんだから、説教されても困るでしょうに。
売り込みを電話でしようだなんて、手を抜きすぎです。かといって玄関先に来られても面倒ですけれどね。


以前テレビ番組で、「けっこうです」とか「必要ありません」は、相手に付け入る隙を与えると言ってました。そこで紹介していたのが「いりません」。何でいらないかと聞かれても「いりません」。「必要ありません」だと相手は必要性を強調してくるのですが、いらないと言われると、食い下がる材料が少なすぎるらしいんですよ。


まぁ、たいていのセールスは簡単に話に乗る人以外は相手にせずにさっさとあきらめてしまうようですけどね。うちにかかってくる電話を見る限りでは。


そういえば以前、明らかにこちらを不安がらせて契約をさせようという電話を受けました。何度もかかってきてて、そのたびに「担当者がいない」と言っていたようなのですが、その担当者である私がいるときにかかってきたものですから、笑いながら電話を回してくれたんです。迷惑。


せっかくなのでしばらく話に付き合いました。ありえない話でやたらと不安にさせようしてくるものですからなんだか腹が立って、その話が間違っていることを相手に認めさせてから電話を切りました。20分以上話していたでしょうね。そんなに騙されて契約しそうに思えたのかなぁ。


でも、このムキになる性格は、良いように手玉にとられる可能性もありますからね、やっぱり「いりません」の一言で済ますのが無難で安全ですね。