書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

実は前撮りの会場になってました

結婚式の前撮りに会場として、正太寺が舞台となってました。撮影時間だけをカウントしてもたっぷり6時間近く。私が結婚式を挙げた頃の前撮りと現代の前撮りは、だいぶ違ったものであるようです。

個人情報に関わるといけないので詳細は明かせないのですが、まあ、甥っ子なんですけどね。

お寺は継がないという選択はしたものの、結婚式は仏前で誓いを立てた兄。その兄夫婦の影響を受けてか、息子さんが仏前式を挙げることになりました。それはまだ少し先のことなのですが、気候の良い今、前撮りとなったのです。

その事前打ち合わせに兄たちと話していて感じたのが、前撮りスポットとしての正太寺の可能性です。挙式となると、披露宴会場への移動手段が問題となり、バスを手配すればその分の費用が余分にかかってしまうのでなかなか強く勧めづらいのですけれど、前撮りとなればそれらの問題は関係ありません。

美しい浜名湖を望む眺望、意外なほど映える本堂内、単なる草の茂りまでも美しい背景にしてしまうカメラマンのテクニック、今日1日前撮りの模様を眺めていたら、前撮りスポットとしての可能性を非常に強く感じました。

今日の写真を一部提供してもらって、何かしらの宣伝もしていこうかと。カメラマンさんに兄が相談したら、新郎新婦が選んで購入したものであれば、宣伝に使っても構わないということでした。所有権は新郎新婦にあるとしても、著作権は移らないのでは?と思いつつ、当のカメラマンさんがおっしゃるので問題はありません。私が直接話ができればよかったのですが、兄が話を切り出したタイミングに私がおらず、その後話をしようにも、費用が発生するなら相談をしやすいのですが、発生しないとなるとどう話を切り出して良いか分からず、そのままになってしまいました。これは私のミス。直接確認するべきでした。

正太寺の事業として前撮りスポットを運営するのであれば、撮影の際には幾許かの料金をいただくことになります。草刈りしたり、本堂を飾り付けたりと、それなりに労力も発生しますから。その適正価格とかも考えなきゃなりませんから、やたら忙しい今年のうちにスタートできるとは思えませんが、目的地はお寺との接点の拡大。めでたい時にお寺へ行こうという感覚が、だいぶなくなってしまっているように思いますから、それを取り戻したいのです。

お子さんが生まれて30日経つとお宮参りは行くけれど、お寺参りは行かないという方は多いのでは。氏子さんならともかく、お寺の檀家さんであっても。お宮参り、大いに結構。でも、お寺参りも行きましょう。ご先祖様にご報告しましょう。ご先祖様との接点が増えると、見守ってもらえている安心感というのが必ず得られます。ひとりぼっちは寂しいです。子育てしていてもひとりぼっちの気持ちになること、あると思うんです。そういう時に、ご先祖様の見守りの力は、強いんですよ。

そういうところにもう一度意識を向けてもらえるように。それが目的地です。

良いこと思いつくけれど、なかなかうまいことスタートを切れない正太寺現住職です。頑張りますよ。それにしても今日の写真の仕上がりは楽しみだ・・・新郎新婦、時折カメラのモニターを見せてもらいながら、ワーワーキャーキャーなってましたから。すごいみたいです。

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