書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

湧き上がる不安

今日も午後から草取り。電気ノコギリを使う作業を草取りいうかどうかは哲学的な命題であるので傍に置くとして。

ここ数日、時間の許す限り草取りに費やしています。今日で参道は枯山水のようになりました。根っこから抜くことはできないのでチラッと見るだけで石の隙間からほっそい切り株が見えますけれど、それはもうしょうがない。そこからまたちょっとずつ何かが伸びてくるでしょうけれど、今度は早め早めに摘み取って行こうと思います。

しかしまだまだ外仕事が残っています。折れかかっている太い枝への対処。参道にかぶさってしまっている枝払い。どうにも掃除の邪魔になる木の撤去。その上で草刈り機をかければ、どこからどう見ても綺麗。

参道からふと上を見えげるとなぜか茂みが広がっていますが、それはもう、森と思ってもらおう。ジェイソン並みにチェーンソーを振り回さないと無理だ。

そんなことまで考えつつ夢中になって草取りをしていたのですが、果たしていまこれをしていて大丈夫なんだろうか、と急に不安になりました。

他にやることはないか?

優先順位間違えていないか?

ど忘れしていること、本当にない?

大抵のことはリマインダーに登録してあるし、よほど忘れ物はないと思うのですが、でも今日になって弁事の記念品を発注していないことに気がついたし、どこか抜けがある自分の性格は知っているので、その抜けを常に探さなくてはなりません。が、自分の抜けている部分の探索は、とても難しい。

ところで今日ですね、郵便局のATMで送金をしたんです。曹洞宗宗務庁の出版部が作っている正月用の施本の代金。施本とはお寺から檀家さんへ配る目的の本のこと。薄い冊子形状のことが多いですね。厚いと高くなるので薄いんです。注文順に発送になるとのことで、今年は随分早めに師匠が発注を済ませてくれていました。

それが届いて数日。ようやく開梱して、郵便局の払込票を取り出して、支払いへ赴いたのです。この払込票はコンビニでも使えます。でも、手数料がかかるのかどうかよく分かりません。

赤い線の払込票なので、郵便局の窓口やATMでは、今までは無料で送金できました。でも今では、現金で送金しようとすると110円が必要になります。口座から送金だとそれは不要なので、今日は口座から送金にチャレンジ。

とにかく振込さえすれば良いのであればゆうちょダイレクトを使って送金するのですが、バーコードがいっぱい書かれている払込票なので、これを使わないと支払い情報が反映されないんじゃないかという心配があって、いつも郵便局まで赴いていたんです。

昨年、全く別の目的で、キャッシュカードを作りました。それまでは郵便局のお寺の口座にはキャッシュカードは作っていなかったんです。そのキャッシュカードが、今回の送金でも役に立ちました。

キャッシュカードを作ることによって、通帳がキャッシュカードがわりにもなっちゃうので、実際には通帳を使って送金したのですが(記帳も済ませてくれるので)、体験としては同じですよね。

現金で送金する場合は送金者(自分)の情報を確認する画面が出たりして、送金完了までに何度も画面が遷移しますが、口座からの送金だとほとんど確認事項もなく、非常にスムーズに完了しました。

今の時代にATMへ出向かなくてはならないのは非常にナンセンスですが、まあしかし、体験の印象は良いです。現金を扱わずに済むので、会計が狂う確率も減らせますしね。

今月の現金支出は今のところ7件。すごく少なくないですか。一応法人なのですよ。

毎月必ず支払うものにはもう現金支出はないのです。あとは郵便局の窓口がキャッシュレス対応してくれればさらに減らせるんですけれど、入出局はまだなんですよねぇ。早く導入されないかな。

会計も、クラウド会計の導入や、電子帳簿保存法のおかげでだいぶ楽になりました。お寺の本来の仕事に振り向けられる時間が増えるというのは、とても良いことですよね。この点だけははっきりと、デジタル化万歳と言えます。

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