書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

写真データのバックアップのバックアップでBlu-rayディスクが破損していた

子どもたちの写真が詰まったBlu-rayディスク。そのバックアップを取ろうと、大容量のHDDを用意して取り掛かったのです。

数年分の写真データを数枚のBlu-rayディスクに分けて保存してあります。10年以上前のものです。その頃は大容量HDDと言っても今みたいな数Tバイトというものはない時代。パソコンの中に入れっぱなしにもできない時代でした。すでにiPhoneは使っていましたが、当然その中の写真もいつまでもiPhone内にとどまらせておけませんでした。

写真以外にも今は失われてしまったSanyoのXactiで撮ったビデオなども結構あって、一年分で20GBとか、2010年を越えるともっと大きなデータとなっていました。

バックアップメディアとして一番大きな容量のものが、Blu-rayディスクだったのです。1枚50GBですよ。

しかし、そのBlu-rayディスクの中の1枚が、どうしても読み出せません。他にも読み取りの怪しいディスクがあったものの、大事な写真は取り出せました。でも、この1枚は、写真1枚たりとも読み出せません。24時間コピーをしっぱなしにしても、フォルダ階層だけがゆっくりとコピーされていくだけで、肝心の写真データは一枚も出てきません。

復旧ソフトの体験版を試してみたものの、こちらもさっぱり。専門業者によるBlu-rayディスクの復旧をとも考えましたが、Google検索には15,000円ぐらいで請け負うという広告が出ていました。悩ましいところ。

業者に頼んだところで、このディスクにそもそもデータが入っているかもちょっと心配。ディスクの記録面の模様が、普通なら内側からデータが記録されていって、データの入っていない部分は外周部に寄せられるのが記録面から見て取れるはずが、真ん中あたりにデータが書き込まれた様子がないという不思議な模様をしています。

つまり、そもそも、ディスク作成時からおかしかったのかもしれません。数年分を1日でバックアップを取ると、いうことをその日にしていた記憶があるので、正常にディスクが作成できたかの確認を、面倒になってしていなかった可能性もあります。

それでなくても、バックアップが取られたのはおよそ11年前の2010年9月。10年ぐらいで新しいディスクに移し替えないと読み出せなくなると言われていますから、無理があったのかも。

妻のiCloudApple社のクラウドサービス)の写真を見せてもらったら、失われた期間の写真が大量に存在していました。バックアップ後に消さずに残してあったようです。家族写真以外は妻と共有していなかったので、宗務所関係の写真などがもしあったとしたら完全に失われたことになりますが、問題はありません。

必要としているのは家族の写真ですから。

妻のiCloud写真に私のパソコンからアクセスして、現在絶賛ダウンロード中です。ダウンロード速度はかなり遅いですが、いずれは終わるんじゃないかなぁ。

クラウドに写真を保存しておいてよかったと思える瞬間でした。

そう。妻のiCloud容量は、昔からそこそこ大きな容量を契約していたのです。バックアップ作業が面倒過ぎるので、お金を支払うことで安全を買ったのでした。

そして長女が本格的にスマホを使うようになった3年ほど前からは、最大容量の2TBを契約しています。私を除く家族全員で共有しているので、バックアップを意識しなくても、常に写真のデータはiCloud上に存在していることになりました。

ただ、注意点もあります。

iCloud写真にあるデータは、バックアップではありません。元データそのものです。iPhoneMacの写真アプリから見ているのは、そこからの切り出しです。ある程度はiPhoneMacに元データがダウンロードされますが、それらのデバイスの容量を圧迫するようなことになると、写真データはデバイスからは削除されて、サムネイル(縮小版)だけが残されます。見る時にはこっそりとiCloudからダウンロードをしているんです。

そして、デバイス上で削除した写真(動画も)は、30日後にはiCloudからも削除されます。ここ重要。消したくない写真は、iPhone上でも消してはいけないんです。

そこにさえ気をつけていれば、撮った写真は片っ端からiCloudに転送されて、たとえiPhoneが壊れても写真のデータは残ります。素晴らしい。

ただ、私のiPhoneはお寺のものですから、iCloudもお寺契約になります。家族写真を大量に入れておくわけにいきません。それが切ない。よく妻のiPhoneで見させてもらっています。10年以上前の写真がすぐに出てくるんですから、懐かしくて懐かしくて、ついつい時間を忘れて見てしまいますね。本人たちは特定の写真や動画については消してくれと言ってますが、いやいや、将来自分で見ても楽しめるからね、現時点で親があの頃はこうだったああだったと言いながら写真を見ているのはどうか見逃してください。

さて。大容量のHDDですが、こちらもまた、数年おきに新しいものを調達して移し替える必要があります。でも、Blu-rayよりは取り扱いも楽だし、パソコンを介さずにコピーする方法もあるので、だいぶ管理しやすくなったと言えます。再びデータ消失に焦ることがないように、定期的なバックアップ作業を怠らないようにしたいものです。

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