泣ける話ってわけですよ。とにかく泣ける。
元々はゲームなのですが、2011年にアニメ化され、2013年には劇場版も公開されました。私はさらにその数年後に存在を知ったため、当時、どの程度の盛り上がりがあったのかを知らないのですが、その後に触れる情報からは、Twitterにどっぷり浸かっているような層には相当広く浸透していることが分かりました。
東日本大震災の直後に放送されていたんですよ。全然知らなかった。最も、静岡県はアニメのテレビ放送に関してはあまり恵まれておらず、特にテレビ東京系列が見れないので、アニメ全般の情報に疎くなるという問題もあります。私がそもそもテレビを見ないというのも大きな理由ではありますが。
最近はNetflixやAmazon Prime Videoのおかげで、静岡県で放送されないアニメもほぼリアルタイムに見ることができるようになりました。それでもやはりほとんど見ないわけですが、しかしシュタインズ・ゲートは特別で。
あるとき、ゲームに話でTwitterのタイムラインが盛り上がっていて、その中にシュタインズ・ゲートという名前が出てきました。どんなものか調べたら、なんだか面白そうな気がして。マッドサイエンティストの物語なのです。
iPad版が割とお安かったので買ってみたらどハマりして、空いた時間の大半をゲームクリアに費やすこととなりました。ほとんど選択肢のないアドベンチャーゲームなのに、そのちょっとした選択肢の違いでエンディングに至るストーリーが変化し、ハッピーエンドからバッドエンドまで、たくさんの話が押し寄せてくるのです。
そしてまあ、泣けること泣けること。ゲームやってるはずなのに、ずっと泣いてる。人前では決してプレイしないでください。
アニメ化の際には、ハッピーエンドに至る道がもちろん描かれたわけですが、ゲームクリアからしばらくしてからNetflixでそれも見て。それからようやく劇場版というものの存在を知りました。
その当時、劇場版というスケールの物語を一気見する時間が取れず、見たいけど見れない、という状況にあったのですが、出張に出かけた夜、睡眠時間を削って視聴に成功。バンダイチャンネルでレンタル400円とかだったような。
その劇場版を急に見たくなりました。契約しているNetflixやAmazon Prime Videoの見放題作品には含まれておらず、レンタル400円。400円はいいけれど、見始めたら48時間経過するとレンタル終了なのです。これがなかなか辛いところで。せめて72時間あれば安心してレンタルできるのですが。
悩んでいたところ、ドラマCDというものの存在を知りました。劇場版のBlurayとDVDの初回限定版に同梱されているもので、劇場版へ至る物語が音声のみで描かれているというのです。なんと。なんと。
さらに。なんと。初回限定版。Amazonでも今でも買える・・・ちょっと安くなって・・・
アニメ映画は販売店ごとに先着でオリジナルアイテムが付いてくるという商法がよく行われるのですが、さすがにそれはもう無いようです。上映が2013年ですからね。
幸いなことに私が欲しいドラマCDは初回限定版であれば必ずついてきます。これは是非聞きたい。真夜中に散々悩んだ挙句、注文しました。「あと1時間以内の注文で本日お届け」の文字が輝いていたなぁ・・・
ドラマCDを早速聞いて、その後、劇場版を久しぶりに見たら、駆け足で語られていた部分が完全に補完されていて、物語の厚みがグッと増しました。そしてまた、泣ける・・・
泣くことがドライアイの改善につながるのかは分かりませんが、ドライアイにも効きそうなほどに泣けるのです。涙腺が脆くなるので、思い出し泣きも発生します。
いい買い物をしました。
そしてまだ2枚、ドラマCDが同梱されているのです。雑誌付録についたものらしいのですが、これも楽しみ。
さらに。調べてみると、先着特典も新録ドラマCD。店舗限定特典として、Amazonで買うとまた別の新録ドラマCDが手に入ったようです。なんということでしょう。どれもこれもゲームに登場しないストーリー。なんてこったい。ネタバレレビューを読んであらすじを把握するぐらいしかできません。悔しい。
アニメの世界って、こういうことが多く発生するのかなぁ。全部揃えようと思ったら売り出しを逃しちゃならないし、お金もかかるし。後から入ってきた人はもう手の出しようがないし。いや、手が出せない方が諸々安全ではあるかもな・・・オークションサイトで探し始めたらキリがない。数百円で出品された痕跡は見つけましたが・・・
いいのです。これでいつでも気軽に見返すことができるようになりました。それで十分。涙を流したくなったらまた見ることとしましょう。
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