書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ファイル管理に悩む

タイトルの通り、ファイル管理についてグダグダと悩んでいる様を記述する日記です。

さて。どうやってファイルを保存したら良いものか。

例えば晋山結制に関わるファイルだけでも、ワープロソフトで作るものから、Excelで作るもの、Adobe製品群で作るもの。またそれらに使用する画像ファイルなどなど、たくさんの種類と数のファイルが存在しています。まだ半年以上前だというのに、もうすでにそこそこの量になっています。

そうしたものが、正太寺にパソコンが導入されて30年の間に大量に溜まっているのです。

ある時、古いファイルはまとめてあるフォルダに突っ込んだ覚えがありますが、それらを除いても探検しがいのある量になっていて、いつも管理には悩んでいます。

作成したアプリごとに管理するべきか。行事ごとに管理するべきか。

いっときは、ファイルというのは管理するものではなく、検索するものだ、という考え方も流行りました。インターネット上をGoogleの検索機能を頼りに彷徨い歩くことが当たり前になった頃の話です。

ファイルの名前に規則性を持たせておけば、十分に検索機能だけで目的のファイルを探し出せる。そういう思想です。有名どころのアプリが作成するファイルであれば、中身まで検索する機能もOS自体が備えるようになって、本当に検索だけで生きていけるんじゃないかと、私も思ったこともあります。

でも、探す時になると、なぜかうまく探し出せない。命名の規則性が中途半端なのか、検索の仕方が悪いのか。

とにかく、検索主体でファイル管理をするためには、もっと几帳面な性格が必要だということになりました。

そうした経緯を経て、今どうなっているかというと、昔ながらのアプリごとのファイル保存場所と、行事ごとのファイル保存場所が入り乱れてカオスとなっています。それでもうっすらとした記憶を頼りに、必要なファイルを毎回なんとか見つけられています。

ただ、ファイル管理の業界も進化を続けています。そうして加わっていく機能の中でも、最低限、世代管理が必要と思うようになりました。前回保存した状態に戻したい、とか、ひと月前の状態に戻したいとか、そういう希望に応えてくれる機能です。

現在、OS標準ではmacOSが対応しています。Windowsはまだだったと思う。でも、Windows標準とも言えるクラウドストレージのOneDriveは対応しています。特に、Officeアプリ群との相性は抜群。各アプリ内から、上書き保存や自動保存のたびに作られる過去のファイルのバックアップから復元することができます。

macOSは対応しているアプリのファイルメニューから操作します。「バージョンを戻す」というメニューがあるんですよ。でも、困ったことにMicrosoftのOfficeアプリ群は対応していない模様。Officeアプリ群は、OneDrive以外に保存すると、世代管理が機能しないのです。

そして、macOSで日本語ワープロと言えばこれ、というegword Universal 2は、macOS標準の世代管理方法にのみ対応しています。ここが悩みの種でして、macOS標準の世代管理機能は、OneDriveに保存されたファイルには働かないのです。

ファイルメニューに「バージョンを戻す」と出ているのですが、バックアップが取られていないとエラーになります。これはどの種類のファイルであっても同じです。

WordやExcelは、OneDriveに保存しないと世代管理ができません。しかし、egwordはOneDriveの上では世代管理できません。

最近作成する書類は、大抵egwordを使っています。Windowsなら一太郎macならegword。そんな使い分け。楽なんですもの。でも、egwordとWordやExcelを同じフォルダで世代管理しようと思うと、方法がありません。これが本当に困る。

Microsoft365を契約しているので、1TBのOneDriveが使えます。ここに全部のデータを突っ込んで使っているのですが、egwordとの相性がすこぶる悪くて、世代管理ができないのは前述の通り、それに加えて自動保存のたびに警告が出るんです。煩わしい。

とうとう晋山結制関係のファイルだけはAppleiCloudドライブへ移してしまいました。ExcelファイルもTimeMachineによるバックアップは出来ているので、一応世代管理はできます。(「バージョンを戻す」の仕組みもTimeMachineバックアップを利用しているだけに見えるので、出来ないわけはないんですけれど。)

MicrosoftのOfficeアプリを使わないという方法もあるのですが、ただでさえ時間に追われてファイルを作成することが多い中、手に馴染んだアプリを手放すという選択はなかなか出来ません。晋山結制を終えたら考えないでもないですが。

同じ理由で、egwordを使わないという選択もできません。Appleクラウドストレージには良い思い出がないのですが、iCloudドライブになってからはトラブルに遭遇していないので、信じても良いのかな・・・

ちなみに、iCloudドライブはWindowsからも使えますが、世代管理はできません。現状では、どこにも正解が転がっていないのですよ。それに加えて、最初の方で書いた、そもそものファイルの保存方法もこうすれば万全という方法がなく、悩みがカオスになっていきます。

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