書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

あわてないあわてない

一休さんの名台詞ですが、常に心がける価値のある言葉だと思っています。

慌てると、どうしてもミスが出ます。ミスを減らしたいなら、慌てないこと。慌てないためにどうしたら良いか考えること。ゆとりを持って計画を立てて、ちゃんと計画通りに進めること。

おやおや、意外とハードル高めのお話なのです。

時にはミスを無視することも良いことだと考えています。いまだに印刷物を作ることが多いのですが、印刷してから誤字脱字などが見つかると、全部印刷し直しということになります。それを避けるためにじっくりと点検をして、それでも不安が抜けきらなくてなかなか印刷に取り掛かれない。

私はこのパターンによくハマります。

でも、その印刷ミス、印刷し直すほど重要でしょうか?会議のレジュメだとして、口頭で訂正すれば済むレベルのものなら、ミスの数に数えないことにしましょう。訂正が効くものはミスではない、と。最終的にどこかに提出するものであれば、もったいなくとも印刷し直すしかないかもしれませんが、会議の配布物なら受け取った人に訂正して貰えばいいじゃないとか、それぐらい気軽に考えて。

どんなに点検しても、印刷しないと見つからないミスもあります。不思議なことに。会議で配ってからようやく見つかるミスもあります。師匠や妻のと二重チェックしていたって発生するのですから、きっとこれは配る段階で字が書き変わってるんだぐらいに捉えないと、一つの仕事がいつまでも終わりません。

ミスが許されるケースを幅広くとって、幸せに仕事を進められるようにしなくては。誰かに迷惑をかけてはいけませんが、配布資料の訂正ぐらいは迷惑というほどでもないでしょう。お互い様です。

慌てるとミスが出るから、慌てない。ミスが出たとしても、慌てない。他人に優しく、自分にも優しく。自分に厳しくするのは、生活習慣とかですね。仕事に厳しくしすぎると、人生が楽しくなくなる人の方が多そうです。もちろん、イチロー選手みたいに常にストイックに野球に取り組むのも素晴らしいことです。でも、それを全員が目標にするのは、大変難しい。普通の人ができないことがやれているからこそ、超人と呼ばれるのですし、尊敬を集めるのですから。

というわけで、今日もあわてないあわてない。明日もあわてないあわてない。

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