書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

新しいお世話人さんと初会合

今までのお世話人さんの任期が今月末までとなっています。4月からは新しいお世話人さんと共に、お寺を支えていきます。総代さんも今月内に交代。みーんな交代になってしまって。総代さんの引継会はどこかで開かないとちょっと大変かな。

4年に一度、毎度のことではありますが、クドクドと説明をさせてもらいました。一応色々説明をしておかないと、という思いからなのです。せっかくお寺とやや強引ながらも濃い縁を繋いだのですから、普通にお檀家さんとして過ごしているだけでは知ることのない情報もお伝えしたい。でも喋りすぎたかなぁ。

改めて新しいお世話人さんの顔ぶれを見渡しますと、よく見知った方ばかり。それだけ私が歳をとったということですね。言い方を変えれば、経験を積んできた、となります。これはね、口酸っぱく言いたいのですが、お盆、そして年末と、お檀家さん宅をお経に歩いているおかげです。

湖西市内の曹洞宗のお寺では、お檀家さんのお宅に伺う方法に代わり、お寺にお檀家さんが集まってもらう方法に移行したケースが多くあります。全お檀家さんを一気にお寺に入れませんから、その方法でもそれなりの回数を繰り返すことになりますから、大変なことは大変。でも、一軒ずつ回ることに比べたら大したことはありません。

一番の問題は、お檀家さんと一対一でお話しする機会が大幅に減少してしまうこと。法事の際には他のご親戚も同じ場にいます。ゆっくりお話しできるタイミングが、皆無になってしまっているように思えるのです。

昔ながらに一軒ずつ訪問して、お檀家さんと膝付き合わせてお話しして、そこで出来上がる関係性というのは、何物にも変え難いと思います。本当に。

Twitterでお坊さんを何人もフォローしていますが、みなさん昔ながらに一軒ずつ回っておいでです。主流は今でも一軒ずつ、なんだと思います。良いことだと思いますよ。

一方で、和尚を迎え入れるお檀家さんにはかなりのご負担をおかけしていると思います。仏間を掃除しなくちゃなりません。お寺に行ってご供養してもらえるなら、そのほうが楽だと思えることもあるでしょう。でも、せっかくお付き合いしている菩提寺の和尚と、じっくりお話をする機会です。お掃除は大変だと思いますが、我々和尚に聞いたり言ったりしたいことをリストアップして、訪問の際につきつけていただきたい思います。

時間に追われている可能性は高いですが、でも、そうやって待ち構えてもらえるというのは、とても嬉しいものです。ぜひ和尚を捕まえてください

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